「劇場版・ルパンの娘」を観てきた

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フカキョンこと深田恭子さん主演の「ルパンの娘」の映画を観てきましたよ。
私はTVシリーズでは市村正親さんが踊り狂ってる「円城寺さん親子」の回くらいしか観たことがなかったのですが、それでも全然楽しめましたし、周りの席に人がいないのをいいことにところどころ号泣しました。なんだこの話、悲しすぎるだろ。。。

役者さん的観点でいうと、まず、ゲスト出演の観月ありささんの演技がすごすぎた!相変わらずのプロポーションの良さに加えて、悪者の貫禄、女の人でここまで魔王感出せる人なかなかいないのでは。声色も知ってるイメージと全く違うし、衣装とメイクがすごいから知らないと誰だかわからないくらいだし。でも、回想シーンで出てくる本来の観月ありささんは、私の知ってるナースのお仕事な顔の観月ありささんでした。年月も経っているので包容力のある優しい表情になられていましたが、それと正反対の魔王感(2回目)。ほぼ一人二役みたいなもんでしょこれは。いやあすごかった。
出番の多くない岡田義徳さんのシーンにも相当泣かせられた。しかし、お二人とも全く印象が変わらないなあ。。。90年代のドラマを観て育った人間にはたまらないキャスティングです。

そして、Lの一族のお父さん、渡部篤郎さんが個人的にはすごくたまらなかったです。
飄々として何考えてるかわからないのに、すごく家族思いだし、めっちゃ戦うし、ピンチもあるし、映画ならではの壮大な感じにハマっていました。
ちょっと前から思いましたが、喋り方変わったよね?私はここ10年か15年くらい本当に推しの出演番組以外ほとんどテレビを観なくなったため、ほぼ90年代のドラマで記憶が止まっているんです。なので、渡部篤郎さんはストーカーのヤバい人のイメージで止まっていました。ルパンが最近の初見ではありませんが、藤原竜也さんの「ST」で久々に渡部篤郎さんを観た時に、あれ??台詞回しが昔と全然違う!と驚いたものです。
そんな狂気も演じられる渡部さんが、この作品ではとても優しい微笑みを浮かべるし、苦悩の表情も浮かべるし、ピンチもあるし(そこ大事)、これは渡部篤郎さんファンはたまらないでしょう。ああ、アツロウのナチュラルなウィンクにやられてしまいました。
ていうか65歳の設定なのかよ。おじいちゃんじゃん。

また、Lの一族のお母さん、小沢真珠さんもすごい!TVシリーズを観ていた友人が色々教えてくれましたが、小沢真珠さんって普段こういう役をやる感じのキャラじゃないんだってね。ああいう強烈なキャラの人ではないらしいので、それがまたすごいですね。「翔んで埼玉」でいう「海の音を聴け~!」って感じのキャラでもないんですね。
すごく美への執着が高いのに、いざとなると変顔になっちゃうところとか最高に面白いです。めっちゃ美人なのにw
そして65歳の設定なのかよ。おばあちゃんじゃん。

お兄ちゃんの渉役の栗原類さんは、テレビドラマでは全然喋らないらしいですが、映画はたくさん喋ってました。引きこもりの役なのに、映画ではすごく活躍してました。いや、普段からすごい発明ばかりしてる時点でめっちゃ活躍してるけどね。ついにタイムマシーンを作るとかどんだけ天才。
そして、橋本環奈さんの美雲との妄想シーンがオタクすぎるのも笑いました。ちゃぷちゃぷ(笑)
でも、華への思いとか、家族へのこれまでの信頼感がどれほどのものだったのか、映画で爆発したところは泣いた。。。
お兄ちゃんは44歳だよと友人に聞いてやはり吹きました。

深キョンも小沢真珠さんも観月ありささんも何十年あのままなんだよ。美魔女すぎだよ。。。芸能人ってやっぱりすごいね。。。

あとは、麿赤兒さんも安定の大駱駝艦だし、「れい!」って呼んだシーンで、さいたまポーズしそうだなと思ったし、藤岡弘、さんもよかったし、おばあちゃんのマツの入れ歯が取れるタイミングがツボすぎたし、和くんもみんなよかった。
あ、もちろん円城寺さん親子も安定の訳の分からなさでよかったです。円城寺息子の役者さん、この役でしか観たことないんだけど、なんか気になってしまうすごいオーラあるね(笑)

上映中なのでネタバレは控えますが、とにかくギャグシーンはわけわからなくて笑えるし、いろんな映画のパロディシーンは出てくるし、でも感動的で泣けるところは悲しすぎて本当に泣ける。感情のジェットコースターです(彦麿呂みたいだな)TVシリーズ観てたらもっと楽しめただろうなー。でも、観てなくても十分楽しくて感動的な映画でした。こういう荒唐無稽な作品って少なくなったけど、やはり私は一番大好きなジャンルです。夢があるね♪

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