ちりとてちん#114

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夜になり、小草若は枕ひとつもって師匠の布団に入り、並んで寝ました。
翌朝、糸子さんが、火打石で一人一人送り出していきます。銭形平次のお静さんを思い出します。
布団の場面がすごく短くて、もしかしてただ寝ただけ?何も話さなかったの?とも思ったんですが、翌朝の小草若がすごくさっぱりした顔で出ていったので、もしかしたら師匠、一言くらい声かけてあげたのかな?という気もします。じゃないと、小次郎みたいになっちゃうもんね。。。二人で語らってるところが、後で回想的に出てきたらいいのになぁ。。
最後に出て行く喜代美が、師匠を振り返って満面の笑みを浮かべた顔が、何だか頼もしく見えました。。。

その頃、小浜では小梅ちゃん、お父ちゃんと、相変わらず暇そうな小次郎化正平がいます。もう春かぁ。正平が眺める先に桜の花弁が散ってる風景が綺麗でした。正平は完全にアホモードになってますが(小次郎のアホさはもっと凄まじいですが)。しかも正平ちゃん、小次郎とと全く同じ服買ったのかよ。
小梅ちゃんが、
「そういえば今日は喜代美たちの落語会の日でしたなぁ。創作落語、自信作ができたらしいで。…正典も、早よ作りなれ、正太郎ちゃんに見せられるような自信作」

しかし、車椅子で出かけようとした師匠が、庭先で倒れてしまい。。。

天狗座で落語会を控えた弟子たち5人は、
喜代美が壁に掛けた師匠の着物、、師匠の代わりなんでしょうが、見ただけで涙が。。。
小草若に電話が入り、師匠が今夜が峠と聞かされます。
病室には糸子さんと小次郎。。。このままだと弟子たちみんな、師匠の最期に間に合いません(T_T)
電話を受けて、ショックを受けた小草若はどうしても師匠のところに行きたいと言いますが、草々も草原兄さんも、「4人の地獄八景に穴開ける気か」と辛い気持ちを我慢して小草若を引き止めます。それでも小草若は行こうとしますが、、、そのまま泣き崩れてしまいました。あ、ヤバイ、、書いてるだけで泣く、うち。。。
そして、号泣する小草若の肩をガッと掴んで同じく泣き出す草々。。やっぱり兄弟だなぁと思いました。実の子は小草若一人だけど、同じように師匠の元で育ってきた草々だって、小草若と同じくらい悲しいはず。。それを堪えなければいけないんだから、彼も辛いのです。。。
あの、堰を切ったように泣き出す小草若のシーン、、ホント子供みたいで、思い出しただけで号泣(T_T)
みんな、何とか地獄八景をやろうとします。
声も出さず涙をボロボロ流している喜代美に、草原兄さんは、
「師匠が入院してはることは、お客さんもみんな知ってる。そやけど、俺らが師匠のこと心配してることお客さんに見せたらあかん。俺らが師匠のこと心配してるのがわかったら、お客さん、笑われへんねん」

身内の不幸も笑いに変えなければ…

まさか師匠のことでこうなるとは思いませんでした。。。小草若、草々はもちろんだけど、喜代美たち他の弟子たちにとっても、師匠は大切な身内です。その身内がもうすぐ死ぬかもという時でも、みんなの前で笑いを取らないといけないなんて、辛すぎるよ。。。(TTTTTTTTTT)
草原兄さんの言葉をしっかり飲み込んで、喜代美は前座の舞台に上がり、さっきまでとは打って変わって泣き顔ひとつ見せず、師匠との出会いから弟子入りまでの話など、病に倒れた師匠のことまで笑い話に変えて頑張っていました。袖で見てる他の弟子たちもウケてます。小草若も笑っています。

しかもさりげなく不謹慎なネタを言ったことにされる草原兄さん(笑えるんだけど笑っていいのか?)

喜代美が創作落語を見事に語っている間、危篤状態の師匠が、その高座を聞いているかのように、嬉しそうに笑っていました。

しかし、糸子さんって半年くらいずっと師匠のお世話で大阪と小浜行ったりきたりしてたってことですよね。。。

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