【閲覧注意・ネタバレ注意】「ミッドサマー(R15版)」が想像してたのと違った

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今月でWOWOWを解約したので、月末まで思いっきり映画を録画しまくってやろうと思って、ロボコップとか007とかを狂ったように見まくっています。番組表を見てたら、日本でも前評判が非常に高かったホラー映画の「ミッドサマー」をやっていたので、録画して夜中に見ました(昼間時間がなかっただけです。。。)

私はネタバレを読んでいなかったので、みんなが怖い怖い言ってるのを聞いて、勝手に「サイコサスペンス」だと勘違いしていました。
これからの内容には完全なネタバレを記述し、また超エログロな内容の文章がわんさか登場します。私の文章のせいでギャグ映画みたいに見えるかもしれませんが、、、私自身が途中から、「ギャグ映画、、、かな?」というテンションになってしまったので、そういうノリの文章になってしまっていますが、、、相当グロいのは確かなので文章を読む時もお気をつけください。

 

 

 

 

(↓いくよ↓)

 

 

 

 

冒頭で述べた通り、私は「ミッドサマー」を勝手にサイコサスペンスホラーだと思っていました。

まず、初っ端から暗い映像と不穏なBGMが流れます。不快な感じの不協和音というか、黒板で爪を引っ掻いたような不愉快な音がずっと流れていて、夜中に見ていたのでとても怖かったです(小並感)

しかし、私はそこが一番怖かったです(え)

主人公のダニ―という大学生の女の子と、その彼氏のクリスチャン(名前です)、その大学の友達のペレとマークとジョシュが中心人物です。
ダニ―は精神を病んでる系らしいのだけど、彼女が実の妹と連絡が取れなくなり、心配していると、妹と同居してた両親の3人がガス心中してしまう。
ただでさえ病んでるダニ―は、家族も失い、余計におかしくなってしまうのだけど、彼氏のクリスチャンが慰めてくれる。しかし、そのクリスチャン、実はちょっとダニ―のことを疎ましく思っていて、3人の友達も一緒に「彼女めんどくせえから別れたら??」的なことをクリスチャンに言ったりする。
そんなクリスチャンと友人たちは、大学の論文を書こうとしてるんだけど、ペレが自分の故郷であるスウェーデンで90年に一度の夏至祭っていうのをやるからみんなで行こうぜって言い出す。
文化人類学?を専攻しているジョシュが興味を持ち、エロいことしか考えてないマークはなんか違った意味で旅行を楽しみにしていて、みんなでスウェーデンに行くことにするが、クリスチャンはそのことを彼女のダニ―に言っていなくて、黙っていたことで、ダニ―が怒ってしまう。
そんなことがあったので、ダニ―のこともみんなは誘ってたんだよというていで口裏を合わせてもらい、「多分彼女は来ないと思うよ」とクリスチャンが言いながら、みんなで誘うんだけど、結局ダニ―もスウェーデンに行くことになった。数分、ダニーとペレが二人きりになった時、ペレはダニ―の似顔絵を描いてあげた。

ペレの故郷のホルガ村っていうところに行くまでの途中で寄り道をして、いきなりみんなでマジックマッシュルームかなんかでキメちゃう。白夜なので夜が来ないのだけど、最初、「今何時?」「夜9時」っていう会話が既にキマってるのかと思ったらそうじゃなかった。ダニ―は病んでるせいなのか、マジックマッシュルームの効き目がすごくて、幻覚を見て倒れた。
ホルガ村で、ペレの幼馴染のイングマールに合うのだけど、彼の誘いでやはりホルガ村に来たカップルのサイモンとコニーと一緒に行動することになった。

夏至祭が行われる場所に着くと、白くて長い衣装を着た老若男女の人たちが、踊ったり歌ったりしている。

明らかにカルト宗教です。

その中の親切そうな長老から案内され、夏至祭楽しんでねーみたいな穏やかムードで数日感を過ごすことになるが、見てるだけでいいよという感じから、いつの間にか強制参加みたいなことになってるし。。。夏至祭の参加者がどえらい大人数で、100人以上はいるので、人の顔の判別がなかなかつきませんが、なんとかわかりました。

若い女の子たちに案内され、いろんな建物は赤ちゃんから72歳までそれぞれ年代ごとに寝室が分かれているらしい。

ダニ―が「72歳以上は?」ときくと(まあ気になるよね)「ふぃっ!(首切る真似)」なーんちゃってwみたいな空気でその場は楽しく過ぎていく。
村独特のしきたりを真似しながら、みんなで長い長ーいテーブルに着席し、村の人々と一緒に食事を取るダニ―たち。
後からテーブルの一番前に、水色の長い衣装を着た二人の老男女が現れて、儀式をしながら席につき、食事をし、その後、神輿みたいなのに乗せられて結構遠くまで運ばれていく。村の全員がその後についていって、一行も何も知らずについていくと、広大な崖のある場所に到着する。
崖の上では、さっきの老男女が、手のひらをナイフで切られ、その血を、北欧ルーン文字が書かれた石碑に両手で擦り付ける。

一行がポカーンとその崖を見上げていると、婆ちゃんがスタスタと歩いてきた。はい、おわかりですね?

 

婆さん崖からダイブ!

岩にうつ伏せに落ちて顔面パッカーン!!

私、ポッカーン!!

 

婆さん即死です。。。それまでも十分カルトな雰囲気ではありましたが、この辺りから本領発揮するようです。パニックになるダニ―一行。そりゃそうだ。しかし村人たちは動揺していない。
続いて想像通り爺さんもダイブするものの、死に損なってしまう。脚が変な方向に折れて、うわあああああ!!!って苦しんでいると、村人たちもうわああああって言いながら(ちょっと、ブーイングみたいに聞こえる?)シティハンターの100tハンマーみたいなのを持った人が近づき、躊躇いもなく、餅をつくみたいな勢いで爺さんの顔面を2発叩き潰した。

パニックがマックスになる一行と、もういやあああ(泣)と出て行こうとするダニ―(正常です)を、長老が「説明不足でごめんごめん」となだめる(をい!!)。

ところで、夏至祭は90年に一度なんですよね?祭りの部分ってどこからどこまでなんでしょうか。72歳以上の爺さん婆さんは、夏至祭関係なく、誕生日を迎えた時点で多分死んでるのよね?

おそらくそこにいる村人たちのほとんどは夏至祭初参加だと思うのだけど、、、この爺さん婆さんの飛び降り儀式についてはいつもやってるってこと?

とりあえず、私の中のクライマックスはここまでです。怖いというよりびっくりしたけど。それまでサイコサスペンスだと思っていたので、

(あ、なるほどそういう感じね。。。)

と真顔で納得してからは、何が起こってもそんなものかと思って全く怖くなかったので、ちょっとつまらなかったなあ。。。いや、怖さが村の儀式頼りなのが見え見えになってきたり、グロ頼りになってきたりすると、話の展開としてはあまりおもしろくないよね。。。

マークがご神木に立ちションをしてしまい、村人の怒りを買ってしまう。

その後、滞在を続けている一行に次々と悲劇が降りかかる。

クリスチャンはこの夏至祭のことを論文に書くと言うと、ずっとそういう文化を真剣に調べてきたというジョシュが俺の論文だぞ!と大激怒して、空気が悪くなる。クリスチャンも引かないので、結局仕方なく共作みたいな流れになるのだけど、ペレを通して長老に、この村のことを論文に書いていいかきくと、「実名さえ出さなければ、まあいいよ。。。」と意外な答え。え、いいんだ!?(絶対そんなわけない)

夜、クリスチャンの寝床の下に怪しげな小さい物体が置かれた。村の綺麗な女の子が置いていったものだ。それは、女の子とやらしいことをできる権利だった(言い方)

次の日の食事の時、ミートパイを作ってると聞いて嫌な予感しかしなかったけど、私は飛び降りた爺さん婆さんの肉だと思ってたのだけどそういう描写はなかったなあ。寧ろ、それを食べたクリスチャンの口から、あの綺麗な女の子のものらしき縮れた毛が出てきただけ(だけって。。。)

そうそう、この村には神官がいて、基本近親相姦が多いので、その中から生まれてきた障がい者の人が不思議な絵を描き続けて伝えているという。その不思議な絵がどの建物内にもびっしりと壁に描かれていて、たまにその一部がズームアップされたりするのだけど、ちょっとこの絵、よく見てみたいなあとは思った。熊のかぶりものをした絵とか出てきた。そういえば生きて檻の中につかまっている熊が一頭いたけど、それについては説明は要らんと言われていた。

後は、サイモンの姿が見えなくなり、村の人がコニーに「彼は先に駅に向かったよ」と伝えたので、コニーは置いてけぼりにされた!とパニックになり、荷物をまとめて駅に向かおうと出ていく。が、それから遠くのほうでコニーらしき女の子の悲鳴が聞こえてきた。

それからジョシュは、読むなと言われていたルーン文字の書物を夜中に盗撮しまくってるところを見つかって殴り殺される。その殴った人物の顔面が、ゾンビみたいに顔面が緑色に青褪めたマークの顔面の皮だった(恐らく誰かがかぶっている?)。沖縄で売ってる豚の顔面みたいだった。

(あ、今度はそっち系ですか。。。)

クリスチャンは村の偉いおばさんに、「あなたはマヤとSEXできます」的なことを任命(?)されて真顔になる。

昼間には、女王を決めるダンス競争があった。ミッドサマーのポールを囲みながら若い女の子たちが倒れるまで踊り続けて、最後に残った人が女王になれるのだけど、ダニ―も誘われてみんなと一緒に怪しいお茶を飲み(マジックマッシュルーム??)、最初のほうは楽しそうに踊りまくる。観客(?)の中にクリスチャンもいてダニ―を見ている。どんどん女の子が脱落していって、最後はなにげにスウェーデン語も通じるようになってたダニ―が最後まで残り、メイクイーン(女王)に任命され、花かんむりとか花の衣装を着せられたり、かぼちゃの馬車みたいなやつに乗せられて場所を移動したりする。踊りの途中で、あの綺麗な子にクリスチャンが誘われて席を立つ。
ダニ―は女王の儀式の途中で、怪しい声のする建物を見つけ、行こうとして他の女の子たちに止められるが、静止も聞かずに走っていって扉を開ける。中ではクリスチャンが全裸で女の子と全力でエッチなことをしていた。そうそう、クリスチャンとマヤのエッチシーンがあくまで儀式なので、全裸の老若女が手繋いでみんなで怪しい歌を歌いながら二人のエッチを盛り上げてて、ちょっとその光景で吹いた。全員フォトショップみたいなボカシが入ってた←

現場を見てしまったダニ―は大パニック発作を起こしながら寝床に駆け込み、追いかけてきた女の人たち全員がダニ―の呼吸と同時に呼吸しながら大声を出して、落ち着かせているのかなんなのか。

マヤとエッチなことをしてから幻覚から覚めた(?)クリスチャンは全裸のまま慌てて外に飛び出すが、迷い込んだ小屋の中で、背中から両方の肺を羽みたいに引きずり出されてうつ伏せに吊るされて、両目にお花を生けられてるサイモンの死体を発見する。おおう、、、これは結構残酷なやられ方。。。

それを見てしまったところで誰かに殴られて気を失い、気づくと車椅子に乗せられ、声も出せず身体も動かせなくなっていた。

儀式がピークを迎え、一行のうち残っているのはダニ―とクリスチャンと、みんなを誘ったペレだけで、村人全員集まって直球に生贄を選ぶ時点に来ていた。

女王に選ばれたダニ―を中央に、村の人がピタゴラスイッチみたいな手作り装置から転がってきた木の球を一つ取ると、そこに名前が書かれていたらしい「トービヨン」という若者が嬉しそうに前に出てくる。

生贄は、飛び降り自殺の爺さん婆さん、マーク、ジョシュ、サイモン、コニーの他、生贄立候補のイングマールとウルフ。イングマールが志願した時、私は

(ペレはしないんだ)

と思いました←

ダニ―は女王なので、選ばれたトービヨンと、車椅子に座る彼氏のクリスチャンのうち、どちらかを最後の生贄として指名できると言われ、いろんなことを思い巡らした結果、彼氏を指名した。

解剖室みたいなところで、最初のほうで捕らわれていた熊らしきものが腹を割かれて解剖されている。子どもたちに解剖の仕方を教えている台の横にクリスチャンが寝かされ、すっからかんになった熊を着ぐるみみたいに頭まで着せられた。

入ってはいけないと言われていた、黄色い三角テントの神殿の中に、生贄の死体が次々と運ばれてくるんだけど、死体は内蔵を抜かれているせいなのか?やたらふわっふわに投げて座らされててなんだかなあと。まだCGを使いだす前の土曜ワイド劇場で崖から飛び降りる時みたいな違和感です。
それから志願者の二人は生きたまま自ら中に座り、クリスチャンはかろうじて生きているけど身動きが取れないまま、熊の毛皮を着せられて座らされ、神殿の中に火を放たれる。燃え盛る神殿の中からは、やっぱり火が熱かったウルフの悲鳴が聞こえ、それを見たイングマールもめっちゃ怯えるが時既に遅し。悲鳴を聞いて外の村人たちはやっぱりうわああああああって叫んで暴れる。これがどういう意味なのかはよくわからん。

その光景を見ながら、ダニ―はニヤって笑って終わるのでした。

これってどういうことなのだろう?ダニ―は完全に狂っちゃったということ?それとも、本当に彼氏のことが憎くなって殺したっていうこと?多分、ダニ―は72歳までこの村で過ごすんだろうね。
あ、ペレって生き残ってるよね?でも、ペレは最初ダニ―のことが好きなのかなという気がしてたのだけど、あんまりそういう気持ちではなかったのかなあ。長老が最初のほうに「ペレは人を見る目がある」みたいなこと言ってたけど、それって生贄を選ぶ目があるということ?^^;

なんとなく、ダニーとペレは別にいい感じにならなそう。というかペレはこの後どうするんだろうか?連れて来られた人間はもちろん、儀式に参加した村人は絶対外に出られなさそうだから、ペレは生贄を連れてきたお役目を終えて今後この村で過ごすんだろうか。幼馴染のイングマールは志願して生贄になっちゃったしね。って、ペレは生贄を連れてくる目的で大学に入ったのか???
ペレがどこまで計算できていたのかわからないけど、マークがご神木に立ちションしたり、ジョシュが書物を盗撮したのは偶然なのか、そこまで見通していたのか。クリスチャンは完全に仕組まれてるけどね。ダニ―が女王になったのは想定外かも?でも女王になっていなかったらダニ―も殺されてたんだろうね。

それから90年に一度の夏至祭ということは、大概の人が一生に一度なんだよね?この異常な儀式が夏至祭の期間に限ったことなのか、それとも普段からちょくちょく行われていることなのか謎。でもまあ人が死ぬの見慣れてそうな人たちの反応だからなあ。夏至祭だから爺さん婆さんも生贄になったけど、毎回72歳を迎えたレギュラー老人と生贄用老人は別の死に方なんだろうか。

 

私が見た感じでこの映画の嫌なところは、冒頭の不穏なBGMと、食べてはいけないものを知らぬ間に食わされ、飲んではいけないものを知らぬ間に飲まされるシーンです。怖くなくて、不味さを想像して不愉快w

サスペンスは好きなんだけどこういうホラーというかスプラッタ的なのはやっぱり気持ち悪いなあ。。。途中で見るのをやめるほどつまらなくはなかったけど、ちょっと期待はずれでした。

以上、一度しか見てないので記憶がごっちゃになってる可能性がありますが、もう一度見返したくありません←

ディレクターズカット版はもっと長くて詳しいらしいよ(遠い目)

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