ちりとてちん#151(最終回)

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とうとうこの日が来てしまいました。ちりとてちん最終回です(;_;)

落語家を引退という電撃発表を高座でした喜代美は、お腹も大きくなり、子供を産むために小浜に帰ってきました。
落語家を止めたことに多少の未練がありげな喜代美を見て、順ちゃんがちょっとイライラしてます。
「痛いんやろ…?」
「痛いわ!」
くよくよしてる喜代美に、
「しっかりしぃ!あんたはお腹の中の子供だけやなくて、どんどん増える草々さんのお弟子さんのお母ちゃんにもなるんやろ?ほうして、
もうどねしよは禁止や!ん゛んんん!!!!!
ってすごい顔です。順ちゃん、美人なのに。。。^^;
さて、春平は製作所の跡継ぎに、順平は魚屋食堂の跡継ぎになるそうです。
跡継ぎ問題があって、一時期は
そして
「喧嘩はすな!」
の焼き鯖仲裁も友春へ次へと継がれていくことに。

そして、ついに4代目草若を襲名することができた小草若。
いいのか、底抜け草若で。
「草若…やっと…また草若に会えたなぁ…」
何このツンデレ会長!
喜代美は出産のために新・草若を祝ってあげられませんが、大阪では清海が祝っていました。いつの間にか二人の間もいい感じになってました。何と言っても、小草若が草若襲名できることになったのは、A子が塗箸イベントに呼んだおかげですもんね。この二人、何気にいい感じになっていくらしいです。

奈津子さんは喜代美の本を出版しますが、大して売れず、小次郎が道端で叩き売ることに。
「可愛いのう~v」
と言いながら小さい喜代美の写真を眺めてる小次郎が一番可愛いです。

草原兄さんは相変わらず奥さんラブで。
四草は「算段の平兵衛」が十八番になるほどになったものの、、なんかちょっと見てくれのあれな女の人が寝床に現れて、謎の子供を置いていきます。
迷い込んできたもんはしゃあない、としかもそれを受け入れちゃう四草^^;
いつからそんないい人になったんだ。これからは子持ち四草です(カレイみたいに言うな)

菊江さんも熊はんも咲さんも相変わらず。

草々兄さんにも弟子入り志願者がどんどん増えています。青木さんはどんどん落語がスムーズになって聞きやすくなってます。

小草々くんは相変わらずの嘘つき。愛宕山を見ながら
「天狗裁きや!」
「愛宕山でしょ」
と、二人のうち、若干知識が上なほうの弟弟子にちょっと萌えました。

そして和田家も。。。
小学校の教員を経て留学し、学芸員の資格を取った正平。
「お祖母ちゃんは、ティラノサウルスが粋やと思いますなぁ」
と、いくつになっても粋なお祖母ちゃん。
お父ちゃんは仕事の他にも、製作所に出向いて若い人たちに仕事を教えているようです。そして、
「二、三日で生まれるわ。匂いでわかる~~」
と相変わらずなお母ちゃん。
そういえば、途中で、何度か、お母ちゃん死ぬんじゃないかとか不安になったこともあるんですが、最後まで死ななくて本当によかった。やっぱりこのお母ちゃんありきなんですよね。
しかし何より、何も変わってないようで、結構大変な変わり方をしてる方がいらっしゃいます。

小次郎の髪型が!!!

大変です!20代の時から何も変わってない白いシャツ、ジーパン、豚アロハ、なのに、髪型が若干オールバックっぽいでこ出しヘアに変わりました!でもど根性サングラスは相変わらず頭に乗っております。あわわ、、、綺麗な顔やぁ~。。。(腰砕)
口からご飯がはみ出ながらも、奈津子さんといい雰囲気で、しかも夫婦で和田家に馴染んでいます。奈津子さんも正典さんを「義兄さん」と呼び、小浜の和田グループもどんどん勢力を拡大していっているようです。
しかし、何故小次郎は横向いてご飯を?また何かやらかして拗ねてるのだろうか?しかし綺麗だ。。。

さて、優しい草々兄さんに頭を撫でられ、喜代美の腹を陣痛が襲います。

あれ、エンドロール?

分娩室に運び込まれた喜代美。
その前で、いてもたってもいられなくなった草々兄さんが、、、愛宕山

「やかましゅう言うてやってまいりますー!」

といったところで、おまえがやかましいわー!と叫んだのは私だけではないはず(爆)
でもこのシーン、お父ちゃんの「ふるさと」熱唱の対になっていて本当に感動的。。。恐竜が吼えてます。ホントに恐竜みたいです。。。

無事出産したところで終わりましたが、何だか、続編を匂わせるような最後でしたね。続編、今のところないと言っていますが、絶対考えてるはず。続編があったらもちろん、和田家も出るよね??いや、続編というより、サイドストーリーで描かれなかった空白の期間を細切れにやってほしいのが本音です。だって、続編やったらみんな年とっちゃってるもんねぇ。弟子らでさえ40過ぎてるし(爆)っていうかもう、弟子ではないんだよな。いや、やらなくても十分ですけどね。

さて、そして今の小次郎って一体いくつなのよ。確か1982年、喜代美が3年生で引っ越してきたとき、29歳だと言って大騒ぎしたのをはっきりと覚えています。ということはあれから25年くらい経ってるので、

54歳!?

こんな肌の白い美しい54歳がいるかあ!!!と思ったけど、今の京本さんと5つくらいしか違ってません。現にこんな肌の白い美しい49歳が存在しているわけで、、京本さんの存在そのものが、小次郎の変わらなさを正当化しているのです(笑)

ついに終わってしまいましたが、第一回から見て「和田小次郎」というキャラクターは本当に面白かったです。いいことする気は満々なのに、拗ねてひっくり返ってみたり、何より無職ということが。
小次郎のセリフで
「わしの隠れた才能は落語家かもしれんのう~」
なんていうのがあったから、私の希望としては、途中で小次郎が落語家になり「徒然亭夢色」という芸名を師匠からもらうというのが夢だったのですがとりあえずそれはいいです。
でも、最後まで夢色、、いや無職のまま終わるというのも、何だか小次郎らしくていいなぁと思いました(笑)
それにしても「隠れた才能」っていうのは何だったんだろう?家事かな?あの小次郎が目玉焼きなんか作るようになるのは意外でしたね、確かに。可愛い黄色いエプロン姿も見られたし♪
欲を言うと、あの小次郎が家事をやるようになるまでの、奮闘場面があったらすごく嬉しかったです。喜代美のオムライスみたいに失敗に失敗を重ねる小次郎とか見たかったなぁ。そして最後はスーパー主夫になって奈津子さんの本が大当たりする、とかいうオチも見てみたかったです。カリスマ主夫です。顔もいいし(顔は関係ない)
そういえば、顔がいいっていう設定が何ら出てこないところが一番違和感があったかもしれません(爆)
こんないい男が転がってるんだよ!?小浜の人たち!!まぁそんなどう見ても美形なのにそんなこと忘れさせるほどのアホというのはすごく強烈なキャラですよね。
ただその小次郎も、ただのアホではありません。実は人一倍プライドが高い子で、そのプライドを隠すために、プライドのないふりをしてるという、すごく複雑で難しいキャラクターだったと思います。時々垣間見える、小次郎の中に潜んでいるのであろう、若干の頭の良さ、洞察力のようなものが、これは京本政樹でなければ演じられなかった、と思うのです。小次郎は、プライドがないようであるのであり、アホのようで実は人並み外れた観察眼を持っています。そうやって色んな人の顔色を観察してきた小次郎も、実は自分のことだけが一番見えてなかったんですよね。何かあっても常に自分から身を引いていく様などは、まさに「平成の寅さん」だと思うのです。ただ、寅さんと違って、ちゃんと奈津子さんという女性と付き合うことができたのが幸いな結果でしたが♪
そういえば、小次郎と祖父ちゃんの場面をもっと見たかったです。全編通して、隣でご飯食べてるのと最後の臨終の場面だけですもんね。小次郎(17)が正太郎ちゃんに可愛がられてるシーンなんて見てみたかったなぁ(笑)
と、小次郎について語れば語るほど止められなくなりますね。半年間見てきていえるのは、「小次郎は京本政樹にしかできない」ということです。
こんな、かっこよくてかっこ悪くて、アホ可愛くて、優しい小次郎にのめり込ませてくださった京本さん、和田家の皆さん、小浜の皆さん、師匠、大阪の皆さん、哀れの田中さん(?)、そして脚本家の藤本有紀さん、すべてを演じて来られた出演者の皆さん、くだらん小ネタ満載の小道具なんかにまで気合を入れてた制作スタッフの皆さん(爆)、本当にありがとうございました!(今、その道中の陽気なこと~~!!!のテンションです

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