ちりとてちん#126

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「秀臣さんがそない言うたんか!?」
「うん。製作所を畳もう思うって、確かにそない言うたんや」
小次郎は、昨日魚屋食堂で秀臣さんが発言したことに吃驚して、すぐ和田家の人々に報告しました。
ドラマの流れだから当たり前なんですが、この会話、普通に考えるとお父ちゃんの台詞の前に小次郎が何て言ったのかすごく謎なんですよね。。(気にするな)
A子のお見合いの話は?と気になる喜代美でしたが、
「その話も、秀臣さんのほうから断ったらしいわ」
と小次郎が言っていました。やっぱり、製作所のために娘を犠牲にすることはできなかったんですね。。。
そのことを秀臣さんは、入院している奥さんにも伝えていました。それをきいてホッとした奥さんが「ありがとう」と言いました。本当に子供想いのいい両親なんだなぁ、この人たち(;_;)
「それじゃ、また来る」
と言って奥さんの頭を撫でて足早に病室を出て行った秀臣さんですが、何か様子がおかしい?奥さんもそう感じたようで、何か心配そうでした。秀臣さん、、なんか首でも吊りそうな顔だったな。。。(心配)
…しかし、この奥さんはホント何の病気なんだ?もう長いこと入院してるし、個室だし、、ただの過労じゃないのか?

その夜、外から玄関の戸をどんどんどんどん叩く音がして、糸子さんが急いで出ると、そこにいたのはA子でした。
「お父さん来てませんか!?家にも製作所にもおらんで!そんで…そんで…」
めちゃめちゃ慌てて息切らしてます。やはりA子母は秀臣さんのおかしい様子が気になっていたようです。喜代美の家に来てるに違いないと言ったのでここに来たようですが、秀臣さん、どうしちゃったの??
「A子ちゃん、落ち着きなれ!」
糸子さんは満面の笑みで和田家全員に集合号令かけました。
「お父ちゃん、喜代美ー!みんな起きなれ!!」
「いや!皆さん起こさんでもー;」
「こんな時は役に立たんもんでも、仰山おったほうが、気持ちが楽になる♪」

ホント役に立たなさそうな(もごもご

夜中だったらしく、寝てるとこ起こされてわらわら出てくる人たち。あれ、じゃなんで糸子さんはエプロンしてるんですか。まぁいいんですが。
小次郎も白いシャツ一枚で出てきました。
しかし、別に白いシャツ自体はどうってことないのに、京本さんが着てるとすごく不思議な感じがするなぁ。。。ある意味、昨日の半纏と前掛けのほうが普通に見えるくらいです(そうか?)。しかし、お守りしてるし、ジーパンもはいてるし、、せめてパジャマだけでも着てください。一体いつ着替えてるんだ?あの人。しかも夏だからみんな半袖なのに一人だけ長袖です。小次郎には時代も時間も季節も何も関係ないみたいだな。。。
小次郎ファッションチェックは置いといて、事態を察した小梅ちゃん、
「こっちや。こっち来なれ…」
と呼びました。ぞろぞろくっついて工房にきた和田家の人々とA子。小梅ちゃんに呼ばれるまま、工房に来ました。引き戸を開けると真っ暗な工房の中に人の気配が。大変です!泥棒です!じゃなくて、電気をつけると秀臣さんの後姿が。あぁよかった、首吊ってなくて。って、いくら前に修行してたからって人んちの工房に夜中に忍び込んじゃまずいだろ。
「不法侵入で警察に連れてかれますで」
と小梅ちゃん。やっぱり(笑)
「いっそそのほうがましかもしれません…」
どんだけ思いつめてるの。。。;やっぱり首吊りそうな顔してたんだなこれは。。
心配したA子が、製作所は自分がどうにかするから畳むなんて言わないでと言います。
「よかったらお話聞かせていただけますか?製作所畳もうと決意した今、社長さんにとって若狭塗箸とは何か?」
「なっちゃん!こんな時取材やめぇ!」
師匠の葬式に宝くじ照合しにくるあんたが何を言うか。何気に秀臣さんのことはすごい心配してるんだなぁ(師匠は?)
あれ?そういえば小次郎いつのまに頭にサングラス。。こっち来なれって言われてから、メガネメガネって取りにいったのか。あれ、実はメガネだったりするんだろうか。しないな。白いシャツに頭サングラス、完全にど根性ガエルです。
「そやかて、こんなチャンスめったにないわ♪」
あんた、小次郎よりKYだな。。。あぁ、前からか。人の結婚式で「肉じゃが女!」って叫ぶくらいだし。実は小次郎のほうが気遣ってるんじゃ。。。
「私にとっての若狭塗箸ですか」
「え、答えるんこ!?」
どこまでシリアスなんだここ。多分、秀臣さんとA子だけシリアスなんだろうなぁ。いや、小次郎もあんな格好でシリアスなのか(格好は関係ない)
「うちも聞きたいですなぁ」
「お義母さん!」
小梅ちゃんも食いつき、普段KYなお母ちゃんが慌ててます。小次郎もまともだし、何だろう今日、色んな人のキャラがおかしいぞ?
「訊きそびれたままでしたからなぁ。結局あんたにとって伝統塗箸が何やったか」

秀臣さんが塗箸をやめようとした時の回想シーンです。ということは、、秀臣さん、22、3くらいですか??見え(略)
「僕はもう塗箸をやめます。こんなもので食べてはいけない」
と立ち去った秀臣さんの後姿を見ながら、がっかりする正太郎ちゃん。

「私はお箸がもてませんでした。ナイフとフォークの文化にいましたから」
「お金持ちの坊ちゃんかやったんですか?」
「「「「いやいやいや!」」」」(ちょっとーちょっとちょっとーのポーズで/爆)
ん?違うの?
しかしここ小次郎も加わってほしかったな(笑)
ちょっとダチョウ倶楽部っぽいけど。
あ、もしかしてこのパートでは小梅ちゃんと小次郎だけがシリアスモードってこと?そういえば、お父ちゃんいなくなった後の秀臣さんを知ってるのは小梅ちゃんと小次郎の二人だけなんだった。
「父の祖国の文化に合わせて暮らしていたんです」
「あぁ!」(奈津子さんと同時に納得)
えぇ!?



秀臣さんがハーフだったとは!; ̄ロ ̄)!!



川平さん見る度に、異国顔の箸職人だよなぁ、、なんて、気になって気になって仕方なかったんですが、まさか本当にハーフとは思いませんでした。どんだけ役者を生かすストーリー。。しかも当たり前だけど和田家の皆さん、みんな知ってたのか。糸子さんと喜代美と正平辺りは知らなくても不思議ではないと思ったんですが。
「それでジョントラボルタみたいな男前なんやねぇ」
と、サタデーナイトフィーバーのポーズをする糸子さん。
あれ?

トラボルタ
と底抜けポーズって似てない??

どうでもいいことを思いついてしまいました。

「うちはもう、ジェームズディーンが来たかと思いましたで」>小梅ちゃん

ちょっと待て。ジョントラボルタとジェームズディーンは全然違うぞ。

「父が祖国に帰り、母が新しい家族を持ちました」
お父さんがアメリカ人(かどうかは知らんけど)で、お母さんが日本人か。新しいお父さんが和田さんだったということ?
新しい生活で馴染めないのは箸が使えないせいだと思った秀臣さん、上手になろうと色んな箸で努力したようでしたが、若狭塗箸が一番手に馴染んだと言います。そうですやなぁ!と何故か変なタイミングでお母ちゃん大興奮。
箸が使えるようになってみんなで鍋をつついたとき、みんなに受け入れられたような気がしたと言います。なんか、寂しい人だなぁ。。。もしかして、差別されたりしたこともあったんじゃないだろうか。
みんなから慕われてはいるけど、受け入れられていない孤独な感じのする娘にもどこか共通するところがあるように思えました。

あれ??ってことはA子と友春はクォーター!!??(遅)

だから、顔濃いんだ、二人とも(そうなのかな)
喜代美は初めてそれを聞いたとき、ええなぁ、A子は異国の血が入ってるんやでぇ、かっこえぇわぁ!とかうじうじしてそうだな。ついでに友春がそうなことはすっかり忘れてそうだな。

「若狭塗箸は…家族の象徴でした」

温かく迎えてくれて、本当に嬉しかったという秀臣さん。
小梅ちゃんの顔と小次郎の横顔がアップになります。
その頃の和田家の人たちは、秀臣さんのこときっと喜んで迎え入れたんでしょう。和田家の長男くらいに思っていたに違いない。小次郎も兄がもう一人できたように嬉しかったんだろうなぁ。。。
しかし、秀臣さんとはずいぶん古い付き合いなんですね。子供の頃から付き合いがあるんじゃ、家族同様になるのもわかります。

「ある日、中学生だった正典くんが工房に入ってきて、ほんの遊びで塗箸作りを始めたんです」
「わしが…?」
20でもウケたのに、中学生をマッチゲさんで想像したら、どうしていいかわからなくなりました(流石に子役で想像しろ)
「それが、全然違ったんです。それは先代、いやもっと前から脈々と継がれている箸で、私が作るものとは全く違いました。正平くんの箸を見たときもそう思いました。だから、『あの時とおんなじだ』そう言ったんです」
「何や、そういうことやったんか…」
小次郎も納得です。
でも、あんなでかい会社作っちゃうなんて、見る目があったのがよかったんだろうな。
「そんな時に出会ったのが静です」
おお、初めて語られるA子母。
静さん(書いたことないから違和感ありありだな)は、箸の木地を扱う小さな工場の娘さんで、正太郎ちゃんの取引先の娘さんでもあったそうで、小梅ちゃんもよく知っていたようです。
結婚して子供が生まれた秀臣さんですが、伝統若狭塗箸で家族を養っていけるのか不安になっていました。
「それを諦めさせてくれたのが…正典くん、やっぱりあなたでしたよ」


お父ちゃん(20)!


シリアスなシーンなのに。。^^;
長い修行の最後に、納得行く箸ができたあの日です。それでも糸子さんからの手紙を発見し、箸を投げ捨てて鯖江に走っていったあのシーンです。実はあの後、秀臣さん(20代)がきて、その完成した箸を拾っていたとは。。。
正典さんが糸子さんを迎えにいき、幸せな家庭を作るあの感動的な場面の裏には、こんな悲しい人もいたとは。。。
出来のいい箸を見て諦めたものの、
「私には正典くんの代わりは勤まらない。そう思い知らされるばかりの日々でした」
ある時、嬉しそうに入ってきた正太郎ちゃんの自分だとわかったときの態度を見て、泣き出す秀臣さん。可哀想。。可哀想過ぎる。。。(T_T)
それが決定的となって、秀臣さんは塗箸職人をやめたのでした。
がっかりしたのは正太郎ちゃんも小梅ちゃんもそうだし。小次郎もそのせいで悲しい想いをしてたし。
順ちゃんが言う
「生きてれば人傷つけることもある」
という言葉を思い出しました。
幸せを選んだ正典さんが、知らず知らずのうちに、正太郎ちゃんと小梅ちゃんだけではなく、小次郎や秀臣さんのことも傷つけていたんだから。
そして、秀臣さんも正太郎ちゃんを傷つけることになって(;_;)

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