ちりとてちん#32

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うひょひょひょひょ♪(小草若風)
小次郎が電話に出てるところから始まった~♪
「おう、喜代美やないけぇー(受話器指差しながら喜代美、喜代美♪って)どや、元気にしとるんけぇ?※◎☆$…」
「ごめん、叔父ちゃん。お父ちゃんに代わってくれる?」
おっちゃん、可哀想。。すんごい嫌そうな顔しながらお父ちゃんを呼びます。
「おぃ!お゛ぃっ!
2回目のお゛ぃっ!が完全におっさん声でめっちゃ笑いました。こういう京本さんいいな(笑)
「何や喜代美」
受話器を受け取って喋り始める正典さんの前を普通にムカついた顔しながら戻ってくる小次郎ウケる。家族全員あんまり喜代美からの電話に興味もってなかったのに小次郎だけやたら嬉しそうなのがいいですね。やっぱ叔父さんってポジションだしね。
「お父ちゃんは、A子のお父さんのとこで塗り箸の修行したんやんなぁ」
「ほや」
「A子のお父さんは、お祖父ちゃんのお弟子さんやったんやんなぁ」
「ほや」
「ほな、お父ちゃんはお祖父ちゃんの塗り箸受け継いだことになる?」
草々さんの兄弟弟子の話からお父ちゃんを想像したのね。なかなか頭の回転がいいじゃないか喜代美。さすが伊達に妄想ばっかしてない。
…もぐもぐ食ってる小次郎(爆)
「秀臣さんは伝統的な塗り箸だけでは食えん言うてやめた人やでぇ。ま、しかしあの人の腕は確かやさけぇそういうことにぃ?」
うんうんと頷いてる喜代美、受話器の向こうでは、秀臣さんの名前をきいて黙ってられるはずがないお祖母ちゃん始動。
「喜代美ぃ、朝から何をげんの悪い電話かけてきとりますのや」
「お祖母ちゃん!?」
「お姉ちゃん、僕、大阪の大学行かれるかもしれへんから、そん時は部屋泊めてな♪」
「え、正平!?」
「そん時はおっちゃんも泊めてな♪」
「おまえはいかんでええ!(怒)」
「何でや!」
「何しに行くんや!」
お父ちゃんに話があったのに、受話器の向こうが大変なことになってます。。;
ってか小次郎、、いくらなんでも19歳くらいの女の子の部屋に40歳のおっさんが泊めてくれってのはひどいでしょ。弟でも嫌でしょうに。
バタバタしてるみんなの間を縫って受話器の権利がお母ちゃんに移りました。
「今度はお母ちゃん…?(脱力)」
「喜代美ぃ、あんた寒くなってきたでぇ、毛糸のパンツはくんやで。あ、ウール100%やけどぉ、洗濯機で洗えるさけぇ。ネットに入れてなぁ♪」
「うんうん、、って毛糸のパンツやなくてぇ!」
「ほな、電話代かかるさけぇ、切るわ(ガチャ)」
「えぇ!!??ってお父ちゃんと!!」
電話代向こう持ちなのに気遣いの母です(笑)
そういえば、草若師匠のとこの電話代ってどうやって払ってるんだろう?
師匠のところにも草々さんところにもあんまり電話の用なさそうだなぁ。。寝床にカレーうどん頼むときくらい??
結局電話でろくな話できなかった喜代美です。

さて、今度は小草若を寝床に呼び出しました。あ、初めて読んだ方、寝床ってのは居酒屋ですからね(知ってます)
喜代美のほうから珍しく呼び出してきたので底抜けに喜んでる小草若。
「みんな、底抜けに呑んでくれ~」
「小草若さんにお願いがあるんです」
「ええでええで~100個頼みぃ~♪」
1人で100個は無理です(爆)
一瞬底抜けに喜んだ小草若ですが、
「師匠さんのところに戻ってきてもらえませんやろか?」
「それは、、、できへん」
草々が、もう一度師匠に落語やってもらおうと一生懸命稽古してること、ばらばらになった弟子たちが戻ってきたらまた師匠も落語やってくれるかもと言いますが、小草若いい返事をくれません。師匠のことめっちゃ嫌ってたもんねぇ。表向き。
「それは、、草々のためか?」
「はい、そうです」
「…(がくっ)」
スピード失恋みたいな展開です。
「草々に協力するいわれはない。大体、草々のアホがさっさと天狗芸能に頭下げればええんじゃ」
何気に小草若ちゃん、草々のこと心配してない?草若のところにいたらもったいないから、天狗芸能にくればいいのに、って言ってるようにも聞こえます。
仏壇屋の菊江さんの意味深なアップ。きっと、師匠が一門会に穴開けた理由知ってるんだろうね。知ってるけど、言うなって師匠に言われてたりするのかな。。
そこにちょうどよく草々さんがきました。
「おまえ、喜代美ちゃん使いにやらしてんねん。俺に戻ってきてほしいんやったらお前が俺に頼みにこんかい!」
「誰がおまえなんかに戻ってきてくれ言うか。実の息子のくせして師匠見捨てやがって!」
また大喧嘩です。。
結局、小草若を呼び戻す作戦も失敗。。
草々さんも大激怒で家に帰ってきてしまいます。追いかける喜代美。

バターン!

おおおおおおおおおおお(TTTTTT)

…手が!喜代美の手が挟まってます。
「おおい!!何やっとるんや!」
それに気づいて慌てて飛び出てくる草々さん。やっぱ女の子に優しいだけあって、こういうときいい人だねぇ♪
しかし、、思いっきり挟んだよな。。。
喜代美、手痛いけど、草々さんのことを説得するので精一杯です。
「お前に何がわかるんや」
「わかりません」
「言い切るなや」
「わからんけど、伝えていかなってことは何となくわかるんです!うちのお父ちゃん、塗り箸の修行放り出してお祖父ちゃんと絶交してたんです。それで10年経って小浜に戻ってきて、お祖父ちゃんの箸途絶えさせたくない言うて、それから修行して箸職人になったんです!」
途中で手がものすごく痛そう。。
「おい、、先に手当てしたほうがいいんじゃ;;」
草々さん、可愛いなぁ。しかし手挟んだのってどうやって手当てする気なんだろ?私よく手挟んだりぶつけたりしますけど手当てのしようがないんだけどな。。
「大丈夫です!今の勢いで言わんと!」
手痛いけど、勢いに乗って、残りの弟子にも説得しに行こうと草々を説得する喜代美。勢いに乗ってるものだから、草々さんも渋々言うことをきくことにしました。。

昼間からでっかいホームセンター?

『おとくやん』

うん、お得そうな名前です。
「一番弟子の草原兄さんは、俺が師匠の次に尊敬しとる人や。芝居も詳しいし、三味線も太鼓もできるし、ほんまに粋言うもんわかっとる兄さんやった」
草々さんは嬉しそうに語ります。期待大です☆
「そんなにすごい人やったら、何も落語家廃業して、サラリーマンやることないんや思うんですけど。。。」
「…」
草々さん、ちょっと意味ありげな顔したね。
「いてへんなぁ。。俺ちょっと見てくる」
草々

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