ちりとてちん#97

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引き続き小次郎(17)で頭がいっぱいです。一人二次元空間の京本さん、やばすぎる。。。



喜代美の「天災」がオチまでたどり着き、夫婦落語会も終わりになろうというときですが、五木ひろしはまだ来ません。
せっかく反応上々で終わりを迎えられそうなとき、焦った喜代美は、時間を引き延ばすために、「天災」の終わりに勝手に話を追加していました。
お母ちゃんとお父ちゃんの喧嘩を天災のセリフに無理やり入れて引き伸ばそうとする喜代美。聞いてる人たちが意味わからなくなっています。
ネタが尽きてしまいます。
「お父ちゃんお母ちゃんごめん!五木ひろし…来んの!せっかく歌てもらおう思ったのに!お母ちゃんが一番好きなふるさと歌てもらおう思ったのに…ごめんなさい!ごめんなさい!」
いや、ひろしは遅れると言ったのであって、まだ来ないとは。。。
見かねたお父ちゃんがぽそっと「ふるさと」を歌いながら立ち上がり、最後まで熱唱すると、

「…五木でした」

と座りました。回想シーンは絶叫してましたが地味に上手いです。当然お母ちゃんメロメロです。小次郎がポカーンと口開いて見上げてます。
…松重さんって、カラオケ好きそうだな。
「二回目やな。お父ちゃんが、五木ひろしの代わりにふるさと歌うの」
「お前のためやない。喜代美のためや…」
「わかっとる。ほやさけ余計に嬉しいんや!」
ここで、焼き鯖炎上シーンの回想を入れてくれたらもっと感動したよなぁ。喜代美が人の仲直りのために泣くシーンはあれ以来。きっとお父ちゃんとお母ちゃんもあの時のことを思い出したんじゃないですかね。
アホなのに情に厚い友春くんが拍手し、小次郎も笑顔でぱちぱち
落語会が終わると、五木ひろしから電話がかかってきました。
「すいません。やっぱりいけなくなりました。お母さんによろしくお伝えください」
ひろしは来なくなりましたが、五木化したお父ちゃんのおかげで、雰囲気がよくなってました。みんなでふるさとを熱唱してます。
笑顔で指揮してる小次郎。ちゃんと三拍子です。小次郎、音楽の才能はあったのか。もしや、隠れた才能って、シンガーソングライターか?

しかしさっきの電話は、そんなみんなの雰囲気を察知したひろしの算段でした。
「歌わないんですか?」
「今出て行ったら、野暮というもんだよ♪」
マネージャー相手に、何か悟っちゃった人みたいな喋り方をするひろし。
空気読んだのは偉いですが、お母ちゃんは本当に五木運がないな。。これで3五木逃しました。もう一生会えないかもしれないんだから、せめて歌わなくてもお母ちゃんに一目会って、サインと握手してあげたら、お母ちゃん奇声を上げて喜んだだろうに。あ、でも確かにそれだとお父ちゃんが可哀想だな。

お母ちゃんも、お父ちゃん五木で満足したみたいでやっと家に帰ってきました。
「あの時お前んとこいかんで、親父の元で修行積んどったら、もうちょっとましな箸作れるようになってたかもしれんのう。ほんでもお前を失わんでよかったと思うとる。…帰ってきてけぇ。お前がおらんと、わしの箸が、砥いでも砥いでも輝かんのや
お母ちゃん大感動です。
なんか、プロポーズの言葉みたいで感動しました。いいねぇ、あんなに素敵な夫婦。


魚屋食堂で、結局お父ちゃんに助けられてしまった、自分は高校時代と何も変わってないと順ちゃんに愚痴を溢す喜代美。順ちゃんは、
「B子、何言うてんねん。衝立の向こうで草々さんのために三味線弾いてるあんたも、お父さんお母さんのために変な落語やってるあんたも、すごく輝いとった!!(怒)人にライト当てるいうのは素敵なことやな」
何だか、学園祭の照明係だと思うと微妙な気分ですが、お父ちゃんとお母ちゃんをメインに引き立てた場面に、その言葉はすごくぴったりでした。順ちゃんは、高校の時から、喜代美にそれを言いたかったんですかね。この言葉で、無理に主役になることより、人を優しく引き立ててあげられる人間の素晴らしさが喜代美がわかったらいいなと思います。
3人娘も「また落語やるときは呼んでね!」と言います。失敗はしても、ちゃんと認めてもらえてるじゃん。
「今度はA子も聞きに来れたらええね」
と言われ、音信不通のA子のことが気になる喜代美。兄の友春くんがいるんですが、家族とも連絡とってない状態なのかなぁ。。。ちょっと心配です。

その頃、縁側で何やら黄昏てる小次郎。どうした?小次郎。奈津子さんが大阪に帰るけどどうする?と言うと、急に奈津子さんのほうに正座する小次郎。
「なっちゃん!わしと、結婚してけぇ!た、頼む!(土下座)」

えーーーー!いきなりプロポーズ!?しかも土下座で!!

奈津子さん、何て返事するんだろう。。。個人的な予想としては、奈津子さんも段々小次郎と本気で結婚したいと思うようになるんだけど、最終的には何か変化があって、小次郎がやっぱりできないわみたいなことになるのかなぁと。
でも急にどうしたんだろう。。この前のなっちゃんの寂しそう顔を見て、今日はお母ちゃんと喜代美を一生懸命守ってるお父ちゃんの姿を見て、何か決心したのかな。
しかし、昨日の小次郎(17)が、勝手に兄ちゃんのプロポーズの言葉決めてテンションアップしてた直後に、本人の場合だと土下座って、、、相変わらずプライドない。
しかし小次郎無職だしなぁ。。
「出来上がった箸持って、毎朝君の作ったご飯食べたい!こない言うんやな!」
みたいに、例に出すものが何一つないですが、小次郎の場合。もしまともなプロポーズの言葉を使うとしたらどんなんだろう。

「なっちゃん!わしの作った潰れた目玉焼き食ってけぇ!」(主夫確定かよ)
「なっちゃん!わしと一緒にペットボトル集めてけぇ!」(ホームレス推奨かよ)

うーん、、、やっぱまともな職業についてないからか、まともじゃない言葉しか浮かばん。。。
しかし夕陽に照らされてちょっと寂しそうに悩んでる顔が綺麗すぎでした。

一方、部屋では正平ちゃんが、寂しそうにUNIVERSITYのパンフレットを眺めていました。お父ちゃんとお母ちゃんの問題は丸く収まりましたが、元はといえば、自分の夢が原因で起こったことだと考えると、辛くてたまらないでしょう。。仲直りした両親のことを喜ぶと同時に、そんな様子を見ていたら、今から留学したいんだけど、なんて言えません。やり場のない気持ちをぶつけて、パンフレットをビリビリに破り捨ててるのが可哀想でした。。。(T_T)
昨日も流れてた「翼をください」、今度は正平くん

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