ROAD59~新時代任侠特区~

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2020年の終わりに生の役者マサキが拝める!ブシロード主催の舞台「ROAD59~新時代任侠特区~」を観に行ってきましたよ。24日、26日夜、27日昼夜の4回観ましたが、正直、もっと観ておきたかったくらい面白かった!

まず、2.5次元舞台を観ることが私は初めてです。2.5次元というと、刀剣乱舞、テニミュ、忍たま、それかKOUGU維新のイメージしかありません。

厳密に2.5次元の意味がいまいちわからないんですが、調べたところ、アニメや漫画の実写を生の舞台で演じることを2.5次元という認識で合ってますか?宝塚のベルばらとかも2.5次元ですか?

「京本政樹は2.5次元」ってよく言われてるのを見かけますが時代劇はどうなんですか。

漫画原作に限っていえば、ハチワンダイバーは2.5次元ですか?でもテレビだから違いますか?翔んで埼玉とかめっちゃ2.5次元っぽいけど映画だから違いますか?

さっぱりわからん。

ブシロードさんのは最初に登場人物のイラストが発表されましたね。今後、舞台だけでなく色々な展開がされていくということで「メディアミックス」と称しています。

ブシロードというとゲームの印象が強いですが、今後ゲームにもなるんでしょうか?そしたら組長も出るんでしょうか。

友達と一緒に観に行きましたが、イープラスの配信の日が全部観劇日とかぶり、なのにアーカイブがない!うおお、爺さんマサキのドアップ観たかったのに!!という悲しさはちょっとありましたが(笑)

早くも第二弾の舞台が発表されましたが、次回はアーカイブ配信をお願いします、ブシロードさん(´;ω;`)

さてそんな嘆きはさておき、舞台の感想です。4月にBlu-rayの発売も決定しておりますので、あらすじ的な感じで書きます。セリフとかはBlu-rayを買ってね♪(観に行ってない方は絶対買ったほうがいいから)

京本政樹が極道の組長を演じると聞き、絵が初めて出た時、本物の爺さん組長のイラストだったので、これをマサキが????と思いましたが、舞台ヴィジュアルはさすがのものでございました。ちゃんと爺さんでありながらちゃんと京本政樹。。。でもあのファッションでべらんめえ口調なの最高じゃなかった??

そんな組長が登場する「ROAD59~新時代任侠特区~」、舞台の後ろには巨大なスクリーンがあって、かっこいいBGMとともに登場人物が次々と映し出されます。組長マサキが映る度に友達と、マスク越しにひゃーん☆と顔を見合わせました。

舞台が始まると爆音で音楽が流れ、派手なライティングで主人公の八薙バクトと華夜が二人で登場し、音楽に合わせて決めポーズ。更に続々とキャストが現れて全員戦って、最後にセンター上段からマサキ!!結津万組長が登場して杖を掲げ、音楽が終わり、全員決め!へえー、2.5次元舞台ってオープニングがあるんですか?ド頭から派手でワクワクです。

スクリーンに撮影された映像で何かから逃げ惑う女子高生、華夜の姿が延々と流れたり、舞台上のお芝居だけでなく、スクリーンも上手に使っていました。

主人公バクトは10年ぶりに天海区に帰ってきたようで、今はまだヤクザではなさそう。懐かしんでいるところに右から爺さんマサキが登場です。まだ初対面なので、爺さんマサキが組長であることをバクトは知りません。

ああ、爺さんとか呼ばれてる京本政樹、新鮮でなりません。一回だけめっちゃ近い席で観ることができたんですが、ちゃんと爺さんなのに、顔が、、、美しすぎた。。。

そんな美しい爺さんが、ヤクザの抗争がこれから激しくなることをバクトに告げますが、バクトはヤクザには絶対に関わりたくないような態度でそこを後にしますが、死んだ父のことをちょろっと喋ったのを聴いて、結津万組長は何かピンと来たらしく、バクトを急いで追っていきます。

バクト、一人の女性がヤクザたちに襲われているのを助けました。あの女の人が大事にしてたペンダントには何か意味があるのかな。ああいうアイテムが出てくるとつい何か不思議な力がありそうな気がしてしまいますね。暗黒騎士に変身したりする。女の人を助け、昔と変わらぬ場所にある警察署で保護してもらえと言い残し、バクトはまたも去っていきます。

バクトが父の親友からもらったという手紙を開いて読むと、女の名前が書かれているのですが、

むすぶつまんはなよ

と読むバクト。どんな名前だよ!!はなよはまだしも、むすぶつまんって名字ないわー。ああ、てことはマサキもむすぶつまん組長なのか。。。なんか、自分で書いてて「おむすびまん

」みたいに見えてきました。

バクト、行く先々で名前を聞かれます。最初は偽名を使ってるのだけど、その名字が各組のヤクザたちに縁のある出来事に関わりがあるらしく、ちょいちょい伏線が張られているのが後に回収されていくのが面白かったです。

あれ、桐沢さんだっけ?最初にバクトが名乗ってた名字は実はバクトの母親の旧姓なのだけど、それが、殺されたバクトの父親の偽名で、結局偽名を使った結果、謎に深入りしていくことになるのよね。

最初、バクトは狛浪組の言うことを信じて、春雲組の組長(=マサキ)が自分の父親を殺したと信用していました。

さらに、出会った華夜の父親がヤクザであるということを知ったりしていくうちに、最終的に春雲組の事務所に落ち着くことになります。

あ、狛浪組の汐音くん、元宝塚の七海ひろきさんが、とてもボーイッシュに演じておられました。いい声です。因みに、フェニックスの蒼井翔太さんの地声と、七海ひろきさんの地声って似てない?どちらも中性的な声ということで。

狛浪組の氷室ショウは組長代理なんだけど、ここの組長どうしちゃったんでしょうか。そこは語られてなかったな。姉さんと妹が一人ずつやんややんやしてて、ショウくんだけ肩身狭そうでした。姉さん、ドスがきいてて岩下志麻さんみたいでしたね。みんなしてわーわー騒ぐコーナーがあるんだけど、

「じゃかあしいわあ!!!!(エコー(エコー(エコー。。。」

ってとこよかったよね。

妹の涼香もジンギ使いで金属バットを振り回すんだけど、キャラがめっちゃ可愛かった。最初きゃんきゃんした子だと思ってたのだけど、すごく頼りになるし、いい子そうなのよね。

あと黒条組にいる一臣さんと姉さんの関係も気になるところであります。あの二人のシーンで急にアダルティなムードになった。

汐音くんは、ジンギの副作用があるようなことをキャラクター紹介で書いてあったけど、今回はそこには触れられてなかったですね。次の舞台で何か明かされたりするんでしょうか。汐音くんは副作用で死亡フラグだと思ってたけど、今回は大丈夫でした。うちらの組長なんか爺さんっていうだけで死亡フラグ立ってると思ってましたが、意外と大丈夫でしたし。死なない京本政樹ってめっちゃ貴重なんですわ。

そうそう、バクトが一臣さんに一撃食らわされ、担ぎ込まれたのが春雲組なんだけど、そこで登場した結津万組長と再会した時、それぞれの事情がどんどん明かされていきます。そこで衝撃の一言。

 

 

「華夜は俺の娘だ」

 

 

マジで!?孫じゃなかったのか!!!

だってほら、、、華夜、女子高生ですよ;バクトも組長のこと爺さんって、、、マサキの演技もちゃんと爺さんだし、、、私は名字が同じ時点で、そうかあ孫なのかと思ってましたよ。。。結津万組長、一体いくつなの。。。女子高生の父親と考えると4、50代くらいかなという気がしてたんですが、それって爺さんじゃないよね?マサキが実年齢くらいって言ってたから60代なのかな。。。結構遅い子供ですね←

あ、もしかして組長、オロチの生き血を吸ってるから実はめっちゃすごい歳だったりするんですか?

オロチの秘密をバクトに聞かせる長台詞すごかったなあ。よくこんなわけのわからない話を覚えられるなあ、役者さんってすごいと思いました(小並感)小型春日部蚊が媒介するサイタマラリアなんたらよりずっと難しくて長いセリフでしたよ←

そのセリフの中で、

「徳川が豊臣から奪った~~」

ってセリフが出た時のしっくり感なんですかね。すんげえ言い慣れてるワード(笑)

ところで、オロチの首を分けた8人のメンバーのシルエットがどう見ても現代人なのってあれ正解なんですか?太古の昔の伝説ですよね。結津万組長がその力を受け継いでるところまでは想定の範囲内だったんですが。舞台を観る前の予想では、大和武尊みたいな格好のマサキが組長の先祖として登場して、歌舞伎みたいに立ち回りを披露するはずだったんですが(完全なる妄想です)

そうなのよ、京本政樹なのに意外にも立ち回りやアクションシーンが一切ないというね!もちろん、そんな場面を期待していったことは嘘ではないのですが、それでもセリフと貫禄ある仕草だけで満足させられて帰って来られたのは流石でございました。

初日、組長がバクトに血の盃渡す時ね。マサキのポケットから多分ナイフかなんか出すはずだったのかな。しばらくなんか探してたよね。で、結局指を噛み切って血を盃に落とすんだけど、最後までその設定になってて、個人的にはそっちがすごくよかったです。あ、高校教師みたいにナイフ握って血を流すのも見たかったけど(笑)

春雲組のメンバーがキャラ濃くてみんな好きでした。

長身怪力のユウト。鮎川太陽くんです!Ya-Ya-yahのメンバーで一番好きでした。めっちゃ背高いな!!みんなそれなりに背高いはずなのに、一人だけほんっとに背が高かったです。ブシロードの看板で戦うところは笑った。

通称「メガネヤクザ」の誓吾、すんごい綺麗なお顔ですよね。スナイパーで超ーーー遠距離から狙うときに

「日常では見えすぎる」

っていうセリフがめっちゃかっこいいんだわ。私ならなんでしょうか。「日常ではバカすぎる」って言って、いざとなったとき最強のバカになれるくらいでしょうか。

それから瞬間移動する時雨さん。一人、おじさん扱いされてるというか、自分から「おじさん、心配しちゃうよ」みたいなキャラなんだけど、この時雨さんと結津万組長のやり取りがそんなに多くないけど好きなのよね。

「時雨!それ以上爺扱いするとただじゃおかねえぞ!!(怒」

って組長が言う時すごい真面目なシーンの直前なのやめてほしい(爆)

しかも千秋楽、時雨さんのズボンが破れたらしく、最初日替わりのネタかな??くらいにしか思ってなかったのに、どうもマジらしくて、ずっと時雨さんのパンツが気になって仕方なかったのもやめてほしい。

極めつけには組長&時雨コーナー、

「おい時雨!もういっぺんパンツ破いたらただじゃおかねえぞ!!」

的なマサキのアドリブで、盛大に吹きました。会場が「ざわっ」とか「くすっ」とかじゃなくて、「ぶーっ!!」って感じでみんなが盛大に吹いてたので安心しました。ほんとやめて(笑)

あとゴスロリな柊姉妹もジンギ使いでめっちゃ強いんだけど、サイボーグみたいに表情が固い一臣さんもかっこよかったなあ。

柊姉妹の姉の蓮花がいつも「私に命令しないで」っていうんだけど、最後に一人だけ黒条組を裏切ってフェニックスに寝返るのね。で、それを信じられない妹の沙羅が追って行くんだけど、それを見越してた賢誠様に騙され、妹を守って蓮花は殺されてしまいます。そして、蓮花を失って絶望した彩愛は、賢誠様に懇願して自分も撃ち殺されます。

あーもう!ジンガはジンギ持ってないって途中からわかってたわ!

ううう、、柊姉妹可哀想すぎるよ。4回観に行って100%泣いた。最後の方はもうあの音楽が流れた始めた瞬間に泣いたわ。賢誠様、ほんっと救いようのない悪いやつです!!

そうそう、そんな極悪な賢誠様ですが、最初の登場シーンで、2回机に足をぶつけてて、ちょっと可愛いと思いました←

あとはフェニックス。ヤクザではなくマフィアなんですね。何が違うかわからんけど。外国なだけ?蒼井翔太さん、一人だけ映像出演で、翔んで埼玉並みにゴージャスな映像が制作されています(例えよ)。アンソニーとイリーナがビデオメッセージを送られてくるっていう設定で、ベネディクトパートの2.5次元感がすごかったのと、あの映像の中にツッコミどころが割とありそうだなというのが面白かったです。私が気づいた中では、ルンルンで人を殺していくベネディクトが、メッセージの最後になんかティータイムしてる時、画面の手前に裸のおじさんが寝かされて、口の中に蝋燭の燭台立てられてたよね??それに気づいた後の回だと、そのおじさんの胸元に「7」って書いてある??と思って、なんだろなんだろと考えてたんですが、あれ多分、フェニックスの「フ」ですよね??なんでカタカナか知らんけどw

Blu-rayが届いたら是非見てください。

フェニックスの部下はアンソニーとイリーナの二人だけですが、アンソニーはひょうきんなキャラで転職考えてるのに実はめっちゃ強いとか、イリーナは最後まで可哀想な生い立ちだったり、こちらもキャラが濃かったです。イリーナの人のスタイル良すぎてやばかった。

とりあえず、ヤクザの抗争の中でたくさんの悲劇が起こるちょっと悲しい舞台でしたが、うちらのマサキ、死にませんでした。ほんと意外。爺さんっていうだけで死亡フラグだと思ってたのに。最後は、春雲組のメンバーとわいわい楽しそうに笑う組長の姿。。。ユウトが組長にすごく恩義を感じてるところも気になりました。ああ、でも第二弾、今度こそ組長の死亡フラグかもしれません。。覚悟しておこう。。。

次の舞台では立ち回りあったりしないかなあ。華夜の武器が刀ってところがなんかこう期待させられちゃうよね(笑)

カテコのマサキが深海磨鎖鬼を彷彿とさせられてたまらなかった。しかも千秋楽のカテコでは、マサキが君沢さんと去り際に拳を出してグータッチしてったのがとても熱かった!!

千秋楽はアフタートークと宣伝がいくつかありましたが、ほんとキャストの皆さん楽しい人ばかりで、ご挨拶がいちいち面白かったです。賢誠様の井上正大さんは、お芝居の最中意外でしかいい人な姿が見られないからね(笑)みんながお辞儀しても一人、お辞儀をせず上から見下してるのが、悪役キャラクター守ってるなあと思いました。流石ジンギの使えないジンガです。

京本さんは、座長である君沢さんを絶賛されてましたね。本当に素晴らしい座長だと。君沢さんといえば、昨年、惜しくも中止となってしまった舞台「東京カレンダー」の出演者にも入っていて、もしかしたらあの時に京本さんと共演シーンがあったのかもなあと思いましたが、ROAD59で初共演にして、これだけ熱い絆が生まれたのはなんだかよかったなあという気がします。

オロチシートの特典DVD観ると、君沢さんも井上さんも劇中と違ってすごく可愛い感じの人なんだよね。井上さん、お茶にはまってるらしいし(笑)

あ、それで、あのDVDは舞台稽古の前に撮られたものらしくて、みんな初期設定くらいしか知らなかった段階なんだけど、そこで、君沢さんたちが「シャツがうおおおって破けてよいしょって着るのとかあったら笑えるよね」みたいな冗談を飛ばして盛り上がってたんだけど、実際に舞台で、バクトがシャツを脱いでうおおおおって背中に模様が浮き出るシーンがあったじゃないですか。DVD見た後であのシーン観ると、ほんとにやってるやんwwwってウケてしまうので勘弁してほしかったです。

そんな(どんな?)斬新で感動的で笑いもあって楽しい舞台でしたよ!

ああ、みんなでマサキの血を飲んでるとか、みんな若返るわ(違)

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