文学の扉後編

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今週もいい声だなあ。。。とうっとりしましたが、先週の内容があったおかげでちゃんと頭に入りました(笑)
先週から既に「嘘つき」認定済みではあったけど、姫草ユリ子こと堀井由美子は心底可哀想な女性でした。
臼杵先生も言ってたけど、殺人したわけでも万引きしたわけでも強盗したわけでもないのに、何も自殺しなくてもなあと。
確かにそういう虚言がある人は現実にもいるのだけど、彼女が自殺した後のみんなの悲しみようからも、彼女はただの虚言癖ではなくて、ちゃんと愛されてたのになあって。自分を偽りたい気持ちならもって生きてる人は少なくないと思うのだけど、彼女の場合、もっとうまいことやってれば、誰も傷つけず、自分も傷つかなくて済んだのにと、悲しくなりました。
まあ、、ここまで追い詰められてしまうのは、虚言癖レベルじゃなくて、夢のない言い方をすれば精神の病だよなあと。。。
虚構と空想に生き、空想のまま死んでいった由美子は、ある意味で既に自分の中で現実の人間ではなかったのだろうな。
そして、みんな振り回されながらも決して彼女を憎みも嫌いもしていなかったのに、と思えてなりません。

しかしやっぱりマサキの語りはいいなあ。。。ドラマで演じる声とも違って、声だけで細かく変わる感情表現。最後のやりきれない感じと、これで終わりだよっていうちょっとした安心感のようなものとか、すごくよかったなあ。

そして最後の対談では中嶋朋子さんが京本さんの音楽の話に触れてくださいました!!
で、シンガーソングライターの話の中でも、文学の話に絡めて、石川啄木に影響を受けて詞を書いたこともあるというような話もしていました!
えっと、まだ上げ初めし前髪の~は島崎藤村か。。藤村先生でした。高校教師じゃありません。
石川啄木って何書いた人だっけ。。。ああ、一握の砂か。読んだことないや。。。
啄木に影響を受けた京本さんの詩を読んでみたいです。そしたら啄木先生の作品に興味を持ちたいと思います(え)

夢野久作のぞっとするような物語も、何気ないことから恐ろしい結末を想像させてしまう展開も、記者という経歴からきているのでしょうね。
またこの番組出てほしいなあ。すごく素敵でした。ラジオドラマの京本さんの声ホント大好き♪

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