ちりとてちん#139

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一色彩子ほど訪問販売員が似合う人はいない。
しかし、私は覗き見してますが普通の主婦です、だの、あんた誰よ!あんたこそ誰よ!私はこそ泥じゃないわよ!(鍵を持ちながら)…あははは!あははは!じゃぁね~♪って、殺人事件が起こるこのドラマは一体何。。。
そんなことはいいんですが。


 


巨大塗箸イベントポスターと一緒に「徒然亭若狭」の名前を貼りに魚屋食堂にA子がきました。心から嬉しそうで、A子とB子本当に親友になったんだなぁといきなり嬉しくなりました。
「小草若…さん?…え??」
A子と小草若が久々のご対面です。
「落語家やめるんやて」
と友春くんからきき、吃驚します。そしたらどうするんですかと聞いても、さぁ?という感じの小草若。逆に何をしてるかと聞かれ、向かいの席に座り、家の手伝いをしていると話しはじめます。
「最初は嫌でした。大学もキャスターの仕事も中途半端に終わってしまってやりたいこと見つけてやり遂げてるB子見たら悔しくて。ほやけど…これ、うちで作ったお箸です。お箸は口に入れるものです。安全性をアピールするために許可証をもらうようにしたら、少しずつでも売り上げ回復しとるんです」
東京でキャスターをしていた頃の経験がちゃんと役に立ってるみたいですね。
喜代美と別れたとき、あの頃のA子を見たのは最後でしたみたいに言われてたけど、ちゃんとあの時のA子が戻ってきてる気がするなぁ。それより、あの時よりずっといい感じになってる気がします。あ、もしかして、
小浜のスターで天然でKYなA子を見たのはそれが最後でした
って意味?(ひどいな)
「遊びに来て下さいね♪」
「あのイベントか…?」
「今の私の仕事、見てもらいたいでぇ♪」
というA子は生き生きとしてます。やっと本当にやりたいことに出会えたという感じですね。そういえば、A子は小草若のアシスタントをしていた時期がありましたが、仕事見にきてもらうほど結構仲良くなってたのかなぁ。

その頃、喜代美は工房で落語を作っていました。首を傾げる小梅さんに
「ここは徒然亭若狭のふるさとやでぇ♪」
と言います。ふるさとという言葉を口にすると、
「おばあちゃん…奪っただけやったんやろか…?草々兄さんと私、二人して、小草若兄さんのふるさと、奪ってしまったんやろか…」
と呟きました。小草若にとってのふるさとは大阪であり、落語であり。喜代美と草々が幸せになることで、小草若をその両方から追い出してしまったということなのかな。確かに今の小草若には居所がありません。四草が「小草若兄さんが死んでまうわ!」と言ったように、大阪にも落語の世界にもいられなくなって黒尽くめで焼き鯖を食べている(焼き鯖は関係ない)小草若は、生き生きとしているとは程遠い存在になってしまいました。
「いいや、誰にでもふるさとがある。帰るところがある。誰にも奪うことができん、小草若ちゃんのふるさとがきっとあるはずや」
と、小梅さんは喜代美を優しく抱きしめてあげました。

塗箸イベントの準備が順調進んでいます。
お父ちゃんがノリノリで塗箸の説明をし、秀臣さんと竹谷さんもノリノリです(笑)
正平くんも小学校の子供たちはたくさんつれてきました。A子もそうだけど正平くんも、遣り甲斐のある仕事を見つけたという感じの明るい笑顔に戻っていて安心しました。そこに、小草若の姿もありました。ちゃんと見にきたんですね。
「や…見覚えがあるなぁて…」
「この会議室がですか?」
その頃、控え室に、、、真っ白なスーツの人が。。。真っ白なスーツの人のところに真っ白な肌をした人が入っていきます。もう小次郎が出てきただけで何か嫌な予感がします。
「五木さん♪」

「いかにも、五木ひろしです♪」

またきたー!
しかし本当に呼んじゃったんだ。。。五木ひろしを数分呼ぶのに200万円は高すぎる気もしますが、小次郎が大事な結婚資金を投げ打って小浜を救おうとしているのです(?)。
しかし控え室では思いっきり堂々としてる割に小声って、ひろしはサプライズゲストなの?昨日あんなに力説してたところを見ると、もしかしてあの時には既にひろしと直接交渉した後だったんでしょうか。みんなが信じてくれなかったから、一人でやってるのね。。。
「喜代美の落語が始まりましたさけ、終わったらこのテープかけますさけ、かっこよく出てきてくださいvv」
小次郎、ルンルンです。

…が

喜代美が落語の枕部分で五木ひろしをネタにしてしまい。。。ネタにするだけならまだしもそのネタというのがちょっとヤバイです。。。
「60円しか、ない♪」
控え室のモニターで見ているひろしの顔から柔和な微笑が消えていきます。でもそれは事実です。

「あの~人は~行って行ってし~まった~♪」
「私、歌なんか歌ってませんよ??」
段々黒モードになるひろし(あんたもか)

「手ぇの込んだ詐欺と違うか?」
「……」
えと、極めつけのそれは小次郎が言ったことです。。。小次郎ピンチ!
「ちょちょちょっと待っててください;」
ラジカセを抱えたまま急いで部屋を出ていく小次郎。
何をするかと思ったら、、、

いきなり喜代美の落語に乱入しちゃいました(爆)

いくらなんでも強引すぎるぞ!しかもしっかりラジカセ持ってるし。

「皆さんここでスペシャルゲスト!五木ひろしが登場しますんで!!」

こんなとき大声が役に立つな。いや、全然役に立ってないわ。
お父ちゃんたちにいい加減なこと言うな!といわれて「ほんまなんやってぇ!(T_T)」と騒いでる小次郎がホントに可哀想で。。。
暴走した小次郎がそのままの勢いで無理やりテープを再生すると、流れきたのはふるさとではなく、、、




今は亡き師匠の愛宕山でした(T_T)




会場が騒然としますが、その声を聞いた小草若の脳裏に小さい頃のことが鮮明に思い出されます。師匠が会議室で落語をやっている間、小さくて可愛い小草若、いや仁志が遊んでます。小草若が落語に思い入れが強いのは、ちゃんと小さい頃から師匠の落語を聞いて育ってきたからなんですね。
「おかしいのう;;;」
「喜代美がテープ入れっぱなしにしてたんと違いますのん?」
「何しとるんやぁ喜代美!」
「おまえが何しとるんや!」
「止めぇ!兄ちゃん早よ!」
お父ちゃんの手をペチンと叩いてます。誰が一番パニくってるのかわかりません。
ひろし、無理やり出ちゃえばいいのにとも一瞬思い出しましたが、これって、寝床寄席で小草若号泣の時「出てください」って言われて「出れるか!!」って出られなかった熊五郎さんとおんなじですね(笑)。五木ひろし=熊五郎って。。。

「聞いてください~~~!!(T_T)」
という喜代美の悲痛な叫びで我に返る小草若。しかし喜代美、そろそ

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