滝沢演舞城2013感想完全版

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滝沢演舞城2013がついに千秋楽を終えましたね!
もうジャニーズファンの皆さんが回ごとに感想を書かれていましたが、私はいつアップしていいかわからなかったので、書き溜めるだけ溜めて今やっと安心してアップします(笑)
4/8、10昼、21夜、5/2夜、12昼観にいってきました!
客層は、もちろん(Jr.ファンの方々かな?)若い方もいらっしゃいましたが、結構年齢層高くて、まあもしかしたらどなたかのファンという方もいらっしゃったのかもしれませんが、ああ本格的な舞台を楽しみに来てるお客さんが多いんだなあと思いました。舞台慣れしてそうな粋なご婦人もお見かけしたりして。
最初は次に観に行く予定入れてなかったんだけど、まず一日観にいき、あれを観てしまったら、、どうしてももう一度!いや、余裕さえあれば二度でも三度でも毎日でも行きたい!!!><
そう思えるステージでした。

ていうか、、ほっとけ三人組とか、仕事人展示会とかああいうのは観ましたが(それでもかなり感激してたけど)、京本さんの本格的なお芝居の舞台というのは生まれて初めてで、しかもジャニーズと一緒。。。一体どんな舞台なんだろう???と、期待と不安が入り混じった気持ちでどきどきしながら行きました。

第一部

二部構成になっていて、一部はショーです。京本さんは当然出てきません(爆)

バイオリンの後藤君が出てきて、ダンスの方が出てきて(お名前を全員覚えていません、すみません;)、桜の木の下から被き姿のタッキー登場。おおおおお!!生タッキー!!!
春の踊りは、よーーいやさあああ!!!で幕開けです。
うおおおおフライング!!!フライングはKAT-TUNライブの亀梨くん以来ですが、何せ一階席ですぐそばにタッキーが飛んでるんで顔もはっきり見える距離!!何度観てもフライングって見てるほうも怖いよね。。。。キラキラのタッキーが飛び回り、(順番忘れましたが)、まずJr.の人たちがわんさか出てきます。おおおお大我くんがおる!!!!!大きくなったなあああ!!!
ってかすんごい眉毛がキリッとしてて、マサキによう似ていてさ、、、なんかマサキみたいなのが踊ってるから涙ボロボロ出ちゃってさ(爆)当然色々違うところはありますけど、やっぱすんげえ似てる!!!って。生大我くんは、2006年の「Jr.の大冒険」以来になりますから、そりゃ当然でっかくなっております。縦に長ええええ!!!!という感じに細長くなっておりました。体型まで若い頃のおとっつぁんそっくりだ。。。声はそんなに似てないけどね。でもちょっと声の出し方が似てきた?のかな?

白虎隊

チビJr.たちが出てくるんだけど、子供好きではない私でも、あんな小さい子が自害してく様は悲しくて二度見てもあそこはどうしても涙が止まらなくなりました。。。
んで、そこに出てくるタッキーがやっぱお兄さんだわーって。
あ、ところであの白虎隊のメインの子も「しんのすけ」で、義経の大我くんも「しんのすけ」、って名前は違うの考えられなかったんでしょうか。まあそんなことはどうでもいいです(笑)

和太鼓

あとは和太鼓がすごかったな!!
半裸の大Jr.くんたちがわらわら出てきて真ん中にタッキー。お、大我くんもおる。つか骨!!!(をい)でもちゃんと筋肉ついてるわー、ってごめんね凝視しちゃって(爆)

和太鼓のでかい音での迫力も然ることながら、タッキーがドラムみたいに太鼓叩くのね。

で、タッキーの和太鼓が透明板に乗ってる上に更にせり上がっていって、、YOSHIKI!!!???って思い、そのまま太鼓が逆さまになってぐるんと回転するところ見て、真矢!!!???って思った、紅に染まったSLAVEがあそこにどれだけいたでしょうか(爆)
いやしかし立ったままの姿勢で逆さづりで太鼓とか、、、、見てるほうが怖かった;;あれ、腰にきそうだなあ。。。。><
しかしあの和太鼓パート好きだなー。私はヘッドフォンで毎日メタルを爆音で聴くくらい爆音好きですので、あそこは見る度にゾクゾクしてた。私の最期は恐らく難聴でしょう。

で、太鼓終了からタッキーが上着とハットを着けてまたフライング。これ、、、すんごい体力だろう。。。。この先もどんどん色んな出し物をやるんだけど、段取り覚えるだけでも大変なのにどれも体力使うのばっかり出ずっぱりで、

タッキー超人すぎるわ!!!

って思いました。。。

タッキー生化粧

歌舞伎に入る前に生メイクがあるのですが(これは毎年恒例なんだねー)、進行役の中に大我くんがいた♪
あとちっちゃい子が一人いるんだけど、やり取りが面白かったです。
演目の中に「紅葉狩り」っていうのがあるんだけど、「紅葉を狩るっていうのは、目で狩るっていうことなんだね。だから、紅葉を見るっていう意味なんだよー」ってお兄さんJr.の方が説明して、ちっちゃい子が
「じゃあ、タッキーを観ることはタッキー狩りだね!!」
って言って、大我くんたちが
「言わない言わない」
って(爆)
タッキー狩りって親父狩りみたいで怖いです。おば様たちにきゃあああタッキーいいいいって狩られちゃいそうな響きです。タッキー逃げて!!

京本大我くんのお父さんは「目で殺す」ことでお馴染みですね!と大我くん口調で言ってあげたくなりました(関係ない)

小さいJr.の子に語りかける大我くんが、お兄さんっていうよりお姉さんでした。あの子、テレビで見るより生で見たほうが女性的なんだな。。。不思議。

メイクの間、スクリーンの過去の演舞城の映像が流れるんだけど、チビの頃の大我くんのお嬢様の映像が流れた!!!可愛い!そしてやっぱり何度見ても蜷川有紀っぽい!!(わからんだろ)
あれ白浪ね。大我くんが着物をまくりあげてあぐらかくところで、名前わかんないけど他のJr.の人が「随分ギリギリのところまで見せるんだね」ってさらっと言ってたのがツボった(爆)
あ、深澤くんという人がかなりいじられていたのはわかりました。チビの子に「うるさい深澤!」って言われてました(爆)後々この方が、二部の三郎役の人で、、、うちらのマサキにこっぴどくいじり倒される美味しいキャラとなることを知るのです。

藤ヶ谷くんと千賀くんと玉森くんがいた

4/10昼はキスマイの何人かの人たちが来てました!藤ヶ谷たいぴーと千賀くんと玉森くん??
千賀くんが昔黒子さんをやってたのかな?わからないけど、黒子さんに呼ばれて、えっオレ!!??ってなって、うちわでパタパタタッキーを扇いでたりお手伝いしてたんだけど、ちょいちょいタッキーに怒られてました(笑)
あ、何の話の流れか忘れたけど進行のJr.さんが「タッキーお金持ってるからなー」って言ったら、真剣にメイクしてたタッキーがズコーって古典的なこけ方して吹きました。
最後メイクが出来上がった後はなぜか千賀くんと二人でカメラ目線して終わり(爆)

真夜中の~

あと、何回目からかは、タッキー主演のNHKドラマ「真夜中のパン屋さん」の宣伝コーナーができていて、ことあるごとにJr.の黒子さんたちがパネルもってきて宣伝してたのが面白かったです。三郎も「真夜中の恋っていいですね」「「真夜中!?」」とかやってたね(笑)

WITH LOVE・三番叟

少年たちの「WITH LOVE」です。って大我くんが紹介するんだけど、最初のソロパートが大我くん!この歌、大我くんがチビの頃にもソロで歌ってた曲だねー。声があの時と当然全然違ってて、ああ男の子の成長ってすげえと。

あ、歌舞伎の三番叟のときのししまいと大我くんの踊りも素敵でした。あの黒と赤の直垂がかっこよかったなあ。えっと、なんて説明したらいいかわかんないんだけど、鈴を前に出してテテンテテンテンテテンテテン♪ってみんなで前後に頷くやつあるじゃん(わかるかな)。あれの時いつも大我くんがちょっと楽しそうな顔してるよね(笑)

石川五右衛門

滝沢歌舞伎、五右衛門をやってたんだけど、厳密には違うんだけど、本物の歌舞伎でやるような大技もたくさんやっててすごかった!
あ、五右衛門の時のタッキーの声がホント野太くてすごい発声だった!あの怪奇クラブののぼるくんがこんなに立派になったんだーと。。。(どんだけ時代遡ったよ)
タッキーは私のちょっと歳下ですが、、他のJr.の子たちと一線を画していて完全にベテランの域だったので、、ホントすごいなあと。。。
梯子で二階昇るところなんて、二階席のタッキーファンの人たまらんだろ(笑)
しかし、ホント危険と隣り合わせの舞台だなーと。あの高速刀長縄(ネーミングやめろ)のところとかすごかったなああ。
なんかね、決して「歌舞伎の真似事」っていう感じがしなくて、見ていて恥ずかしさみたいなものが全然なかったです。普通に感心して見てた。

駕籠屋コント

で、駕籠屋さんが出てきて、向こうから托鉢坊主が出てきてぶつかって、なんだあいつはってなったら、駕籠の中から「駕籠屋さん、駕籠やさぁん」ってセクシーなオカマ声が聞こえてきて、中から武家の奥方姿のタッキーが出てくるんだけど、駕籠屋さんが「あの坊主タッキーに似てたなあ。滝沢秀明って役者知ってますか?」って言うと奥方タッキーが
「そういう役者は大っ嫌い!!」
っておすぎとピーコみたいな言い方するんだ(爆)
で、駕籠屋さんが、そうですよねえ、チビで不細工だしなんたらかんたら~~って言うと、奥方タッキーが
「早くしろいっ!!(怒)」
って野太い声で言うんだけど、それ見て大江戸捜査網SPのカルーセル麻紀を思い出したのは私だけでいい
んで、駕籠屋さんがひいいい!!ってなって、「男じゃねえか!!」とかぎゃーぎゃーやってたら、駕籠は花道通ってあっち行って、で、この辺うろ覚えでごちゃごちゃですが、托鉢坊主が橋の上からわあああああっておっこったりするんだけど、祭りの若い衆の喧嘩のときに橋の上から色男タッキーが出てきて、おおお京本かつら風!!とか思ったりなんやかんやしてて。タッキーがどこで入れ替わったのかさっぱりわからない!!
しかしあの一向に前に進めない駕籠屋さんコントウケるよね(笑)

あ、托鉢タッキーコーナーは、すんごい面白くて、ほとんど大衆演劇のノリだった(笑)
私が見た回では、「おめえ名前はなんていうんだい!」って言われて
「えっ、、、、タケト
って言って、
「その顔で!?(爆)」
って。タケトにしばらくツボってました(笑)
で、タケトが会場回って物乞いして歩くんだけど、前の席のお客さんたちがのど飴やら何やら渡していって、こっちまできたらどうしよう何にも持ってない;;とか無駄に焦るアホな私でした。
ビックリマンチョコもらって「僕もう31なんですけどね(笑)」とか、もらった飴を次のお客さんに渡して物々交換になってるのとかめっちゃ面白かった。あ、タッキーが好きなプロレスの隼選手(?)のフィギュアももらってました。
で、「ああホントにお金ほしい。。。」って言ってたら1000円札くれた奥様がいらっしゃって、タッキー「ホントに??ホントにいいんですか??」って何度も(笑)最後は
「ちゃんと募金しときますんでー」
ってもらってました(笑)
やあこういうアドリブ力もすごい慣れてたなー。会場を温めるのがすごく上手でした。

みんなに「くっせ!!」って言われて、「なんだよぉ。。。」って言うと若い衆の一人が「逆になんだよ!!」て言って、「なんの逆だよぉ。。。」って言うやり取りが個人的に好きです。あ、個人的に好きといえば、タケトが一番最初に橋の上から転落した後の、「いーたーいーいーたーいーー」っていうタッキーの台詞がなぜだか私はお気に入りで、あれ以来家でずっと言ってます。托鉢タッキーなんか可愛いんだもん(笑)
で、タケトは無事お金(?)をもらい、水芸を見られるよ、おありがとうござーい、ってはけていきます。

あ、結構高額を渡される方がいらっしゃったからか、ある回からはお金一切受け取りません注意から始まってました(笑)

中山優馬くんもいた

あ、そうだ!12日の昼は中山優馬くんが観に来てた!
托鉢コーナーでステージに呼び出されて、坊主タッキーに
「優馬くん、この時計いいなー」って言われて
「この時計はちょっと、、大事なものなんで。。。」って答えたら
「優馬くんが冷たいいいい゚(゚´Д`゚)゚」ってタッキーが鳴き真似して、しょうがないから優馬くんが時計をあげて、゚(゚´Д`゚)゚って鳴き真似してて、今度は
「そのシャツいいなー」「そのジーンズ可愛いなー」ってめっちゃ無茶ぶりされて、
滝沢歌舞伎の傘で隠しながら、最後は黒いガウンに着替えさせられた優馬くんが出てきて、そのまま客席に帰されてて吹いた。もちろん段取りがあったんだろうけど、あのみんなの視線痛すぎだろ(爆)てか優馬くんも子供のときのイメージで止まってたのでかっこよくなっててびっくりした!彼もちょっと今井翼くん路線になりそうな??

水芸・紅葉狩り・鬼女

で、水芸のタッキーが出てきてド派手に水をたくさん使ってました。これ、かくし芸のたけしみたいに扇子から水が出てくるとかそういう水芸ではないのね。でもすごい綺麗でした。

あとは紅葉狩り、烏帽子狩衣姿の大我くんが先頭きって歩いてくるんだけど、すごいかっこよかった!お姫様タッキーが鬼になるとこの演出がすごくて、橋のセットの奥行きが上手いことやってるなーって。で、目が眩んでわーーって倒れる大我くんとかよかったな。紅葉狩り個人的にあの演出好きです。太刀を受け取って見得を切るところの動きの止め方が見事で感動したよ。
最後はタッキー鬼女?が更に進化してすごい貫禄。てかあの指で狐みたいにやるポーズ見て「あ、メロイックサイン」って思うメタラーでごめんなさい。
進化系鬼女と大我くんが戦い、氷の精みたいなのとの戦いが美しい舞で表されていてとても楽しかった。音楽もいいねー。サントラとかないのかしら。
最後は、吹雪が上からドサーーーーー!!と派手に降ってきて、大我くんやみんな頭から浴びてがんばって我慢して立ち堪えているのがかっこよかったです。そして一部終わり。

そういえば、5回も観たので何人か気になるJr.の人たちもいましたね。
後に記述する2部の役者Jr.さんたちを中心に見ていたので、次に観たとき、あんな役をやってた人がアイドルしてるわーとか不思議な気持ちになりました。
岩本くんとか、川島如恵留くんとかね(笑)
如恵留くんなんて「義経を殺せー!!!(目をむいて)」って言ってたのに最後一番キラキラした笑顔で終わるんだよ。なんかいいわー(笑)
あ、深澤くんは一部二部通してみんなからいじられてました。愛されてるのね(笑)

二部「義経」

30分の休憩を挟み、二部はお待ちかね「義経」。
あ、私事ですが、休憩中に念願の「滝込みごはん」(洋風)と桜最中アイスを食べました。むふ♪
タッキー義経が自害するところから始まるんだけど、最初に出てくる弁慶の後ろ姿見て、あ、これマサキじゃない、って(笑)
スクリーンと舞台の両方を使って、壮大な映画というか大河ドラマのようなオープニングで素敵でした。

んで、花道を見ると、マサキが!!てか弁慶!!マサキの弁慶!!頭が大パニックの私です!!
刀あと一本の弁慶がホントいかついんだこれが!!うおお、、、京本政樹じゃないよこれ。。。
私割りと目がいいんで、顔も結構見えました><
ああ、、ほぼ歌舞伎メイクしてる!!てか弁慶っぽくちょっと青髭描いてるよね??口描きもやってるね!!京本さん口ちっちゃいから?時代劇で口の端に書くことあるけど、それがまたあの歌舞伎風目張りと合っててかっこいいんだ!
高下駄がめっちゃ高くて歩きにくいだろうなあ、脚傷めないでねえ><と思ってました。
花道に座り込む弁慶(近くの人いいなあ←)。そこへ橋の上から義経が現れて、ここで五条大橋の出会い。
「こんな時刻に女子が一人とは」

と、

女子のような弁慶が言っております

それはさておき、義経のオーラを現すため、花吹雪が舞い散り、橋がぐるんぐるん回転する。マサキが回っているーーー。風の精みたいなキャラクターとの立ち回りもあるけど、ここは弁慶がこてんぱんにやられるシーンなので、まだ京本殺陣は出てこず。
で、「その凛々しい佇まい、あなたさまはどなたさまでございますか??」
そこに三郎が出てきて、これが運命の出会いでした、みたいな感じで三郎、弁慶自己紹介タイム。
ホントの京本さんって男にしちゃ声が高いじゃないですか。でもこうやって時代劇になると野太い声が腹から出せるのがすごいなあと。背筋がぞくぞくしました。
そう、元々は京本さんも声が高かったんだ。必殺仕事人の途中から時代劇の低い声が出せるようになったんだよね。それが25歳の時。そこから倍くらい歳と経験を重ねて、こんなにドスが聞いた声が安定で出せるように。。。最初は、これ、わざと喉潰す気でやってるんじゃ。。。と思ったのですが、21日に観に行っても特に声が枯れていることもなく、すごいなあの声喉から出してるわけじゃないんだ。。。と驚きました。

義経の活躍を現し、すごいよく出来た白馬に乗った義経と、弁慶・三郎が揃って、「源九郎義経様、ご出陣じゃー!!」って弁慶が言うんだけど、立ち姿がホント弁慶。。。もう登場したときからですが、いつもの優男妖艶美剣士の京本政樹の姿はそこにありません。。。
しかしあの絶妙な立ちアングルは最高。流石、いつ観ても京本政樹の斜め左決め角度に狂いはない。

鎌倉で手柄を立てまくる義経に、景時が、いずれ兄貴をも裏切る、義経の首を晒しなさいと言うんだけど、頼朝(タッキー二役)はダメだと。
この景時役のJr.さんがすごい憎らしい感じの悪役でよかったです(後で岩本くんと知る)。
あの家来の中に大我くん演じる真之介がおります。やっぱり一人だけ声が男っぽくなくて不思議。しかし、台詞回しが以前よりも安定しているようでした。バカレア高校で見た時よりもすごく台詞が上手くなっている!台詞の抑揚もついて、バカレアではクールキャラだったけど、真之介は若武者ながらも熱血漢のようで凛々しかったです。あぐらを書いて座るときも、パタンと座るんじゃなくて、ちゃんと間を持って時代劇の武士らしい所作をしていて感心しました。というか、ジャニーズの皆さん、舞台だとこんなに徹底して時代劇らしくやってるんだなあ。

コントパート

舞台が変わり、華やかな京の町で一人浮かれきってる伊勢三郎がおります。
花道からは義経&弁慶。
調子に乗ってる三郎を遠目に見ながら呆れてる二人。
「何をやってるんだあいつは。。。」
「なんか言っておりますぞ。。。」
三郎が殿のポーズダサいみたいなこと言ってて、
「ダサいとか言っておりますぞ」
って、このコントコーナーがめっちゃ面白くて大好き(爆)
「三郎!!!」
って、三人集まってからのコントが超ウケるんだよね。
三郎曰くイケメン度1(三郎)2(義経)3(弁慶)。
「わしは三番か!!」
ってマサキが、ええええ!?って顔するのが好き(爆)

「ラーメンつけめんボクイケメーン!!」
って回もあったな(笑)
あのコーナー素でみんな楽しそうで、他のシーンがシリアスだから、ずっとこのシーン続けてくれててもいいとかちょっと思った(爆)

で、町娘が数人きゃー!って来て、
「殿のほうを見ておりますよ」
って弁慶が言って、殿がやー照れるなーみたいな感じでいたら、町娘がきゃーって弁慶のところきて、
「私でございましたか(てへっ)」
って。
で、お茶しましょうって言われるんだけど、10日昼のほうだったかな?結構女の人が色んなこと言ってて
「え?美味しいお茶でもしませんか?え、目が綺麗!?(ニヤニヤ)ほうほう、着物がほしい?そっちは?・・・おまえら物狙いか??
なんかロッカーのMCみたいでかっこいい(爆)

「弁慶!何をやってるんだ!」
「殿ー!しばしお待ちを!」
「弁慶!!」
「殿ー!しばしお待ちを!」
「弁慶!!!!!」
「殿ー!!しばしお待ちをーー!!」
と言いながらお茶しに行っちゃう弁慶(爆)
三「三回言いましたよ」
義「なんで三回も言ったんだ(笑)」

二人取り残される。
義「愛は惜しみなく奪う。。。」
三「この三郎からすべてを奪った!!!!(泣)お館、、、恋って、、、いいですね(泣)」
二人見つめ合い、怪しい雰囲気になってそのまま影絵(爆)
タッキーの影絵はすごい手がしなやかで綺麗でした。ホント何でもできる人だねー。

で、反対から帰ってくる弁慶。

「弁慶!何をしていたんじゃ!」
「や、そこを出たところの喫茶店でお茶しておりました」
「き、喫茶店って。。。(タッキー吹く)」

強烈なアドリブ攻撃で若い子たちどころかタッキーすら動揺させるのやめなさい(爆)

「それより、今二人でなんか怪しげなことしてませんでした??こんなことやって(手ひらひらさせる)なんか、、、やらしくないですか??」
「やらしいって何がだ!!(爆)」
「私、前にそこで(前のほうの席を指差して)見ていて難しそうだなーと思っていたので、こういう展開になりました♪(えへv)」
「そんな裏の事情は言わなくていいんだ!!!(汗)」
「いやそれにしても、、、やっぱりやらしくないですか?」
「やらしくない!健全な遊びだ!!!」

何だこのやり取り(爆)
タッキーが完全にウケちゃってる(笑)
てか、マサキは最後まで影絵やらないのー?マサキの影絵見てみたいvvと思いながら、それはそれでこの展開は面白いんでこのままでもいいかもしれないと思ったのでした。
—-
別の回はマサキが「あ、ジャニーさん!」って言って、タッキーが「ジャニーさんなんかいないよ!!」って言って、マサキが女の子たちを従えて全力でダッシュしてくので吹きました。京本政樹が全力ダッシュするところなんかなかなか見られないですよ。
てかなんであんなダッシュしたんだろう(爆)

敵襲

そこに敵襲。
「三郎、火を消せ!」
って弁慶の言い方がすごいかっこいいの。
ここに数人の刺客が来て、大我くん演じる真之介が義経に顔を見られ、慄いて去っていく。よく考えたらそのシーンが史上初の京本親子が同じ舞台に立った瞬間なんだね。。。君のお父ちゃん超絶かっこいいよ(泣)
頼朝がついに弟の義経を討つよう命じたかと苦しむ弁慶。
軍を出そうという弁慶に、軍はいらないという義経。
できるだけ争いごとは避けたい、夢の国を作りたいんだという義経。
最初は弁慶も三郎もええ!?って、殿の気持ちがわかりませぬ!!って感じだったのが、義経の熱意に打たれて、三人で黄金の国、奥州平泉へ向かうことにします。秀衡さまがいる平泉です。うん、、、秀衡さまもマサキで想像。大河ドラマでやってたばっかりだからね(爆)

安宅の関

なんの予備知識もなく行ったので、安宅の関のシーンでものすごいテンション上がりました。
私、勧進帳大好きですので。
てか、あの冨樫役の方、あの方もJr.さんなんですか??すんごいいい声すぎて震え上がった。
で、そこに現れる、

山伏弁慶!!!

うあああああああかっけえええええええ!!!!!!

まさかマサキのこんな姿が見られるなんて。。。
ちゃんと弁慶の姿。。。
東大寺勧進の山伏でござる、通行の許可をほしいって言うんだけど、冨樫に、誠に東大寺勧進の山伏か、だったら勧進帳を持っているはず、見せてみよと言われます。
まあ説明しなくても、お馴染みの勧進帳の話なんですが、一応流れとして書くね(笑)
そこで、はっ、、、ちょっと困ったなって顔した弁慶が懐を探ると、巻物が入っていました。でも当然勧進の山伏じゃないので勧進帳じゃありません。白紙の巻物です。
しかし、弁慶は元々非常に学識のあるお坊さんですので、勧進帳をスラスラと読むのです。
その時にね、
「これは俗世の者にはお見せできぬもので。。。。」
っていうんだけど、その言い方が渋くてかっこいい。。
更に、怪しんでガン見している冨樫の家来たちに「下にぃ!!下にぃ!!!」って言う声が、すんごい迫力で、みんなが、は、はい;;;ってなる様がすごく説得力あった。
でソラで読み上げるんだけど、あんなに朗々と読み上げるマサキの演技見たことなかったから、、うわ、、新しい引き出し;;ってビックリした。これ、信長の人間五十年とかいけちゃうんじゃね??って感じで、また新たな可能性を見出しました。
ここも工夫が凝らされてて、回を増すに連れて手に汗握るようないいシーンになってたなあ。
まず、弁慶が巻物を出すときに、これは実は勧進帳じゃないんだけど、フリだよフリっていうのをわかりやすく表現するため、懐を一生懸命探したり、巻物を広げるときに焦って落としそうになっちゃったりっていう細かい演技が加わってました。ホント好きなシーンです。

その後、冨樫がもうわかったよって一度は許可するんだけど、剛力のフリをした義経がよろけてしまって、それに気づいた冨樫に本気で怪しまれてしまう。笠を取られて顔まで見られるんだけど、そこに弁慶が機転を利かせて、
「この不束者めが!剛力の分際で足元をふらつかせるとは何事!おかげで我らまであらぬ疑いをかけられたではないか!このわしが打擲を加えてくれる!!」
(記憶ですので台詞は正確ではありません^^;)
と、義経を杖でボコボコにします。この時のマサキの殴り方と、タッキーのダメージの受け方の息がぴったりで、ああやめてー><という気になります。終盤では弁慶もすごく苦しそうな顔をしながら義経を本気で打ち続けるので見ていても辛かった。。。
そして、冨樫はもうわかったよー!!と通してくれます。良い家来をもたれた!!と感動して通してくれるのです。ここで、冨樫が義経に笠を手渡すところもまた感動。
このいい声の冨樫さんの演技もまた素晴らしくて、終盤は演技の溜めがみんなすごい。あの沈黙の空気での熱演を感じました。関所の役人たちに怪しまれながら、騙し探られのハラハラするやり取りがよかったです。大声を張り上げての熱演も然ることながら、こうやって沈黙をみんなで探り合っての熱演というのも舞台ならではの凄みだなあと思いましたね。

勧進帳の冨樫ってホント大好きな役なんだー。
私が中学の頃ビデオで見たのは、中村吉右衛門さんが弁慶だったのは覚えてるんだけど、後誰だったかな。。で、とにかく義経役の役者さんがすごい綺麗だった。もう20年近く前のことですので、あの時まだ30代だった京本さんに義経いつかやってほしいなあなんて思いながら見てたんだよねー。まさか、弁慶やる日がくるとは思わなかったけど(笑)

そして、花道にきて、弁慶が、これで私をたたいてください!主に手を上げるなどあってはならぬこと!と謝ります。しかし、義経が「謝らなければならないのはこちらのほうだ。五条の橋から今までようついてきてくれた。礼を言うぞ!」とそういう感じ。それをきいて、弁慶男泣き。その様子を見て、三郎は「弁慶が主に恵まれたということは、この三郎も主に恵まれているということ。なんとかして役に立ちたい。。。」みたいなことを強く思うのです。ここでの三郎の思いが、後のシーンにつながるんだけど、それがとても切ない。。。短い時間で、二人の義経への忠義がとてもよく表れていると思います。

親子共演(泣)

次はどこだっけな。祐親と真之介のシーンだったかな?
真之介が、祐親殿のことを誤解していました、と謝り、和解するのだけど、その直後、裏切りを見抜いた半蔵に祐親が斬られてしまう。危うく真之介大ピンチ!!のところへ、待てーーーい!と弁慶登場。うおお、なんかかつら変わってるし!!修羅之介鬘???ロン毛の括り下げでお馴染みの京本かつら。しかし、山伏弁慶からの繋がりと考えると、ロン毛を括ってても違和感はありませんね。そこは考えたんだろうな。
ここから弁慶と真之介のシーン。
あ、リアル親子じゃん。。。(気づけ)
今、生まれて初めて私、京本政樹と京本大我親子の共演を見ていますよね??うわ、、感動するべきなんだろうけど、、お芝居にいっぱいいっぱいで感動とかじゃない。。なんか、普通に見入っちゃってる。。。
「そなたはあの時の。。。」
というと、
「私は真之介。新田真之介」
と名乗り、義経討伐を企てているのが実は頼朝ではなく景時であることを打ち明けます。お逃げくださいと言う真之介に弁慶は、
「そなたを信用してもよいという証はあるのか?」
と訪ねます。
「ありません。。。」
と肩を落とす真之介。しかし、命をかけてその証拠を表そうと、刀を抜いて自害しようとするが、弁慶がそれを止める。。
「命を無駄にするでない。そうか、殿を慕うものが鎌倉にもたくさんいるのだな」
と弁慶。
「ところで」

アドリブタイム

ここから親子アドリブタイム(爆)
「そなた、、ジャニーズでは誰が好きだ?」
「じゃ、ジャニーズですか。。。」
「そうだジャニーズだ」
「それはもちろん、滝沢秀明くんです!」(お客さん拍手)
「ほう、あれはいい男じゃ。わしも好きじゃ(どんな弁慶だよ)」
ここのバリエーションがいくつかあって、藤ヶ谷くんが来た回では、
「藤ヶ谷くんがこの役をやっていたそうじゃが、、わしとどっちがよかった?」
(爆笑)
「そ、そんなブラックな質問を。。。」
「ブラックか?」
「それは立場上言えません。。。」
「そうか。そうじゃな。では後でこっそり教えてくれ」

家でやれ!!(爆)

「ところで(まだあるんか!)そなた父親はおるのか?」
「はい、おります」
「そうであろう(笑)父親は何をしておる」
「たしか、、、必殺仕事人をしておりました」
「そんな時もあったなあ。。。」
「は?」

ここは「都バスに乗っていると思います」
「その情報は古いぞ。今は47都道府県を旅しておる」
っていうバージョンもありました。
「父を大事にするのだぞ」
っていうのと
「父を大事にせんと、わしが倒れてしまう。一ヶ月あるからのう」
っていうバージョンがあった。
なんか、親子で共演してるのに、しっかりコントしてるから、結局、実際親子でどんな感じなのかはあそこからは測り知ることはできない(笑)
家帰ったらお互い冷めてるかもしれないしな(爆)

あと、五木ひろしさんが来ていたらしい回があって、その時は大我くんが
「ところで、弁慶殿の尊敬する先輩は誰ですか?」
とアドリブをブッ込んでいました(爆)
それに対して
「それは、、、もちろん五木ひろしさんじゃ。。。」
って言ってたので、あ、もしかして今日いらっしゃってるの??とわかりました。どこにいたかはわからないんだけど、多分私の目線の延長線上だったんじゃないかな。カーテンコールの時マサキがこっち方面を見て微笑んでたから(ありがとう五木さん、マサキのいい笑顔いただきました)。

あとは、楽日の昼。
「最近は歯の出たお方と一緒に旅をしておる」(爆)
って言った後、
「そなた、ジャニーズで頑張って親孝行するのだぞ
とちょっと照れながら言うマサキが可愛かった。大我くんも力強く、はい!と答えていました。
あれは切実な親の気持ちだろうね。ホント、一度自分が選んだ道は諦めてほしくないよね!マサキが一度自分の手元から手放してジャニーさんに任せた可愛い一人息子だもん。まあ諦めなかったからここまで長い間続いてきたんだろうから安心はしているけどね(^^)大我くんがんばれよー。

ラスト

そんなこんなで、親子コントが終わり(意外と長かったな)、次なんだっけな。
順番がごちゃごちゃになっててすみません。
あと、景時が後白河法皇(ニッキの声のみ)と会話するシーンがあったな。
おまえは何を所望する?と言われて「関東一帯!!」みたいに答えるところ。
「そなたのような身分の低い武士に鎌倉は潰されるか。武士とは愚かなものよのう」
みたいな感じ。これをきいていて、景時のような身分の低い武士に左右されるのもそうだけど、恐らく景時の思惑がうまくいかないことをさえ暗示してるような後白河の陰の言葉が恐ろしくも感じたり。ニッキ超いい声。

そして、義経・弁慶・三郎のところに敵襲。いよいよ戦わざるを得ない状況に。
弁慶に改めて礼を言う義経。なんだか今生の別れみたいじゃないかと悲しむ三郎。三郎には義経が懐刀をもたせます。
「また、戦でございますなあ。。。」
と微笑む弁慶がすごい切なかった。。。
ここから義経・弁慶・三郎の立ち回りパートが始まるんだけど、みんなよく動く。目まぐるしい動きですごいなあと思っていました。
三郎と交代で弁慶が現れたとき。。。
弁慶の最後のスタイルになるんだけど、、藤色??の衣装がすごいオシャレで、美しくて尚ごつい!っていう、最強のヴィジュアルでした。もう最後のほうには、「京本政樹痩せてるー」っていう観念が一切出てきませんでした。一体あの身体何枚くらい着てるんだろうか。。。よく見ると顔シャープなんだけどね(笑)でもホントいかついの。あの薙刀の先が現れた段階でのオーラがもうぞくぞくものですよ。弁慶きたあああああ!!!!です。
薙刀をブーン!!って振り下ろすのがすごい重厚感あってかっこよくて。薙刀もね、最初すごいやりにくそうだなあと思っていたのが、終盤には本当に力強さと適確さが増していてすごかった。そこに真之介が私も戦う!と助けに来るんだけど、結局真之介が斬られて死んじゃうのね。。それを見て弁慶が怒り爆発。せっかく助けた命が無駄に散っていっ たわけですから。そこで、真之介を抱きかかえた時に長刀持ってかれちゃうんだけど、、そこからの真之介が残した刀を手に取っての殺陣!!あそこがもうかっ こいいんだ!!
刀持って、ぶー!ってツバ吹きかけるみたいな仕草あるでしょ。あれ大江戸捜査網とかかげ忍とかでもよくやってたよね??あれ大好きなんだ!!あれが出ると、いよいよ本気になった!!って気がするんだ。やられた真之介に嘆いているかと思いきやそこを襲ってきた敵の武士を瞬時に突き刺すところ、、かっこよすぎる。

そして三郎がピンチになるんだけど、義経からもらった刀を「おまえらなんかに使えるかああああ!!!」と抜くこともなく素手で立ち向かっていって殺されるところで涙がじわっと。。。
虫の息の三郎が非情に斬り捨てられるところが残酷で悲しかった。。。
三郎の演技もね、終盤のほうはすごい熱演で、百姓から義経の家来になって、明るい旅をありがとうと言ってもらえるほどの存在で、どっしりした弁慶に対して無邪気で軽快なキャラと対照的に、命懸けで義経を守ろうと戦う姿が回を増すごとによくなっていました。最後は本気で泣いちゃってるのかな?っていうくらいの大熱演でした。最後までよくうちらのマサキの無茶ぶりとアドリブ潰しに耐えてくれた!!伊勢三郎、、、お見事!!!

そして、、、
義経を助けに再度弁慶が出てきて、背中合わせになるところ、、泣ける。。。
「殿、、、ご武運を!!」
って言う弁慶の顔がさ、GOOD LUCK!ってサムズアップしちゃうんじゃないかっていうくらいいい笑顔なんだよ(その表現どうよ)
そこで義経が
「達者で!!」
って、もう完全に別れを想定してる二人のやり取りが泣ける(TT)
義経を先に行かせて一手に敵を引き受ける弁慶。そして最後半蔵と相討ちで弁慶死んじゃうんだけど。。。あそこの立ち回りも圧巻だったな。。覚悟を決めて両手を広げて半蔵の刃を身体で受け止めようとする弁慶がホントすごい迫力だった!
そして数人の侍に刺された瞬間の弁慶の気迫ね。。。目がね、ギラッギラ光るのが見えるんだよ。。。
最後、弁慶の立ち往生といえば、無数の矢で刺されて死亡がお馴染みですが、舞台ではどうやってやるんだろう?と思っていたので、刺された刀を全部振り払って、刀を頭上で掲げて目をかっぴらいて硬直してからの、真っ赤なライトで暗転して盆が回っていくあのラスト、、、あれはすんごいよかった!!!
盆が回り終わるまで、弁慶目見開いたままでさ、、、身動きしないのですがその立ち姿が美しすぎて、、、五月人形みたいだったよ。
そんな弁慶を私も思わず目見開いたままでガン見してお見送りしてたもんだから、目カピカピになりました。
ああ、、、すんごい迫力だった。。。
そして流れていく弁慶の上に雨が降り注ぎ始めるのが映画のラストシーンみたいで。。。てかよく考えたら舞台で雨降らせるとかすごいな。。スーパー歌舞伎くらいです。
なんか、こんな壮絶な最期を迎える役ってずっと理想だったなー。なかなかまた弁慶を演じる機会はないかとは思いますが、もし映画などでやるようなことがあったら、是非無数の矢でぐっさぐさで立ち往生なマサキ弁慶も見てみたいなんて思いました。かっこいいだろうな。

そして、たった一人になった義経の雨の中での立ち回り。最後上半身を脱ぐんで(ファンサービスでしょうか)、危ない!危ない!生身で斬られたら痛いよお!!と余計なことを考える私。
しかし、タッキーのアクションのすごいこと。竹を使ってマットの上に軽々と飛び降りるところなどは、これなら八艘飛びも嘘ではないなっていう説得力あり。でもすごい舞台セットの中にストレートに普通のマット置いてあってちょっと面白いよね(笑)

みんなの殺陣について感想

そうそう。最後の爆音の中での立ち回りが圧巻なわけだけど、何度か見ていて、なるほどなーという点が。
京本さんはテレビ時代劇の殺陣と同じで実際に刀を当て合うタイプで、違うかもだけど動きからしてお相手の多くはJACの方々だったのだろうか?テレビ時代劇は至近距離での撮影が主なのでやはり如何に相手に刀を近づけて見せるかに重点を置いた動きだなあというように見えました。
そして、、やはりあの独特の殺陣のメリハリのつけ方は大好き。。大きく振りかぶったかと思うとスピードアップして振り下ろす、もちろん全力でではないけど当てる時は相手の当てたり(押さえるような)して、できる限り実際に相手を斬っているかのように見える距離感を取っているようでした。
というか長刀から刀に持ち替えたときのスイッチの入り方がやばい。。。やっぱ商売道具だ。。。

対してジャニーズの皆さんの殺陣はよく見ていると、あまり刀を当て合わずに宙を斬り合ってそれに音を合わせているという感じでした。あ、タッキーは流石見せ場となる部分ではところどころ刀を実際に強く当てている部分もありましたね。タッキーのほうから立ち回りの相手をリードして呼吸を合わせているのが流石でした。
それらの手法というのが、何より雨の中で大勢が斬り合うという「スピード感」を主に演出するためのものなのだなと納得。この立ち回りの振り付け(?)と音効と、それに合わせて動きを演じる若い方々の立ち回りはやはり普段踊りを努力している方々だけに軽やかな動きだなーと関心。それらと動くセットの融合体がまるでダンスのように美しくめまぐるしく見えて、最大のショー要素となっていた気がします。
そういえば、タッキーの「里見八犬伝」の立ち回りがこれと同じだった気が。同じ殺陣師さんなんでしょうか。あれを観たときに、これもしかしてジャニーズ専属の殺陣師がいるのかな??と思ったのね。違うかもだけど。タッキーがくるくる回りながら踊るように斬る立ち回りがね、確か里見でもやってたんで記憶にあるんだ。従来のテレビ時代劇系の立ち回りとは大きく違って独特な動き方をするので当時からとても気になっていました。

というわけで厳密にいえば、ジャニーズ流の殺陣と、時代劇の殺陣というのは大きく違うなというのを改めて感じましたが、それでも回数を重ねるごとに、京本さんのほうからジャニーズの殺陣の形に近づけていって段々違和感がなくなっているのがわかりました。そこはあくまでジャニーズの舞台なので、そちらをとても尊重しているなあと感じましたね。それでも時代劇の殺陣の美しさを残していたのでそこはすごく悩まれたんじゃないかなあと勝手に思っております。でも私の大好きな京本政樹らしい殺陣の型を十分残して見せてくれていたのでとても嬉しかったです♪

エンディング

そして義経がラスボス景時を斬り、一度敵たちが引き上げていきます。
一人取り残された義経の耳に、弁慶・三郎の声が幻として聞こえてくる。
あの時の弁慶の声、喋ってるときと違ってすごい済んだ声で優しいんだ。。。あの粗暴な感じの弁慶だけど、本当の心の中を表すような優しい声、それと同じく忠義の三郎のあどけない声が聞こえてきて、、最後の最後に号泣。。。。その二人の声を伴に、義経は最後の戦いに立ち向かいます。
「弁慶!三郎!参ろう!!」
って走っていって、暗転した中、最期を迎えるところが音だけで表現。それだけで悲しさが。。。。
争うことを嫌った義経。しかし、義経は戦いの中に身を置かずにはいられませんでした。
的なタッキーのナレーションが流れ、舞台は終了。Jr.とJACとダンサーの紹介があり、最後にタッキーが出てきて、WITH LOVEを歌い、バックのスクリーンに一人一人の名前と写真が流れます。
タッキーとマサキのツーショット美しすぎる!!!!

最後はタッキーがマサキをジェスチャーで呼び出し、マサキが登場するんだけど。。。

カーテンコール。ジャニーズJr.の方たちが真っ赤な衣装で、もっと目立つ真っ赤な衣装でタッキーが。そして、客演俳優の京本さんは、、黒ハットに黒スーツにド紫のきらっきらのストールで登場!!!!!!!!さっきまでの弁慶と違ってめっちゃ細い!!!!!!!!!!!
かかか、、かっこいい。。。
同じハットかぶってるのにどうしてこうも飛ばすのときとちg(ry
黒と紫ですよ。もうザ・京本政樹な出で立ちにテンション上がりました。あの姿だけでもいいから写真売ってくれ!!!
スタンディングオベーションがしばらく続きます!
舞台上でキラキラしているマサキが本当にまぶしくて、お辞儀だけで幕が降りるのだけど、あああもっと見ていたい!!!!なりました。
てか脚とか細っ!!!正装なので珍しくスリムなラインのパンツだったので余計に細さが強調されていて、、、こんなスリムで妖艶系の人があんなに弁慶を弁慶っぽく演じ切ったことに驚き。。。まるで別人です。
秀衡といい、どんどん京本政樹の系譜にない役をモノにしているなあという感じがして、胸がいっぱいになりました><
あ、2回目くらいにやっと冷静に顔を見られたけど、舞台メイクでの洋装は本当に妖艶。。まるで、狐の化身みたいだと私は思いました(笑)

あと、タッキーとマサキは「太陽は沈まない」「里見八犬伝」を経てのお付き合いですが、こんな風に対等にお芝居して、アドリブ楽しんで、最後カーテンコールでお互い立て合ってお辞儀し合う姿を見たら、ホントすごい!!って思いました。いい物を見たなあって。そういえば親子共演も貴重だったんですが、私はマサキとタッキーの関係にすごく感動してたな^^;

やっぱりジャニーズってすごいです。。。
なかなかこんな壮大なステージは見る機会がないのでとても得した気分。
そして何度も言いますが、タッキーはすごい!!
そして、今尚、見たことない京本政樹を見ることができたことへの驚き><
54歳にして尚も新しい可能性を見せてもらえた、、本当に素晴らしい舞台でした!!!
改めて、京本さん、タッキー、Jr.や出演者の皆さん、お疲れ様でした!!!

私の後日談(というか恒例の夢話)

実は5/1にある夢を見たのです。
4回目の舞台を観に行く前日のことです。
夢の中で私は「滝沢演舞城」を見てたようです。
でも夢の中なので構成がだいぶ違います。
終盤に行くにつれて感動するうち。
終盤には、大我くんが大うなぎを見事に捕まえ(夢の話です)、それを弁慶が見事じゃ!!と褒めちぎるシーンがあるのです(重ね重ね言いますが夢の話です)。
どんなシーンだよっていう内容ですが、夢の中では、もう既にそのシーンは当たり前に上演されている当たり前のシーンのようです。
で、おお大我くん、見事にうなぎを召し捕ったりー!!と思いながら感動して(一応感動するのかそこ)いよいよ弁慶が出てくる!!と思い上手を見つめていますが、いつまで経ってもマサキが出てきません。ざわつく会場。会場から弁慶コールと手拍子が起こります(夢です)。しかしマサキは最後まで出てきません。。。そして、そのまま「本日の公演は終了しました」のアナウンスが。。。

ええええええ!!マサキどうしたあああああ!!!!

噂によると、、マサキは「舞台上とはいえ我が子を褒めるなどできん!!」(何故か時代劇口調)と親父の苦悩を抱えていたという話もあったのです(夢です
その時私は思った。。。舞台だ!舞台だぞマサキ!!与えられた仕事なら、我が子さえ褒めたくなくても人前で褒めなければいけないんだ!!周りに何を言われても与えられた仕事を全うする、それが京本政樹でしょ!!!と、厳しく思ったのだ。
しかし、、冷静になって、マサキがそんなことで舞台を放棄するはずがない。ネタになるならやる人だよね?マサキは。
そうか、、、まさか、、、声か??喉をやったのか!?
しかし、、客演のマサキが出て来ないなんて、、ここで出てこなかったらマサキがプロ失格!とか叩かれちゃう><とか思いながら、私はアナウンスが流れても必死に「弁慶!!弁慶!!」とコールし続けた。段々涙が出てきて、「京さまあああああ!!(涙)」と何度も叫んでいた。
しかし虚しく舞台は終わった。。。
一緒にいたファンの人たちを待たせていることをすっかり忘れながら(夢の話だけどごめんなさい)、私は終演後の舞台に駆け寄った。12500円のうち、500円分のコーナーがあのうなぎの親子共演シーンだったらしく(おかしいだろ)、その500円のうち、マサキが出てこなかった分の100円が返金された。私は泣きながら100円を取り(しかも何故か返金の100円玉はざるに入れられていてそこから取っていった)、それでも諦めきれずに楽屋につながる階段をキョロキョロ見回した。
すると、、、何やら紫色の旋風が走った!!
マサキだ!!!
紫色の着流しに着替えたマサキがお詫びのファンサービスとして、階段でちょっとした立ち回りを見せてくれたのだ。。。(でも最後何故か斬られてたけど)
わ、わざわざ違うメイクまでして見せてくれたのか。。。
声は確かにかすれてた。
でもめっちゃ笑顔で、ごめんね、明日は必ずがんばるから!と言っていた。
そしてまた旋風のように去っていくマサキ。

その後、ホテルに帰ると、ファンクラブのみんながいた。よかった、まだ帰りの時間じゃない。
つかファンクラブイベントかい!!(夢の話です
そしてマサキも帰ってきてた(!?)
マサキの手がびしょ濡れで、ああ泣いてたんだなと思った。さっき受付のお姉さんも、「京本さん、声が出なくてすごい泣いてたんですよ。。。」って言ってたし。。。
で、私は咄嗟にマサキのびしょ濡れの手を触って、「大丈夫!?絶対身体にだけは気をつけてね!病気や怪我は絶対しないでね!!><」と言うと、マサキは「大丈夫大丈夫」と笑った。
そこで目が覚めた。

普通に昼の部が無事終わってた。ほっ、夢か。。。
なんつう夢じゃ。。。てかうなぎで親子共演って何だ。。。
しかし、めっちゃかっこよかった(え)
うち、こんなに舞台入れ込んでたのか。。。しかもあの声、ずっと心配してたんだなあ。。。
でも、起きてから冷静になりましたが、1ヶ月目くらいで観た時も、マサキの弁慶声、全然枯れてなくて、すげえ!喉無事だ!!って思ったんだよね。。。流石です。っていうかうち心配しすぎ。つか夢の中をいいことに、何うちはマサキに触れてるんだ!!恐ろしいことです。京本政樹さまに触れるなど。。つかタメ口だし。夢の中だけど本当にごめんなさい。誰に謝っていいかわかんないけど。
んなわけで、途中で書くと言霊っていうくらいで縁起が非常に悪いので、舞台が無事に終わるまで書かないでいたのです。うち、昔からよく正夢見るし。。。でもまあ言わなきゃ実現しないだろということで今日まで黙っていました。まあ根本的に私らしいくだらない夢だから千秋楽も無事終わったということでネタとして書いちゃった(爆)
あー無事終わってよかったー!

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