ちりとてちん#116

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土曜日に亡くなった師匠のお葬式です。亡くなったことも悲しかったけど、それを知らされた時の、喜代美や小草若たちがショックを受ける瞬間を見るのが怖かったんですが、そこは飛ばしてくれたので(高座のうちにそれは覚悟してたからですね)ほっとしました。月曜から泣きたくないもんなぁ。

それでもしんみりとしたお葬式です。
柳宝師匠が悲しみに打ちひしがれて何か言ってますが、、よく何を言ってるのか。。
と思ったら熊五郎さんも「何言ってるかようわからんのう」って(笑)
尊徳師匠も隣で悲しんでいます。えぇと、庭から入ってきたよぼよぼのお爺さんが気になって仕方ないんですが。。人にめっちゃ支えられてやっと歩いてますけど;
って、これが漢五郎師匠ですか!この前、名前だけ出てきて、誰?って言った人です。芦屋小雁さんだったんだ(笑)
草若師匠のために弱った(?)体を押して出てきてくれた漢五郎師匠。しかしどこか笑える雰囲気が。。。(ごめんなさい)
四天王のうちの生き残り3人、号泣。喜代美も弟子たちも涙を堪えています。

そこに、、

何か、、変な格好の人が走って来たんですがー(T_T)

小次郎。。。

喪服なのに下駄に裸足で頭にサングラス、お守り袋を首からぶら下げたあやしい人が思いっきり走ってきてそのままどかどか上がり込んできました。奈津子さんに「小次郎!(小声)」って呼ばれていくとお父ちゃんにも「どこ行ってたんや!?」って言われてます。子供じゃないんだから。いや、子供みたいなもんか。
「ちょっとな、前の新聞探しとったんや。♪師匠に頼まれてた宝くじ思い出して」

お葬式までおめでたいな小次郎。正太郎ちゃんの通夜の時はえらい真面目だったのに。みんな、このおっさんほんまKYやな、と言わんばかりの冷たい視線で見てます。

「申し訳ありません。気にせんといてください

と小梅ちゃん。完全に可哀想な子扱いだよ。
しかも何故か張本人ではなくそれを言った小梅ちゃんにガン飛ばす四草。
小梅ちゃんが言ったとおり、本当にみんなからスルーされる小次郎(爆)

「喜代美、福助どこや、福助!」
どうした小次郎、頭変になったか(最初から変です)
「当たるように福助の下に宝くじ置いとくって、師匠が言うとんなったんやぁ」
喜代美も困ってます。
「福助は…」
喜代美の目線を見てなのか、何なのか「あそこか!」と急に祭壇の裏側に突進する小次郎。

え、透視!?

今、小次郎変な力使わなかった?何か妙な映像効果が。
みんな涙に暮れてるところを突っ切って思いっきり福助に突っ込んでいく小次郎(爆)
「小次郎!」
と小梅ちゃんに怒られてますが聞いてません。あんたいくつ。。。やってることが、食べ物を漁ってるうちの猫とまるっきり同じなんですが。
あった!と宝くじを嬉しそうに持ってきます。あのさ小次郎、師匠亡くなったよね?

「あったあった!あっ!!;;;(震え上がる小次郎)



ノcノノ゜△゜ノ何か降りてきた!!」


何が!?

小次郎に降りてくるのは笑いの神くらいしかない気がするんですが。
しかし話とは関係ないですが、、京本さん、こういう動き上手いよなぁ。修羅之介で(今日は修羅之介Dayだな。。)妖術かけられて金縛りにあう動きが上手いだけのことはあります。
「喜代美、手伝ってくれるこぉ!」
声がでかいって。。。
喜代美も流石に嫌そうですが、草原兄さんも
「若狭、行きぃ」
と小声で、そこの空気読めない浮世離れしたやたら綺麗な顔のおっさんをどうにかしろと言わんばかりに喜代美を行かせます。仕方なく立ち上がってみんなにお辞儀して縁側にいく喜代美(可哀想^^;)
小次郎のことは気にせんと、漢五郎師匠は草々や草原兄さんに何か話しかけてますが、何言ってるのかわからないので、尊徳師匠が通訳してます。

みんなから冷たい視線があることもお構いなしで(冷たい視線は浴びなれてるだろうしな)縁側で新聞を広げる小次郎。
「喜代美、上から読め」
「え、上から??」
「ほや。上から順番に読むのがおっちゃんの流儀や」

流儀って小次郎のくせに。。。
「それが私の流儀だ」って刀抜いてほしいです(修羅之介か)。
夢見すぎの小次郎らしいスリリングな方法です。おとなしく下から見ればいいのに。

「31組」「31、合うとる!」

声がでかすぎて喜代美にシーってやられる小次郎。一応声小さくしてるっぽいけど、そんなよく澄んだ綺麗な声で叫ばなくても。
当たらないとか言いながらも何故か小次郎の隣にくるお父ちゃん(爆)

「4」「4、合うとる!!」

「1」「1、合うとる!!!(泣)」

ここまできて気になってきた和田家縁側にわらわら集まってきます。見慣れた図になりました(笑)
一億当たったらどうするんだと正平ちゃん。あれ?普通の喪服着てるからいつも通りの正平ちゃんだ。テンションも戻ってる。
「そりゃ、師匠の宝くじやさけぇ、棺桶の中に入れたるがな」
「えぇ!」
お母ちゃん悲鳴。
「もし一億当たったら、全部師匠の棺桶の中に入れてしまうんですか…?」
草原兄さん、さっきまで師匠のことで真面目な顔してるのかと思ったら、ちょっと一億が気になってる?
「そりゃ…のう…」
小次郎、言われてたらちょっと心が揺らいできました(笑)
「一億、灰にするつもりですか(冷)」
「う…ん…」
小次郎百面相だなぁ。四草、アホのおっちゃんを惑わさないでくれ。
「けど地獄の渡し賃いう落語もあるし」>磯七さん
「いやいや、お金燃やすようなん、逆に罰が当たりますー」>緑さん
「贋金入れといたらええがな」>尊徳師匠。
落語のネタか何かにあるんですかね。

「5」「5、合うとる!!!!」

「!!」
あの;今、漢五郎師匠がめっちゃしゃっきりした気がするんですが;

「あと三桁…あと三桁当たったら1億円や!」
「1億円!?」

その時、漢五郎師匠が異常な俊足で立ち上がって動き出したのがウケました。あんためっちゃ動けるやん!絶対、今ならすごい渋い声で喋り捲れるんだぞ。

さて残りの三桁です。

「9」「9」

「2」「2」

「6」「8」

あぁぁ、、、、、、、全員脱力。
「31組415926」「31組415928」
何も2つ違いなんて。。。前後賞もなしです。
師匠が自分で買ってたら当たってたのかこれ。やっぱ小次郎が買ったから?

師匠が願い事をしていた

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