ええトコ(2016.11.26)

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一昨日はとしくんの夢を見て、昨日は必殺仕事人Vメンバー総出演の(しかも当時の姿で)夢を見て大興奮で目覚め、二度寝したら今度は黒柳徹子さんと二人で羊羹を買うために電車に乗る夢を見た私です。やあ楽しかった。

 

関西のNHKを録画していただいてたのをやっと見られた☆

京都東山を京本政樹さんと、ラジとばにも出演してくださった増田恵子さんの仲良しお二人が旅しますよ。

あーマサキのこの音符柄のストールかっこいいなー!

 

最初に行った美しい曼殊院は、皇族や公家が代々住職を務めるお寺。中に入ると、引き手が扇子とか瓢箪とかの形でオシャレだなあ。ご家庭用のちょっとした引き手と雲泥の差です。おまけに、釘隠しっていう釘一本隠すためにも美しい細工がされている。。。

石灯籠を作っている男性の元を訪ねますが、各所に置かれた石灯籠が苔などと共に自然の一部のように溶け込んでいるというのは盲点だったなあ。確かに、あんまり気にしたことないくらい溶け込んでますよね。石工のおじいさんが、

「78歳でこんな叩かされてんねん(笑)」

っておもしろ系で、京都も大阪みたいにギャグな血が流れてるのかなとか思ってしまった(笑)

しかしこの面白い男性が、桂離宮とか京都御所とか兼六園の灯籠を手掛けた人らしい!

当たり前なんだけど完全手仕事です。のみを使って地道に叩いて灯籠を作っています。うわあ、、、気が遠くなりそうです。彫刻刀で簡単な石さえ彫れない私には信じられない作業ですわ。

この方の跡継ぎの息子さんが大造さんって名前なんだけど、灯籠造るために生まれてきたような名前ですねって思ったら、お祖父さんの代から代々これ系の名前だった←

石にも木目みたいな目があるんだって。その石の目を知れば、簡単に石を割ったり削ったりできるらしい。東山は白川石という良質な石が採れるところなんだそうです。

 

ここでマサキも体験。ちゃんと言われた通りに叩いて、キレイに割れてるし☆

厳しそうな石工の棟梁に

「アンタ筋がええわ」

って言われてたし。流石は造形のマサキ。

 

しかし石の表面を滑らかにするビシャンってやつ、これステーキ肉叩くやつにしか見えません←

 

棟梁曰く、機械でなく手で造るから苔が乗るんだって。苔が生えてると古びてるなあという感じに見えますが、あまり気にしたことないくらい手作りの石には苔が自然に生えるんだなあと、新たな見方ができましたね。

「石が好きで好きでたまらん」って。石マニアでなければできない世界ですな。マサキが好きで好きでたまらんみたいな感じで、石が好きなんでしょう。そう考えるとわかりやすい(笑)

 

次はお二人さん、骨董品街に来ました。

看板がないお店に入ると、桶屋さんでした。うわー、綺麗な桶だなあ。これももちろん手仕事です。京都は職人さんがいっぱい。

京本さんがお店の中に入る時、後から入るカメラさんのためにドアを開けたり、暖簾を押さえてたりするさりげない気遣いがたまらず大好きです。や、大したことじゃないんだろうけどさ。。。

ちっこい桶を見て「かわいいー☆」っていうあなたが可愛かったです。

あーそういえば桶って細い木の板を綺麗に組み合わせて丸くなってるんだよなあ。あんなキレイな曲線を、一枚一枚の木の板を繋いでその継ぎ目すらないなめらかな表面、すんごいな!

竹を細かく割って釘を作って、その竹釘を刺して板と板をくっつけてるんだって!

木の性格に沿った仕事って。さっきの石工のおじさんもだけど、やっぱ職人さんたちって、自然と会話できるんだなあ。。。

 

お、哲学の道だ♪ホント京本さんは京都の風景が似合うな!石灯籠の上に生える苔のように、京都の景色に溶け込んでいます。や、キレイな自然の景色っていう意味でだよ!

 

次はがま口屋さん。

可愛い和風のがま口がいっぱい売ってます。若者へのがま口ブームの火付け役となったお店なんだそうです。

ケイちゃんがルンルンでがま口見てるんだけど、マサキのリアクションが面白すぎて。

 

ケ「こんなにいっぱいあると迷うねー」

京「ほしい物があれば」

ケ「え、買ってくれるのー?」

京「どうぞお金払ってください(笑)

 

 

買ってくれないんか(爆)

 

 

職人芸は、がま口の口金部分にスポットライトを当てます。お店のお隣にある作業場を見せていただきます。

がま口の口金部分って大事ですよね。柔らかすぎてもいけないけど、硬すぎるとあったま来るよね。

そのちょうどいい硬さにするためのペンチみたいな道具さえ自分で削って作ってるらしい!ちょっと意味がわかりません。

 

畑は、比叡山から流れてくる綺麗な水。

かぶらの炊いたん。この炊いたんっていうのがタイタンって感じがします。

炊いたん2連チャン。

京野菜の代表、堀川ごぼうの肉詰め。

ごぼうに肉を詰めるっていうのがわからん。ごぼうってほっそいのしか見たことないんですけど。こんな極太なごぼうあるのかあ。

野菜が得意じゃないマサキが、おいしい☆って。

しかし、堀川ごぼうに限らず、ごぼうなんて木の枝みたいなもんを誰が食おうと思ったんでしょうか。

江戸時代から変わらない畑の職人ですね。畑にこだわりが強いご主人に長年連れ添っている奥様も、そんなご主人のことを黙って応援してらっしゃるのが素敵です。そんなご夫婦を見て京本さん、ご主人に

 

「感謝してらっしゃるでしょ?」

 

って。ご主人、照れながらも長年の感謝の気持ちを奥様に伝えてました♪

 

「ごちそうさまでした♪お二人様もごちそうさまでございました

 

って、うまいこと言ってお宅を後にするマサキ。いつも思うんだけど、慎吾ちゃんと一緒じゃない旅番組のマサキコメントってめっちゃ冴えてるのよね(笑)

 

次は比叡山に向かう途中の参道の茶店だったお店で、雲母(きらら)漬けっていうのを出してる漬物屋さん。

あ、雲母漬を食べるマサキが何故かめっちゃ紗がかかってきらきらなんですが。マサキがきらきら漬けなんですが(漬けられてはいない)

白味噌系の漬物か。ちょっと美味しそうだなあ。

「一子相伝。商売はおできと一緒で、あまり手を広げすぎると潰れてしまう」

ってご主人が言ってて、意味はわかったけど、なんでおできに例えた(笑)

それはさておき、一つ作ることでさえすごいのに、それを何個も何個も、何年も何百年も同じ物を作り続けていくって、すごい技術力だよなあ。。。

 

最後は、京都ならではのお店。御簾(みす)を作る所です。あの、公家とか天皇が運ばれる時に牛車とか山車みたいなのの前についてる簾。

通常は平安時代の部屋の仕切りだけど、神社では結界の意味を持つらしい。それにももちろん作る職人さんがいます。って、フチが緑の御簾!太閤記で義昭様が入ってたのに似てるやつ!!!

ここの職人さんの御簾も、春日大社、八坂神社、賀茂神社、伊勢神宮と、すごい神社の御用達。

時代劇でなんとなーく目にしてる御簾ですけど、これも部品部品ですごい技術が使われてるんだなあ。

布に折り目つけるのも職人の勘が。。。三つ折り書類を綺麗に三等分できただけでいい気になってる私など足元にも及びません。

「アレンジはいい。でも基礎は曲げたらあかん」

っていう言葉、時代劇も一緒だよなあってきっと京本さんは思ったでしょうね。

 

NHKの番組って見応えあるよなあ。職人さんたち全部に共通するのが「技」と「後の世代への継承」って感じの内容でした。まさに昨年は「継承」がテーマだった京本さんにぴったりな内容だなあと思いましたね。

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