吹っ切れたけど。。。

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えー、約15年ぶりに「必殺III裏か表か」を見ました。
正しくは、見られました。
個人的には必殺の映画ってあんまり好きじゃないんです。で、竜も出てるし、唯一ブラウン館は年がら年中見てたわけですが。
裏か表かを見られなかった理由は、全国の竜ファンならわかってくれると思うので改めて書きはしません。
好きじゃないと書いたけど、その理由を書くとすると、テレビとキャラが違うから。
テレビっ子発言ですみません。
物語的に出来がいいのは映画のほうなのはよーーくわかってます。特に仕事人シリーズの場合はね。でも、そこが逆に嫌なのよ。特に、Vが一番最初に見たシリーズの私にとってはギャップがありすぎ。
だから、ブラウン館は物語がどうであれ、好きです。必殺の映画の中で一番好きです。というか、安心です。
スペシャルも入れると、うちは「仕事人大集合」が一番好きなんだよね。棺桶の錠とか出てきて。沖雅也がやってた必殺のキャラクターは特に好きというわけではないですが、大集合の錠は結構好きです。意外と市松じゃありません。

って、そんな話はおいといて。

「裏か表か」に関しては、テレビで初めて必殺仕事人Vを見たノリで後ほど見てしまった私は特に衝撃でした。竜はもちろんですが、壱と参も。
けど、今見てみると、竜はあれは死んでない。うん、「御家人斬九郎」の最終回以上に生きてる可能性の高いやられ方だと思います。そして顔が美しい。残九の旦那は間違いなく死んだだろうって感じのやられ方して、平気で生きてたからね。そういや、あの最終回は渡辺謙の監督だったな。渡辺謙は、必殺でいうとテレビより映画派なんだろうな。ってそんなことはどうだっていいんですが、大人になって冷静に見てみれば、竜はあの後参のようにやられてなければ無事生き延びてる可能性が高いラストでした。それもこれも、あの美剣士写真集があったおかげだと思います。あれがあって、自然と「この20年後に、竜は復活するんだ」って思えたおかげで今日見られたんだと思う。本当に。
京本さん、本当にありがとうございます!
あの時の竜がもう見られないことはわかってるけど、あの美剣士写真集に至るまでの竜というのもなくはないな、とちょっと思いました。
あの映画で一番好きなのが、参がやられた後、首なし死体(怖;)を雨の中見つめる竜の顔。ああいう表情すごく好きです。ブラウン館の最後の顔も好き。ああいう顔を踏まえて、今の竜があの辺りのシーンを回想するような物語とか見てみたいかも。その時には、またまた鶴瓶が、参のそっくりさんとして登場したら面白い。そして、その後、笑っていいともで「俺は必殺できょお~もとまさきと~(ダミ声)」ってまた自慢したらいい(笑)
あ、でも一番みたいのは、左内さん的な妻子持ちで美剣士の京さまだな。ちょっとよくないですか?あ、左門さんじゃないですよ?(今自分で見て見間違えた)

竜は克服しましたが、寧ろ参への衝撃のほうがでかくなったよ。参かわいすぎ。あぁ、、参、参が。。(;_;)考えてみたら、成人してから初めて見たところ、あの時とは感情がまったく変わりはしましたが、キャラクター愛からの衝撃が、作品そのものへの怒りに変わりました。

うちとしては、「必殺って」なんて一言で結論出せるものではないと思うし、製作者でさえ、一言で語ってほしくないくらい。そんなバリエーションのある必殺だからこそ、それぞれのキャラクターは一々大事にしてほしかった。
裏か表かのあちゃーなところは、テレビシリーズで定着したキャラクターをあまりにも大事にしてなさ過ぎるところ。今となってみれば諸事情あるのはわかるけど、視聴者にとって思い入れのあるキャラクターじゃない。もちろん、役者さんたちにはもっとあっただろうけど。それを全て打ち壊されたわけだから。
まぁ、そこら辺結構いい加減なのが必殺といえば必殺なんだろうけど^^;やっぱ見てるほうにしてみたら衝撃でかいよー。

これと同じことをつい最近、映画「スシ王子」を見てきた妹から衝撃の感想をきいて思いました。テレビ版であんなだったあの人が○○○ー!!と妹が泣きながら帰ってきたときは、まさに「裏か表か」だ!と思い、怒りが込み上げましたよ。あぁ、でも、テレビ版のシーンを踏まえてるだけ、スシ王子のほうがマシだな。
どうせなら、こういったことは完全なパラレルと宣言してほしいものです。
できることなら、「裏か表か」は主水と秀以外は、全然知らない仕事人とかを出してやってほしかった。まぁ、出ても、よく見ると組紐屋の竜が魚屋の竜になってたり(よく見なくてもわかるだろ)、壱と参が1と3とか(名前が数字って)そういう心遣いがほしかった。
シャンゼリオンの最終回をちょっと思い出しましたが、あれもまぁそれ以前のキャラを全否定するような感じではあったものの、「実は今までのはパラレルでした」なのか「これは夢です」なのかそこははっきりしないけどそういうことを視聴者に考えさせる猶予があったのでよかったと思います。必殺の場合、そういうのなしでしょ。テレビ版を楽しみにしていて、そのノリで映画も見てしまった人に対して、

「これはテレビ編とは一切関係ないパラレルワールドです」

とでかでかとテロップを出すなり工夫するべきだったと思う。あ、そんなようなこと言った人も誰かいましたよね、制作関係の、誰か忘れちゃったけど。こういうのは視聴者は受け入れられないよ、特に若いときは。。。
必殺マニアで、仕事人Vとか激闘編とかには思い入れないけど、この映画見て、これぞ必殺だ!って喜べる人にはいいかもしれません。けど、同じキャラクターを使ってるからには、キャラクターを大事にするか、全く関係ないと断言することをしてほしかった。キャラクターをっていうかさ、、まず



視聴者を大事にしてないよね(怒)



仕事人V本編を幼少期に見たノリで、その数年後にノリノリでビデオ屋にいった私。ブラウン館見て大爆笑し、そのままIIIを見たうちは可哀想な人以外の何者でもないよ。もし、最近再放送で竜にはまった人、いや、壱や参が好きになった人にも言えますが、その人がビデオ屋にルンルンで行こうとしてるのを見たら、全力で止めてあげてください!そして、最初に裏か表かの結末を教えること(ええ??)、これはテレビ編とは関係ないからね、と教えてあげてください。それか、全力で見せない(爆)

あとね、何のために竜は忍者なんだよと思わなかった?あの秀でさえ刀使えるのよ??竜も

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