今までお世話になっていたResearch Artisan Liteですが、PHPのバージョンを新しくしたら対応しない部分が出てきたため(具体的には訪問者ページがエラーで見られなかった)、代わりになる解析プログラムを探しました。
そしたら、Research ArtisanをベースとしたTHK Analyticsというプログラムが見つかったのですが、RAがベースということで、使い勝手があまり変わらないので嬉しい!しかも新しいPHPにも対応しているので、見られなかった箇所も今度は問題なく見られます。ありがたい!制作者があの(?)ルクセリタス(Wordpressテーマ)の作者さんということで、幾度となく一方的に助けていただいておりますので、重ねて感謝!
で、THK Analyticsを早速インストールして使ってみたのですが、動作も速いし、解析機能もバッチリです。君に決めた。
で、Research Artisan Liteをベースなので当然なのですが、項目の見た目が近いので、これまでのログがインポートできないかなあ?と思ったのね。
で、探したらやはり同じこと考えてらっしゃる方が作者さんに質問しているのが見つかったのだけど、データベースいじるからちょっとめんどくさいよー的なお答えでした。
なので、あまりおすすめはされてないのかなあ?とは思いましたが、やってみましたら意外と簡単でした!
Research Artisan Liteのデータベースをエクスポート
うちはロリポップなので、ロリポのMySQLの使い方で説明します。
まず、データベースにログインし、Research Artisan Liteで保存されている月ごとのログファイルをエクスポートします。
保存したい月の数字がついたテーブルを選択して「エクスポート」しますが、この時、「詳細」を選択します。
表計算ソフトで行列ごとに編集したいので、フォーマットを「CSV」に設定。
このままだと何がなんのデータだかよくわからなくなるので、1行目にカラム名を追加します。
これでエクスポートを「実行」
エクスポートCSVをTHK Analytics用に編集
エクスポートしたCSVファイルを表計算ソフトで開くと、Research Artisan Liteで取得した解析ログが一覧になってずらーっと表示されます。
まずは、「os」と「browser」の列の間に空白の列を追加します。
THK Analyticsでは、OSのバージョンも細かくデータ化されるようになっています。ここはちょっとデータがおかしくなると思いますが、それほど問題じゃないかなと思うので、とりあえず、それ以降のデータがずれないようにするための調整です。
辻褄合わなくなるので1行目を行ごと削除します。
次に、A列をデータだけ消去します。ここが入ってると多分「重複しています」っていうエラーが出ると思います。空白列にします。
これを、新しくインポートするためのTHK Analyticsのログファイル名に合わせて保存します。
THK Analyticsのテーブルをコピー
インポート先のテーブルがないといけないので、既存の月ログテーブルをコピーします。
ここでは2019年10月のログテーブルを選択してコピーします。
その状態で「操作」
開いたページの中に、テーブルをコピーする画面があります。
新たに作成したいテーブル名に変更します。ここでは2019年9月のログをインポートしたいので、201910⇒201909に書き換え。
9月のログテーブルができました。
編集したCSVをインポート
あとは、このログテーブルを選択した状態で、先程一生懸命作ったCSVファイルを、THK Analyticsのログファイルの名前でCSV、Shift-JISでインポートして1ヶ月分のログファイルの移行が完了。他に移行したい月も同様の操作を繰り返してCSVファイルを編集し、データベーステーブルを作成してインポートします。
最後にTHK Analyticsのカレンダーでインポートした月のログが見られるか確認してください。