THE FAMILY・絆

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WAKI組の舞台「THE FAMILY・絆」を見てきました。
妹くんに誘われ、あらすじは、とにかくヤクザとオカマだというのでちょっと不安だったのですが、、、





実際見たら超不安になりました(爆)





…だ、だってさ、大半が。。。(以下詳細は↓)
というわけで、あれ?今日最終日?とりあえず下からネタバレです。













最初は非常にシリアスな展開、主人公のチンピラ・花村銀次(林剛史)が慕う親分が何者かに狙撃され死んでしまうところから話がスタート。
後から組の者がわらわら集まり、やがておやっさんを殺った組に見当がつく。
親分がいなくなった組は内部分裂。兄貴分の男が裏切って敵の組の傘下に入ってしまう。銀次たちも仲間になるように誘われるが、おやっさんを殺した組に入ることなどできない。銀次たちチンピラが仇を討つため独走を始める。

林くん演じる銀次が回想しているところで始まるんだけど、全体を通してこの回想場面の挿入の仕方が非常に上手かった。
時期もちょうどよくクリスマスの設定。
「Sweet Catsも今頃…」
と謎のキーワードで始まりますが、これが例の



オカマバーの名前だった(笑)



で、時間が戻り、仇の組の連中に狙われる銀次たち。そこまでシリアスなのに、、途中からすんごい派手なおじ、おば、おじさん(混乱)、、オカマの皆さんが登場。。。;




きっ、、、、(略)




結構前のほうの列でしたが、かなり圧倒されました、オカマショーに(爆)
最初のチンピラの撃ち合いより怖いよぉ。
で、オカマの皆さんの控え室に入ると、みんな怖いです。で、怖いんだけど、なんかどっかしら可愛い人たち(笑)しかしどこかしら健全でない臭いが漂ってます。や、見るからに健全じゃないか。。。
そこに偶然、追われていた銀次たちが逃げ込みます。
「女の臭いがする」
とちょっとときめく銀次の仲間。。
やがて、オカマのママのパンティが盗まれたと大騒ぎになります(何盗んでんだよ)
で、オカマの人たちに見つかってボコボコにされる4人。
しかし、心が広いママのおかげで4人は匿ってもらえることに。ママの正体は、銀次が刑務所の中で知り合った吉岡組の親分だった(何でだよ)。しかも他のオカマさんたちも全員子分。話がむちゃくちゃです。
で、オカマさんが登場してから、かなりの率でオカマショーです。まさかとは思ったけど、ずーっとオカマショーです。匿われている剛史くんたちもオカマの弟子入りです。なので、主人公含め、総勢15人くらいの人たちがオカマです。。。
しかし、シリアスに登場した林くんは非常にノリノリで女装しながら踊り狂っていました。流石関西人。。。

今、いや、見てたときから思ってたけど、ぶっちゃけ話の内容は、多分オカマショーが大半(爆)
二部構成ですが、一部は完全にオカマショーで終わりました。。。(疲)
で、先が思い遣られながら二部ですが、で、オカマ業にも馴染み始めた頃、ここから、銀次の元カノが出てきたり、真面目な話になります。初めて女の人が出てきたし(笑)
銀次が刑務所に入ったのは、彼女と海に行く時に電車の中で絡んできた男をぶん殴って死なせたためだったらしい。正当防衛とか無理だったのかなと思いつつも、元々チンピラで目をつけられていたため、即行刑務所入りになった模様。
結婚する予定にもなっていて、彼女さんは健気に帰りを待っていましたが、銀次のほうから姿を眩ましたようでした。
今の時代てんとう虫のサンバっていうのはどうなんだろうと思いながら、もしこれが長渕剛の「乾杯」だったら雰囲気は変わっていただろうかとか考える(暑苦しそう)

余談ですが、てんとう虫のサンバを歌うと途中からどうしても、サザエさんのテーマソングになってしまいます。

それはさておき、オカマの芸を(シャレではありません)磨いて帰ってきた銀次の目の前に現われたのがその彼女でした。しかも、彼女はママ、おやっさ、ママ(ええいどっちでもいい)の息子の婚約者になっていました。二人でご挨拶にきた様子。しかも、ママは今の職業というか、寧ろ前の職業も何も息子に本当のことを言ってないらしい。別れた奥さんは何を血迷ったか「ホストクラブの社長」と嘘をついているらしい。本当に何を血迷ったんだろう。
そして、一日だけ、オカマにもヤクザにも戻ってはいけないと言われ、必死にホストクラブの人を装うオカマヤクザさんたち。それが、非常に無理ありすぎてウケました。林くんが唯一まともだった感じ?

しかし、ママの息子と銀次の元カノがきた時、ホストクラブを装ったオカマバーに女形の先生(城戸祐二)が乱入してきちゃうとこは大爆笑でした。何気に、この舞台で好きなのは、オカマ親分のママ(ん?)と女形の先生です。何故女形の先生がいるかというと、オカマバーをやろうと思った親分の手違いで、オカマではなくオヤマの先生を連れてきてしまったらしいです。因みにオヤマの先生は自衛隊にいたので、殺しのエキスパートだそうです(爆)
必殺風の音楽をBGMにヤクザの若造たちをコテンパンにノしてました(笑)
それから、親分が出所した時に健気に帰りを待っていた子分たちは、待っている間、何故か全員コンビニでバイトしてたらしい。一人一人働いてるとこが違いますが、「ファミリーマートです!」「ローソンです!」「サークルKです!」…(略)…とやってるのを見て、あんなにコンビニがあるのかぁ、と違うところで感心してしまいました。

で、銀ちゃん(あ、銀次のことね)に気づいた彼女さんが後で会いに来ますが、抱きつこうとした彼女を振り払う健全な銀ちゃん。さらに、それを偶然見てしまうママ親分の息子。息子めっちゃいい人で、銀ちゃんに深々と頭を下げ、「銀次さんの分まで彼女を幸せにする」と言って佐渡に帰っていきます。そういえば、彼女さんが佐渡に言って、「あそこは流刑人が行くところだったのよ」とかえらい渋いことを言っていましたが、その前にオカマさんたちが踊ってたのが平井賢の「エレジー」(愛ルケの主題歌)だったので、あの選曲も考えたんでしょう。何気にあの歌、めっちゃ好きです。オカマショーの時は一体どこに目をやっていいのかわからないので、曲に聞き入ってました(爆)
親分も銀ちゃんも、息子の結婚式に絶対行くぜと言ったところで、死亡フラグの予感バリバリでちと涙出ました。

銀ちゃんと彼女が別れるところを見ていた仲間が半分自棄になって白木屋辺りに
飲みに行くのですが、それから彼らが帰ってこない。心配していると、銀次のところに電話がかかってきます。裏切り者の超悪い兄貴分の人からで、飲みに行ったアニキが人質にされてしまい、、、、、と思ってるうちにアニキ撃ち殺されちゃいました。。。(えーーー;)
親分の仇撃ちもまだなうえ、裏切り者にアニキを殺された銀ちゃんの怒りが大爆発します。オカマの皆さんに黙って3人で敵のアジトに向かいます。敵を見張りながら、みんなでケーキでクリスマスパーティです。

そうそう、黒沢のおやっさん(石山雄大)っていう、吉岡のおやっさん(ママ)の親友の元ヤクザで現・実業家(自称)のおっさんがいるんですが、このおっさんが死ぬとこが一番悲しかったわ。

3人でアジトに向かったところで、ヤクザモードに戻ったオカマさんたちが姿を現します。ママが「水臭ぇじゃねぇか」と出てきたところで号泣です。あ、もうママじゃないけど。みんなのヤクザモードとオカマモードの切り替えがしっかりしているので非常にシリアスパートが良いです。で、みんなで「メリークリスマース」って拳銃をぶっ放してエンド。ボロ泣きです。しかも即行カーテンコールです(早いなをい)

いやぁ、、オカマショーと女形ショーが大半でどうなるかと思いましたが、、非常にいい舞台でしたよ(笑)。ストーリーはラストまで予想できた簡単なもんですが、演出が非常によかったと思う。
林くんといえば、舞台のコメントでかなりやらかしてくれるので、ドキドキしながら見ていましたが、今回はかなりちゃんとしてました(いや、いつもちゃんとしてますよ)。ルームシェイト的なハプニングも一切なく、主演らしく貫禄がありました。
そうそう、銀ちゃんの仲間の一人の三浦孝太さんって、三浦浩一さんの息子さんなんですね!舞台だとあまり顔まで凝視する暇がないんだけど、パンフ見た感じ、かなり似てると思います。キャラもすごいよかったです。なんかいい人そうで(笑)
あと深江卓次も出てたー。懐かしかったです。
そうそう、WAKI組で三田村さんが舞台をやってたらしく、ママ役の大門さん宛てに花が来てました。

自分の記念日がまさか大半オカマショーで締めくくるとは思わなかったけど、、色んな意味でかなり面白かった。。。こんな体験はもう二度とないだろうな(笑)

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