ラジオシアター文学の扉前編

ラジオドラマのマサキの声大好きなので楽しみにしてたんですが、やあー想像以上によかったなあ!!いつにも増して、マサキの声がたまらなすぎて一回目は内容がさっぱり頭に入らなかったです(笑)

夢野久作の「少女地獄」という作品の中から「何んでも無い」を中嶋朋子さんと二人で朗読しました。
ラジオドラマはこういう少人数でしっとり語るところが落ち着いて聴けていいよね。
昨日はとりあえず、京本さんの美声にうっとりするだけして寝ました(爆)
今日改めてちゃんと聴きましたが、最初は「私は自殺致します」ってすんごい物騒なセリフで始まるのに、内容は本当になんでもなーい感じで進んでいく話なんですが、最後はとても気になる形で後編に続きます。
京本さんの「臼杵医師」は、すごい美声でエリートっぽいのに(医師だから確かにエリートなんだろう)時々オヤジギャグもいうなかなか素敵な役でした。
「メスを取ってくれないかね。あ、メスといっても、お前じゃないよ♪
って、すごいシリアスな声でオヤジギャグを言うマサキ(マサキが言ったわけではない)に、大爆笑した私です。ごめんなさい。
あと、途中にちょろちょろ出てきた、姫ちゃんファンの患者さんのおっさんの声が、伴男ボイスで吹いた。
同じ人とは思えない声出すよね。
昨日はぼへーっと聴いていたので内容ほとんど入って来なかったんですが、ちゃんと聴いてみてよくわかりました。なるほど、だから白高先生の声が中嶋さんだったのか。なんで爺さんの声が中嶋さんなんだ??とか思ったらなるほどそういう話だったのねー。しかし、ここで気づかないものなんだろうか(笑)
しかし、ゆったり淡々と抑え目に淡々と発音する声が、本当に素敵で、、、これだからラジオドラマはたまらないんじゃ!!と嬉しい気持ちになりました。
しかも今日は京さまの誕生日ですよ!!ああ、、偶然だけど(正確には前日の放送だけど)なんて素敵な誕生日なんだろうか。
ホント、若い頃と声変わらないなあ。。。。

後半は中嶋朋子さんと二人で本についてトークでしたが、意外にも京本さんが本について熱く語る語る!
あれ、本読まないイメージだったのに。
学生時代に眉村卓さんの大ファンになって、手紙を書いたことがあるんだって、そうしたら何度か返事がきて2、3回やりとりして。それから数年後、役者になってから、ファンの方はご存知「ねらわれた学園」で京極青年をやりましたね。その時に眉村さんから「あの時の京本くんですよね!」って言われたんだって!!赤江瀑さんのときも似たようなエピソードがあったんですが、って言ってたけど、作者の方もびっくりだろうねー。一ファンにすぎなかった人が、自分の作品の主人公などを演じることになるとか、世間は狭いというのか、ものすごい偶然というのか。
淡々とナレーションのように語るところで松本清張「渡された場面」について語られてましたね。京本さんが20代の頃、火曜サスペンスでやってたものですが、演じてるシーンよりも、声だけの部分をとても褒められたとか(笑)
私は個人的に今日のを聴いて、京本さん主演の「眼中の悪魔」を思い出したんですけどね。あれも若いお医者さんの役で、ミステリアスに淡々とナレーションして進んでいくドラマでしたが、あの声も大好きだったなー。
主に推理物がお好きということです。高校生の頃、女医が主演のサスペンスをノートに書いてたっていう渋い(?)若者だった話もきいたことあるし、松本清張とか、今日の夢野久作のとか、眼中の悪魔とか、きっと好みだったのかもしれないなー。またそういう作品に重要な役で出てほしいです。板前さんもいいけどね(笑)

松本清張といえば「砂の器」の映画を見て、本に興味を持ったという話も出ました。京本さんの時代は加藤剛さん主演のだよね?私の世代は(いや、世代より古いか)田村正和さんバージョンを最初に見ましたが、やっぱり加藤剛さんバージョンが一番好きですね。最近の松本清張作品は完全に現代に置き換えられているのがとても残念なのですが、やはり私は京本さんと一緒で映像から先に入ったので、どうしても最初に見た古い時代の日本の映像や言葉遣いがとても懐かしいです。ある意味で、松本清張とかの時代の作品って、現代ではないという点で「時代劇」と同じじゃないですか?だから、本当は現代にしないでほしいんだよねえ。少なくとも、私が子供の頃でさえ、実際は現代でしたけど(笑)松本清張といえば昔の日本!という気持ちで楽しみにしていましたから。なんでも現代風にしてしまうと、ミステリアスさが全くなくなってしまうんだよね。
京本さんも言っていたけど、昨年は本のミリオンセラーがなかったと。今はネットでも本を読めるのでしょうが、ちょっと寂しいですねと仰ってました。私は元々活字が苦手で中毒ではまったくないのですが、やはりそういう話を聞くと、昔が昔になっていってしまうなあと感じます。
そういえば、中居くんも砂の器をやってたっけ??あれは、現代の設定に置き換わっていたのに、なぜか回想シーンだけが、大昔の風景でちょっと違和感あったな^^;でも中居くんはかっこよかった。あ、田村さんの次に佐藤浩市さんバージョンもあったような気がするな。。。厳密には私の世代は浩市さまバージョンになるのかな。。。それは多分予告しか見てない。。

前後しますが、文章量が本当に多くて、毎週番組で演じている中嶋朋子さんも絶句していたし、京本さんは、

「FAXをいただいてからここに来るのがとても億劫でした(笑)」

というくらい、本当に文字文字文字。そして、昭和初期の作品なので、文章が固い固い。昨今の時代劇にさえこんな固い言葉遣いはないでしょう。とても大変だったような話をされてましたが、めっちゃよかったですよー!!
やっぱり、難しくはあるけど、日本語の美しさというのは、こういう昔の言葉遣いで発揮されるものだなと思います。時代劇もあんまり現代ドラマと変わらないものばっかりじゃなくて、昔みたいに、半歌舞伎みたいな言葉遣いのものが見たいなあとか思いながら聴いてました。

中嶋朋子さんとはドラマでは共演したことがなかったので、お会いするのをとても楽しみにしていました、とも。中嶋さんが、せっかくの共演なのだから、(こういう固いのじゃなくて)恋愛ものとかがよかったなあみたいなことを仰って、京本さんも「ねー!!!」って(笑)
いやいやでもお二人の声でこの雰囲気だったのがよかったんだよー!
来週もお願いしますと言われて、
「考えさせてください(笑)」
そんなに大変だったんだなー。いや、それだけ力を入れて本読みをしたためもあるのか、いつにも増して声だけで見事に演じられていて素晴らしかったです。

来週、後編ですが、臼杵医師は白鷹先生に会えるのでしょうか。感じよくも、『嘘吐きの天才』が才能を発揮する姫草ユリ子の正体は??とても気になる物語です。
確かに朗読の感じからも19歳ではなさそうな予感がしていたし、名前も典型的に何も出来すぎているような感じがしますがやっぱりそうなんだろうか。色々胡散臭く怪しげでミステリアスな感じがよく現れていました。
検索すれば結論も読めるでしょうが、前半とてもわくわくしましたので、登場人物名だけ確認したので、敢えてネタバレを読まないように来週を待とうと思います(笑)




どうでもいい話ですが、なぜだか「三越のお玄関で卒倒なすったんですって」っていう一文がやたらと印象に残った私です。なんでだよ。