ちりとてちん#138

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いきなりその音楽からか!あぁまた吃驚した。あ、サントラ買わなきゃ。

疲れて昼過ぎに起きてきた喜代美。眠い目をこすりながら出てくると、、お膳の前に、小草若が普通に座ってます(え??)
お母ちゃんがお豆腐屋で偶然見つけて、やさぐれてボソボソ言ってるところをとっ捕まえてきたみたいです。しかしこの時の糸子さんの小草若物まねが笑える!お母ちゃんはほんと物まねが上手いな(爆)
和久井さんの隠れた才能は物まねかもしれんのうって感じです。
もう一回「へぇへぇ私の意見は却下でございますかぁ~」ってやってほしいです。

またまた大阪へ。今日は、小浜の小草若と大阪の弟子たちを交互に見せるんですね。
昨日、小草若を連れ戻しに行こうとした草々にぶちきれた四草が、その理由をやっと話し始めました。
「最初は、落語は下手やし、頭は悪いし、夕陽に溶けてなくなってしまえばええのにってずっと思ってました。なんで見つけ出して草若襲名さしたろとするんですか!」
四草、ぶちきれたかと思ったら、今度は号泣です。小草若のことそんなに心配していたのか。。師匠の元へ呼び戻されたときの、あの草原刑事に落とされた時の泣き崩れたのに通じます。
「自分が襲名したいからとちゃうかったんやな」
と草々兄さんが申し訳なさそうに言います。いくらなんでも四草があんなにぶちきれたら吃驚するな。そこまでは気づかなかった草々兄さんですが、昔の草々だったら、四草を問答無用でぶん殴って歩いて小浜に行っただろうな(どんな人間)
「でもそれやったら草々兄さんでもよかったんやないですか?」
と木曽山くんが言うと、、
「死んでまうわ!この上草々兄さんに名前まで取られるようなことあったら、小草若兄さん死んでまうわ…(泣)」

四草、ずっとあんなにアホ扱いしてたのに、一体いつから小草若のこと好きになってたんだろう。最初は本当に「死んだらええのに」と思ってたのかもしれませんが、こういう独白を聞くと、四草は本当は優しい人なんだなと思います。師匠は入門当時から、平兵衛さんのことで「吐いた;;;」って焦ってる四草と同じ戸惑い方をしているように見えました(小草若は九官鳥と一緒かよ)

そして小浜では喜代美に自分の気持ちを打ち明ける小草若。あの時と同じ、イライシャ・グレイの気持ちを代弁する小草若。
特許申請が2時間遅れただけで電話の発明者になれなかったイライシャ・グレイの切なさは、入門が一日遅れただけで人生狂ってしまった小草若がよく知っています。
「その2時間の差はどんなに追いかけても縮まることはないんや」
朝から重いなぁ。。2時間遅れただけで死んでまうかもしれんのですなぁ。
しかし、落語絡みで基本的にはとても楽しいお話なのに、イライシャ・グレイの話の部分だけ、妙に野島伸司テイストのようで心が痛いです。
「帰ったってもええで、大阪に」
驚く喜代美。
「その代わり、草々と別れてくれ」
さらに驚く喜代美。どうしていいかわかりません。
「嘘や嘘や~いけずで言うただけや」
相変わらず無理に作り笑いをしながら立ち上がる小草若。
「ごめんな、喜代美ちゃん」
と、振り向きざまに喜代美に言いました。
うわ、、(;_;)四草の涙もいいんですが、数年ぶりの「喜代美ちゃん」に涙が。。。「若狭」呼びに変わった時に、もういい加減喜代美のことは吹っ切れたと思ってたのに、実はまだ喜代美のことを思っていた?それとも、自分が好きだった喜代美を取っていった草々への気持ちが消えないということ?なんにしても重すぎます。
小草若、死ぬなー!!!(T_T)


寝床に集まっている兄さんたち。木曽山くんはいません。留守番かな?でも、四草の独白もあり、一度はバラバラになりかけた徒然亭一門の、3人がやっとすれ違いを超えてひとつになっていました。みんなそれぞれ、草々、草原兄さんは小草若のことを何も理解していなかったと気づき、四草のことも誤解していたと気づき、ようやく一つになりました。
四草の表情がこれまでと全然違います。お銚子取りに首かしげたとき一瞬、草々に寄りかかったように見えて吃驚しました。こんなシリアス展開で今度は一体どんなギャグが出てくるのかと思った。。。

暗く沈んだ弟弟子たちを見て、草原兄さんが明るく言います。
「よっしゃ、今夜は特別に俺の秘密教えたるわ」
「あんまり興味ないんですけど」
まぁそう言わないで。
草原兄さんは、鞍馬会長が来た三周忌の時、草若を継ぐのは自分だといわれると思っていたらしいです。でも、継いだら継いだで、なんであいつが?とか言われるんじゃないかとか結構ネガティブなことを考えていたと言います。
草原兄さんにそんな劣等感があったなんて。。。確かに上手いのにちょっと噛んでしまうだけで上手い人扱いされない草原兄さんは、小草若とは違った意味でしんどいかもしれません。みんながみんなしんどい心持ってたんですね。
「しんどいことはある。でもそれがおもろいんやないか?」
大人だな兄さん。

「もろた!今のフレーズ新曲に使わしてもらうでぇ」
え??突然ギターを取り出す熊はん。やめろ!!歌うな!!!

それがしんどい~それがおもろい~~~♪

今日から俺が~お前の寝床~~

とメロディ同じじゃないか!新曲じゃなくて続きにしろ続きに。

「やめてください、耳について離れなくなります;」
四草も焦ってるじゃないか。しかし感情爆発してから四草が妙に人間らしくなった気がします。今までなら熊はんに一言「耳が腐ります(冷)」とか言いそうだったのに。けど冷淡な四草のほうがやっぱ好きだな。昨日みたいなキレ方はちょっと怖いけど。でも、あの草若師匠が算段の平兵衛を教えてくれたのは、四草の中にあるこういう部分をちゃんとわかっていたからなんでしょうね。

それがしんどい~それがおもろい~~~~

あぁもう、、、耳から離れなくなったじゃないか。。。

さて、もう一つの問題。小浜の巨大塗箸イベントです。小浜観光協会事務局長の竹谷さんを筆頭に(?)お父ちゃんと秀臣さんも協力して張り切ってはいましたが、どうやら人がなかなか集まらず、竹谷さんも悩んでいる様子。秀臣さんからその話を聞き、企画を出したA子もかなり悩んでいます。

さて、小浜の家では、、、

ラジカセにしがみついて、五木ひろしのふるさとを聞いてる小次郎がいます。みんなでそれを眺めてますが。。。ふるさとを聴いてるのか、小次郎を見てるのか。
しかし、もう2002年だというのに未だにラジカセとは。しかもお祖
父ちゃんが聴いてたラジカセですよね?もう20年以上経ってるけど、丈夫だなぁ、テープはよく噛むけど。
ポチッとスイッチを押すと、
「そこでどーん!と五木ひろしが出てくるんや」
なになに?箸イベントにひろしを呼ぶ気なのか小次郎。
「ほんまけ?」
喜代美が言った時は疑ってたのに小次郎だと食いつくお母ちゃん。よかったね、小次郎。喜代美よりも信用されてます。
「嘘に決まっとるやろ!帰ってきて何言い出すと思ったら。第一」
「宝くじが当たったとか?」
とずばりなことを言われ、一瞬焦る小次郎、って、、、


今日は一段と横顔が美しいな。。。



「手伝うてくれんかなぁ?徒然亭若狭やったら小浜の人みんな知ってるでぇ」
「あたしでえぇの?あたしなんかでよかったら!」
A子のほうからそう言ってくれると助かります(何でおまえが)。色々とやり合っておあいこという感じになってますが、元はといえば喜代美のほうが悪いんだもんなぁ。それでもA子はやっぱりええ子で安心しました。
お箸が二人の架け橋になってくれたようです(誰が上手いことを)

そして小次郎は??あの200万やっぱり使っちゃうのか??

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