一年

この記事は約4分で読めます。

日付が変わって、あの日から今日でちょうど一年です。
あの日メディアを通してみるみる広がっていく天災を見た恐怖は、まだ一年くらいでは薄れていません。
関東の我が家でもあの時階段を降りて逃げようとするのさえ非常に困難でしたし、思わず外に出たら電柱がぐにゃぐにゃして見えました。一年近くたって今頃、欠陥住宅な我が家がちょっと半壊してることがわかりました(遅)。
現在は、関東地方を中心に余震?、比較的大きな地震も度々あります。いや、寧ろニュース見てると全国だな。関東で大きな地震を体験したのは子供の頃以来です。海に近いほうで20年くらい前にもあったのですよね。小学校にひびが入るほどの大きな地震でした。あの日、落ちてきたテレビが頭を直撃した私です。そのせいでこんななったわけではないでしょうが(爆)
その後、阪神大震災が関西であり、それはテレビで見ていましたが、本当に信じられない光景だった。その後、新潟でも大地震があり、年々天災の頻度は高くなっていった。いつの時代も天災は避けられるものではありません。いつ、誰がどうなってしまうか、個人的にも、特にこの10年くらいは、大きく感じるようになりました。
天災、災害、病気、事故、自殺。
原因なんて本当に誰にもわからず、当たり前のように身近にいた人が、突然いなくなってしまう。そんなことは、誰にとってもあり得るんですね。身近にいた人がいなくなってとても後悔することもあります。その人が生きている間にすることができなかった後悔は、一生消えない。

地震からはちょっと逸れてしまいましたが、、でも同じことですね。平和なときほどそういうことは気づかないですが、こういうときだからこそ、せめて、生きていることを軽く思わず、、親しい人のことも大事にしなくてはいけないと感じさせられます。ポジティブにとらえるというのもおかしな話ですが、失ってしまってからでは本当に遅いです。遅すぎます。一生後悔することになります。自分が死ぬときまで、意外とその後悔を背負って生きる日は長いかもしれませんし、もしくはその自分もあっという間に死んでしまうかもしれません。
人それぞれ生きることは辛いものかもしれません。人にはわからない、伝えることができない悩みをもった人もたくさんいるでしょう。
だから、せめて今生きている身近な人とは楽しく暮らしたい。できるだけ多く笑っていたい。自分がその人といて楽しいということを全身から伝えたい。そう思うようになりました。どんな些細なことでも笑っていよう。くだらないことで笑えないときがくるまで、笑っていよう。冷めている怠惰な自分を後悔するときは必ずくるでしょう。私が抱えている問題なんて、大きな問題をもった人に比べたら本当にどうでもいいことだなと度々感じます。人それぞれ辛いことはありますが、絶対値というのは確かにあるかもしれません。
だから、もう、辛いという言葉を簡単に言いたくないと思います。
死にたいなんていう言葉も簡単に使ってはいけません。死ねなんてもってのほかです。
人それぞれの辛さは本当にその人にしかわかりません。でもきっとこういう日を気に、辛い気持ちを我慢する人たちは多く出てくるのではないでしょうか。結局遠く離れた地からでは、他人事のようになってしまいますが、でも人と人とのつながりは一層強くなってほしい。孤独死などのニュースを聞く度に胸が痛みます。気づかなかった人を責めるのではありません。でもできることならすぐに気づける環境を日頃作りだしてほしい。
私には幸い家族が2人います。この世にたった2人の親族です。みんながみんな、最後に生き残りたくないと言ってますが(笑)あ、猫もいますね。めりですね。3人の親族ですね。
そしてこの世にたった一人の(私にとってはですが)親友にも幸せになってほしい。それいったら大好きなマサキにもそのファンで知り合った人たちもみんな幸せになってほしい。それら、大事な人の存在は、自分が生きる糧になるのだなとここ数年は特に感じます。

妹にも「お母さんもお姉ちゃんも最近明るくなったよね」とか言われてます。はい、私はバカな雑学王っぷりを日々披露して生きてるだけですが。毎日くだらない古い知識を妹に植え付け、母とアホな話をして、猫と会話しながら無意味に笑っています。

因みに京本さんの2つ年上であるうちの母は、去年暇つぶしにPCを開くことを覚え、一昨日には、自力でWikipediaでカラフィナについて調べていました(爆)

このままできることなら、この幸せを感じ続けたまま一生を終えたい。そう思います。
人から見れば幸せということは、私は多分幸せなんでしょう。いえ、確実に幸せです。昔家族で話したことがあります。
「なんか色々あれだけど、幸せだと思ったら幸せな気持ちになるよね」
「可笑しくなくても笑ってると楽しい気持ちになるよね」
マッチ売りの少女もフランダースのネロも、きっと最後は幸せだったんだろうな、とか、今ならなんとなくわかります。思い起こせばどちらも最後は笑って死んでたよね。
「幸せになりたい」とずっと思っていたけどそれは贅沢な話で、今は、「幸せに思える人になりたい」と思うようになりました。
そういえばイエモンの天国旅行の歌詞で「笑いながら死ぬことなんて僕にはできないから」っていうのがあったな。あのフレーズがなんかすごく好きなんだよね。いや好きじゃないか。今の私は、最後は笑いながら死ぬのが夢です。

未だ34万人の方が避難生活中ということです。

今日はとても寒いです。どうか避難されている皆様は身体を大事になさってください。そして少しでも早く平穏な暮らしに戻れますように。少しでも悲しみが癒えますように。早く春になりますように。

タイトルとURLをコピーしました