ちりとてちん#129

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「豆腐」って腐るっていう字が入ってて初めて漢字を見たときはどんなんだよと思ったもんだなぁ。と、生活ほっとモーニングの「豆腐のブランマンジェ」という言葉を見ただけで、ちりとてちんを思い出してしまいました。
しかし柑橘系の皮って使うの勇気いるなぁ。



さて、初高座を控えた木曽山くん、そして弟子への初稽古の草々兄さん、喜代美と、何かと初めて尽くしの皆さんです。そして何故か兄弟弟子の稽古のためにわらわら集まってる他弟子たち(いや、弟子っていうかもうみんな独立してるはずなんだけど^^;)。
「はじめっ!!!」
「……」
って、はじめくん(笑)何を始めるのか言ってないんじゃ、そりゃ木曽山くんも困ります。
初高座のネタさえ決まってないとは。初高座での出し物は得意の「鉄砲勇助」でいいのではないかと草原兄さんは言いましたが、四草が「あかん!」と珍しくでかい声を出しました。
「稽古は…落語の腹教わるっちゅうこと、おま(え)、まだわかってへん。おま(え)何でも自分ひとりでできると思ってるんやろけど、落語っちゅうもんはそういうもんや」
どっかで聞いた台詞。。。
「それお前が言われたことやろ」
あ、なんだ。しかし四草の言い方、完全に草若師匠のコピーになってましたな。ギャグ場面にはなってたけど、実際はよっぽど身に沁みた言葉だったんでしょうね。言い方が渡瀬さんに結構似ててウケました(笑)
しかし、木曽山くん、得意のはずの鉄砲勇助、どうしたことか失敗ばかりしています。上下逆、台詞も飛び飛びです。

喜代美は自分がやる創作落語がなかなかできず考え込んでいるところへ奈津子さんが訪ねてきました。木曽山くんのことは相変わらず胡散臭がっていますが、
「何かやらかしてくれへんかなぁ!喜代美ちゃんの初高座のときみたいに。うへへへへへへへへへ…ひつれい♪」
奈津子さんのキャラがどんどん崩壊していく。。。
しかし喜代美、家計簿つけながら落語やって、ホント偉いなぁ。

仏壇屋さんで菊江さん、磯七さんを前に、正平をネタに途中まで作った創作落語を披露してる喜代美。
「親孝行せぇ!うちもう大学生ですー」
ってオチがなかなかいいな。
「最近テレビのバラエティでも何でもテロップが出るやろ。俺あれが嫌いでな。ここ笑うとこですよって合図出してるもんやろ。出されへんかったら笑うところわからへん」
さりげないですが、思い当たる番組がいくつか。。。(笑)
今2000年頃ですよね。確か音楽番組とかでもテロップ出始めたのが90年代中盤くらいだったように思います。そこから某バラエティ番組、某オーディション番組とかでやたらテロップ出るなーというのは実は私も思ってたんですよね。今はもう慣れましたけど。2000年というと、ちょうどそういうのが定着し出した頃ですよね。
でもお笑い番組のテロップというのは流石にねぇ。コントの笑いどころまで何もテロップ出さなくても、と若干ひいちゃうところはあるので、磯七さんの意見は同感です。そのうち落語にもテロップ出るようになったりするんだろうか。
「その点落語家っていうのは、」
聞く側にも想像力がなかったら、落語は成立しないと力説する磯七さんでした。

さて木曽山くんですが、初高座ということで緊張してるのだと本人は言いますが、落語の稽古だけでなく、卵は割るわ、家事も鈍臭いし、喜代美も流石にどうしたの?と気になり始めます。
割れた卵で作った大量の玉子焼きを持って、四草の部屋に行くと、小草若(住んでるからね)と草原兄さんもいます。小草若にはてなの茶碗を伝授するためか?
あ、平兵衛がいるー。よかった、まだ死んでなくて。。。
あと草原兄さん、小草若の紅白ド派手枕抱きながら玉子焼き食べてるのが熊っぽいです(笑)。草原兄さんが木曽山くんが失敗ばかりなのは初高座だから緊張してるんだろと言いますが、あれが寝床だったら、お咲さんが「甘いな!」って言ってたな。
しかし小草若は木曽山くんのことを胡散臭がって
「嘘やったんとちゃうか??落研やったとか、15,6席できるとか、ぜーんぶや」
とか言い出します。喜代美は、前に鉄砲勇助をすらすらやっていたのもあるし、それはないんじゃ。。と思いますが、小草若、木曽山くんがいっぱいできるのを相当根に持っているのか
「一人落研やったんやって!(どんなだよ)」
家で一人で稽古してたんだと言うと、四草が
「あれはそんな友達がおらんとか言うタイプやないです」
と言うと、流石嘘つき同士やなぁと草原兄さんに言われ、
「失礼な!算段と嘘は違います!」
と四草は言いますが、、まぁ、、騙されたほうからしてみたら、嘘も算段も似たようなもんですけど。。。第一、四草の算段、やられたほうは楽しくないし。
それにしても木曽山くん、どこまでが本当でどこからが本当なんだろ?
「もうよろしいやん。木曽山のことは草々に任しといたら」
そりゃそうなんですが、自分らが草々の様子見にぞろぞろ集まってて今更草々に任せるって(笑)
「若狭は女将さんやねんからな、初高座という大事なことを、一緒に喜んでやるのが仕事や」
と草原兄さんに言われ、喜代美は納得してそうすることにしました。
早速家に帰ると、草々兄さんに着なくなった着物を木曽山くんのために仕立て直すから欲しいと言いますが、他にも初高座祝いにも何か買ってあげたいと喜代美が楽しそうに言うのを見て、やはり嬉しそうな草々兄さんとのやり取りが、夫婦らしくて微笑ましかったです。

そして喜代美は「ちりとてちん」をやって高座から降りてきます。ホント忙しそうだなぁ。
楽屋に帰ってくると万葉亭柳眉がいます。今日の高座は柳眉兄さんからのお声掛けみたいですね。少ないけど、とお給料をもらいます。草々は弟子とって
そこに尊健も来て、三国志の残り二人コンビのやり取りが笑えます。
「若狭、今度創作落語の会やんねんけど、お前も出ぇへんか?」
と鼻毛からもお声がかかり喜ぶ喜代美ですが、古典も身についてないのにやめとけという古典派の柳眉兄さんと創作派の鼻毛兄さんの間にバトルが勃発。
「お前が古典できへんからやろが!」
「わしは古典もできるんじゃ!」
「そんな鼻毛伸ばしてからにどこが古典古典言うとんねん!」(鼻毛は関係ないだろ)
「あぁ~!?これから鼻毛が流行んねん!鼻毛の先取りや!
…どんな流行だよ、意味わからんわ(爆)
というかあんたは鼻毛キャラで定着でいいのか?
そんなアホな兄さんたちを残して、失礼しました、と楽屋を出る喜代美(笑)
っていうか、柳眉兄さんっ

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