ちりとてちん#69

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尊建を殴った小草若の罪をかぶった草々さん。
その騒動のことで、草若師匠の元へ柳宝師匠が訪ねてきました。師匠と草々さんがいる部屋の外から小草若以外の弟子全員で中の様子を伺ってます。四草さんも言ってましたが、なんで尊建のことで柳宝師匠が?
と思ったら、尊徳師匠が大激怒で話せる状態じゃないらしい。
知らんわ!自分の管理不行き届きを棚に上げるな!
毎度毎度喧嘩売ってる弟子を野放しにしてる尊徳師匠にはお咎めなしなんですか?なんか納得いかんわ。
柳宝師匠がきいても、師匠が何度も確認しても「私が殴りました」の一点張りです。小草若は逃げちゃうし、尊建も酔っ払ってたために記憶が定かではないらしいし、誰も目撃者がいません。
怪我の具合は大したことないときいた四草さんはきっと、死んだらええのに、と思ったことでしょう。
ていうか尊建の記憶が曖昧なんだったら草々兄さんが罪かぶることないんじゃ。。
「ほんまに尊建に…殴ったんか?」
柳宝師匠、助詞がおかしい気がします。
それはいいんですが、柳宝師匠も草々さんのこと信用したい気持ちがあったのか、尊建は殴られても仕方ない奴だとわかってるのか、その両方なのか。
「何でや?草若はんのこと、悪う言われたからか?」
あ、やっぱわかってんじゃん。鼻毛男は常習犯なんだな。だったら尚更尊徳師匠の管理不行き届きじゃん。
「その通りです。師匠のことを悪う言われて、思わず手が出てしまいました。申し訳ありませんでした」
わしに謝られてもなぁ、と柳宝師匠。
「あんたんとこ、暮れに一門会やるんやってな。尊徳はんも楽しみにしとったんやで?徒然亭の復活を」
だから人の復活喜ぶ前に弟子の管理を…(略)
「ま、誠意尽くして謝るこっちゃ」
そう言って柳宝師匠は帰っていきました。
草若師匠は草々に、部屋で謹慎しているように言って出ていきました。
外で聞いていた若狭が、一人部屋に取り残された草々に怒りをぶつけます。
「バラバラになった一門を必死で建て直してきたの草々兄さんやないですか!何であれくらいのこと我慢できなかったんですか!?」
違う、違うよ喜代美。小草若がやったんだって。というか、荒れてていつ人殴るかもしれない小草若のこと心配してたんだろうに、ジュース飲んでたあんたも悪いんだよ?(それは可哀想か)

師匠は大激怒する尊徳師匠に全く取り合ってもらえなかったらしく、天狗芸能では、稼ぎ頭の尊建が高座に出られなくなって大損だと会長にこっぴどく嫌味を言われます。
「嫁はん死にかけたくらいで高座に穴あけたおまえや、尊徳に義理立てして一門会やめにするか?けど、それでは二度と天狗芸能には戻れへんで?」
ゴリさんやっぱムカつくわ。。。でも、
「いっぺんは廃業してた弟子ら呼び集めて、また新しい弟子までとった。ほんだけのもん抱えたおまえの覚悟ちゅうもんがどんだけのもんか、見してもらおうやないか
え?こう言っちゃなんだけど、またチャンスくれるんですか?今度こそ駄目だと思ったんですけどね。徒然亭が要るならいるで庇ってあげたらいいのに。やめさせたいのかそうでないのかわかりませんよ、ゴリさん、いや天狗の会長。それとも単にサディスティックな人なだけですか?

帰ってきた師匠は、奥さんの写真を眺めながら怖い顔で何か決意したように若狭を呼んで弟子たち全員集めるように言います。
みんな集まってきますが、当然小草若だけいません。マンションにも帰ってないようで連絡とれないらしいです。そこで師匠が草々さんに最後の確認をしましたが、小草若がいないので、もしかして真犯人は小草若かもしれないと勘付いたんでしょうか。でも草々さんの答えは変わりませんでした。それを聞いて暫く考え込む師匠。

「今日限りでおまえ、破門や」


ええええええええ!!!!!

違うってば師匠!小草若なんだって!やっぱり気づいてないの!?(T_T)
「はい…」
小草若のこと大事にしすぎだよ、普段大喧嘩ばっかしてるくせにツンデレかおまえは!
草原兄さんも何とか破門をやめさせようとしますが師匠の考えは変わりません。
「長い間、お世話になりました」
破門を言い渡されて素直に応じた草々さんは、即行草若宅を出ていく支度を始めました。若狭に言われることにも一切返事せず、ただ一言、
「若狭、一門会、がんばれよ」
と言い残して早足で部屋を出ていきました。地味な座布団背負って。
不器用な若狭も2年以上頑張ってきたのにねぇ。年季明けるの楽しみにしてたのに確かに可哀想です。
師匠、もしかして身内というか私情のために高座すっぽかしたのがトラウマになって、天狗の会長の言葉をきいて、今度こそ弟子一人のために一門会中止にすることはできないと思ったんですね。確かに一門会中止したら他の弟子らも巻き添え食うことになるからなぁ。そのことは草原兄さんも気づいていました。

やり切れない様子で水を飲んでる四草を外から呼ぶ声がします。小草若が窓の外からこっそり呼んでました。おまえ何を今更出てきてんねん!
「小草若兄さん??」
「師匠、どないしてはる?やっぱ…怒ってはるか…?」
「大変やったんですよ」
「そうか…そやろなぁ…」
「草々兄さんが破門されて…」
「はぁ…破門かぁ…そりゃ…えぇぇぇ!!??
なんでこんなときにギャグリアクションなんだよ!二度見してるんだよ。や、四草呼んでるときからギャグモードだなとは思ってたけど。
そうか、小草若は草々が自分のこと師匠に告げ口したと思ってたのか。まぁ、そうだよな。
草々さんの部屋で、自分がやったことをみんなに話した小草若ちゃん。遅い。
「なんで草々に罪かぶせたりしたんや」
「何生意気に算段してるんですか」
あんたじゃないんだからそんなことしません。立て続けに責められる小草若。
何度も本当に殴ったのかと確認される草々と、何も言ってないのに一発で他人に罪かぶしたと思われる小草若(爆)
「違う!ほんまに知らんかったんや…」
「それじゃ、草々兄さんが勝手に…」
真実を知って、何も知らず一方的に責めてしまった喜代美は急いでいなくなった草々さんを探しに行きます。
~けど、もう遅かったんです~
何が遅いんですか?まさか草々自殺してないよな?(いくらなんでもそんな黒い話では。。。;)


草々が小草若のこと気にしてるのはわかってたけど、何で破門になってまで庇おうと思ったのかが気になります。
あと、やっぱり土佐屋の師弟が許
せません。二人とも追放だろ。あとゴリさんも腹立つ。

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