「昭和四十五年女」を読んだ

この記事は約4分で読めます。

京本政樹さんのインタビューが載っている「昭和四十五年女」という本を買いましたよ。

この本自体初めて知ったのですが、田舎の本屋にもちゃんと置いてあった!どのコーナーにあるかわからないから、目を皿のようにして探していたら、真っ赤な本に厩戸皇子が輝いておりました(笑)
あ、この「日出処の天子」という漫画は読んだことがないのですが、昔、マサキファンの先輩方が話題にしていて、ネットで検索して綺麗な絵だなあと思ったのが出逢いなのですが、そこから読んでいないという。あらすじまで載せてくれていましたが、なるほど、そういうストーリーですか。早く読まなきゃ←

それはさておき、「昭和四十五年女」じゃないのに、なかなか楽しいコンテンツがたくさんありました。独眼竜政宗もよかったよねー。いや、そもそも時代劇は老若男女問わず大好きだろう!(?)京本政樹と松平健のインタビューを載せてくれるなんて、初めて知った本だけど、ありがとうございます!
ペリー荻野さんが選ぶ美しい時代劇キャラに組紐屋の竜が挙がっていたりと、ご本人のインタビュー以外にも嬉しいところがあったり♪あと松平健さんの写真、全体的な色合いといいアングルといいかすかなほほえみといい、モナ・リザの微笑みたいだなと思うけどどう?
けどマツケンは近影があるのに、マサキは宣材写真でちょっと寂しかったり^^;

時代劇だけでなくスケバン刑事の話とか、謎の村雨城の話までバラエティに富んでいる中に、京本政樹の存在がちょくちょく現れる。昭和四十五年生まれではなくても、要するに1980年代に脚光を浴びたエンタメの数々がまとめられている感じがしました。うんうん、子供の頃観たエンタメがたくさんで、懐かしくなりましたね♪

でも京本さんのインタビューは、時代劇俳優としての功績をご本人の言葉で振り返る感じで、数ページの中に京本政樹ヒストリーが集約されていたのが嬉しかったです。若い方々へ継承したいという京本さんの言葉もあるけど、それでもこうして竜や犬塚信乃の写真とともに滝沢歌舞伎の弁慶の写真を見ると、これだけ長い年月、ある意味同じ路線で活躍されているってすごいことだなと思うんです。カールスモーキー石井さんが、「京本さんがいなかったら今の2.5次元はない」的なことを仰ってくださったのはマサキファンとしては結構感動的な言葉です。遡れば美剣士時代劇のルーツは大昔に至るのだろうけど、今でいう刀剣乱舞なども含め、2.5次元時代劇のルーツに美剣士俳優・京本政樹があったら嬉しいなあ。京本さんが大川橋蔵さんから受け継いだ荒唐無稽な時代劇や現実離れした美剣士の姿が2.5次元時代劇に影響を与えている部分もあるんじゃないかって、私も勝手に思っているし、思いたい。

京本さんの恩師である大川橋蔵さん等の役者さんを知る人が少なくなってきているのは、時代の流れ上仕方のないことである一方、京本さんがこうして語り継いでいるからこそ、私も大川橋蔵さんや長谷川一夫さんのことを知ることができたのだから、確かな功績があると思うのですよね。中学の頃、30代半ばの京本さんが長谷川一夫さんの膝上の白いハンカチ(レフ板のような効果)の話をされていたのを聞いて、当時の美形時代劇役者さんたちのプロ意識を知ることができたものです。
特撮が低迷していた時に声高に特撮の素晴らしさを一人語り続けていた京本さんは、特撮だけじゃなくて、時代劇のことも叫び続けているんですよ。ご本人もおっしゃっているけど、特撮は見事現代に返り咲いたよね。それなら特撮に通じることもある娯楽時代劇が返り咲くことも可能なのではないかと、京本さんを見てると思わされるよね。そう思うと、京本さんって、、長い間結構孤独な戦いを続けているなと感じたりもするわけです。バラエティ番組やYoutubeに一人、がっつり時代劇の姿で登場するのも、若い頃からずっとやり続けていることで、そんな姿でも面白いこと平気でやっちゃう方ではありますが、いやいや、これって並大抵の覚悟ではできないと思うんです。うーん、うまく言い表せませんが京本政樹が美剣士(美町人?)の姿をして現代人の前に現れることの意味、もっとエンタメ界で評価されていいはずだよなあ。。。そんなことを思わされるインタビュー記事でした。

(あ、インタビューアーの方?組紐屋の竜は刺さないですよと軽く突っ込んでおく^^;)

余談ですが、メタル好きとしてはANCHANGのインタビューが載っていたのもなんだか感慨深かった(笑)

 

なんでもいいけど

竜と信乃の美しさやばいな!!

タイトルとURLをコピーしました