先週に引き続き近藤正臣さんがゲストのラジとばです♪
あの渋くて変わらない声を聞いてるだけで昔を思い出す。幸せだなあ(加山雄三口調で)
京「明日はバレンタインデーのお返しのホワイトデーですね。ホワイトデーなんてねえ、個人的にはないですねー(バレンタインはいっぱいもらったでしょ?/笑)さ、目の前には憧れの方がいらっしゃるので、胸の中がドキドキして正直ホワイトデーなんかどうでもいいっていう気持ちなんですが(笑)・・・あれ!近藤正臣さん!」
近「あれ!京本政樹くん!」
何この小芝居(爆)
二人とも可愛すぎて、というか子供みたいなマサキに近藤さんが付き合ってくれててすごくほのぼのします。二人ともノリがいいところ似てるからなー。
京「近藤さん、お願いしますよー(笑)結城真吾みたいな感じでお願いします(笑)あの、近藤さん、ホワイトデーってご存知ですか?」
近「ホワイトデーってね、雪が降るでしょ。真っ白になるでしょ。・・・あなたは来ない。またそれかよー!!(ノリツッコミだ/爆)」
京「近藤さん、2週に渡って来ていただいてありがとうございます。今週もよろしくお願いします」
近「よろしくお願いします」
「いちじょぉー」ってモノマネでOPトークをしめるマサキ^^;
というかモリケンにはじまり、京本さんモノマネ似過ぎててどっちが本物かわからないことあるんだけど(笑)
京「今週のゲストは私がずっと憧れてきた、柔道一直線から、大人のドラマにたくさん出られて、憧れの近藤正臣さんです!」
近「近藤正臣です!」
京「近藤さん、2週きてくださってありがとうございます」
近「やーこちらこそこちらこそ。・・・え、なんでありがたいんだっけ?(笑)」
京「2週来てくださって(笑)」
近「そうそうそうそう!」
京「近藤さん、失礼なんですけどおいくつになられました?」
近「あたくし、74歳ですね。あなたは50を超えてみえるんでしょ?」
京「ボクは57歳になりました」
近「あ、歳取るもんだね!」
京「あの時17歳だった青年が、あれから40年」
近藤さん74歳!?私が子供の頃リアルタイムで見てたドラマでも既に50代だったのか。。。京本さんもそうだけど、かっこいい俳優さんって観てるほうからすると年齢とかどうでもよくなっちゃうよね。
近「でもまああと10年経っても67でしょ?そこからあと8年経たなきゃ今の僕の年齢にならないんだ」
京「例えば、逆にお聞きしますけど、ボクの年齢の時、57、8の時の近藤さんって、役者としてどんなことを考えてらっしゃいましたか?」
近「あんまり考えてなかったのかもしれませんね。というより50過ぎたくらいから、与えられた仕事の中で二の線とか三の線とかあるけど、そういうのがつまらなくなっちゃってたのはたしか」
京「50代くらいの、ちょうどボクくらいの時ですよね?それで、先週も言いましたけど、ボクが主演の『アーバンポリス』というドラマで」
近「それね、ロケでしょ?弾着がね」
京「そうそう!弾着!思い出してくれましたか!」
近「徐々に思い出してきた。2週間目に思い出しましたね」
京「(笑)」
近「そうなると、何がどうだったか明らかになってきました。弾着が破裂しました、胸で。そこは防弾チョッキ着てるんですが、その時に弾着の火花っていうか粉、煙硝が目に入ったんですよ。目医者行った!」
近藤さんの記憶がリアルタイムで蘇って来ています(笑)
京「そうなんですよ。それで、怪我して帰ってこられて、スタッフが大騒ぎしてて、ボクが、近藤さん大丈夫ですか!?って言ったら、『大丈夫だぁ。。。』って」
近「あのね、そこがちょっと違うと思うんだよね!」
京「本当なんですって!!」
近「大丈夫じゃなかったんだもん、病院行ったんだから!あれがあなたのデビューとされる作品じゃないでしょ?」
京「いえいえいえ!全然全然!あれはもう40いくつになってましたから」
近「そうだよねえ!俺もつい最近の話のように思えてきたから」
京「そうです、12年くらい前の話です」
近「はい。わかった、ごめんなさい!すっかり忘れてた」
京「1週間経って思い出していただけました(笑)」
近「はい、すこーしずつ記憶が蘇ってきてます」
これホント、ファンだから覚えてるんだよね。京本ファンの私らがつい最近のことのように覚えてる内容、京本さんご本人は数ヶ月前のことでも全然覚えてないことあるし。
京「じゃあ、多分必殺が終わった直後くらいに、『なんでも一番館』っていうクイズ番組」
近「あなたどうしてそういうなんでも覚えてたりなんかして」
京「だって司会ですよ、近藤さん!うつみ宮土理さんと」
近「・・・!大阪です!!」
今めっちゃ思い出したらしい(笑)
京「それボクレギュラーですよ」
近「枝雀さんいませんでした?」
京「いましたいました!」
近「・・・・・・あなたいました!!」
京「いたでしょ?(笑)」
近「あなたいました!ごめんなさい!ごめん(笑)あ、そうだねえー!」
京「それで、まだ前髪垂れてる頃の近藤さんの横にボクがいて、レギュラーですよ」
近「あーそうです!」
京「それで、『京本くぅん』(モノマネ)って言って」
近「言わない!京本くん↓♪と、こう言います」
京「京本くぅん、京本くん↓違いますね(笑)それでトランプマジックを鮮やかにやるのを見せていただいたり」
近「あーはいはい。あなたこんなに僕に話しかけることなかったよね」
京「ボク、もしかしたら一言二言、多分ご挨拶だけだったと思います。多分緊張してたんです。本番映ってからジョーク喋ったりはしたと思いますけど、近藤さんの楽屋に行ってこんな風に喋るなんてことはなかったと思います。
近「あ、そういう記憶はたしかにないですね」
京「ボクの中でもないです。じゃあ、ちょっと昔話に戻ってもいいですか?近藤さんのね」
さっきからずっと昔話のような気がしますがスルーしておきます。
京「近藤さんは、柔道一直線に出られる前は結構長いんですよね?」
近「まあ7、8年、10年目くらいですねえ。もう27、8ですね」
京「27、8で高校生役をやってた」
近「ふっふっふ、、、余計なことを(笑)」
京「近藤さん、大丈夫ですよ。ボク、49歳の時に中学生の役やってますから(笑)」←高校生だよ!
近「負けた!」
京「その時心の中で勝ったなって思ってました(笑)合ってなかったんですけどね(笑)でも近藤さんは高校生役がすごく合ってて」
近「あなたっていうのはね、とにかくね、僕が知ってるあなたっていうのはね、いつも顔が綺麗すぎる!顔が綺麗なのってさ、長くやってると、自分の顔に飽きてこないか?」
京「まあ、ほぼほぼ飽きてますねえ(笑)」
近「いやいや無理して飽きなくていいんだけど(笑)」
京「や、どうしていこうかなあって」
近「あなた、詳しくは知らないけどお子さんがジャニーズ入ってらっしゃるんでしょ?てことは息子さんももう立派な一人前だ。でもあなたにそんな一人前の息子さんがいるっていう感じがしない。あなたそういう日常的な感じがしないじゃない」
京「でも自分では出してるつもりなんですけどね」
近「もっとだね。ひょっとしたら今のあなたの歳から、もう少し経ったら、ちゃんちゃんこ着なさいなんて馬鹿なこと言われるようになってさ、還暦なんてものは、人生50年から10年も経ってるんだからさ。そろそろ生き様とか、ひょっとしたら死に様なんてものも考えるようになって、なんか急に疲れるんだよ」
京「それはやっぱりボクの年齢くらいからですか?」
近「多分そう。それ大事だと思うの。60前くらいから、それでもまだまだ生きるんだから」
京「近藤正臣さんっていえば、もう何やっても超二枚目だったじゃないですか。それを、ちょっととってみようと」
近「ていうのが50過ぎたくらいから始まってましたけど、それこそ50になったら髪の毛なんて染めないやってなって。白髪があったんだよね、俺。それで3cmくらい伸びた時に、全部黒い毛を切っちゃって、一夜で白髪になって」
京「それで短くされたんですね!なるほど!」
近「そうです。それでバーンと短髪になって。ていうことになって、ちょっとええええ!って混乱をきたした人もいたみたいだけど」
京「あ、ボク混乱しました」
近「つまり、人が老いていくっていうのも、力がなくなるっていう変化と、老いて歳を重ねてきたっていう良さと、その両方ができればさ、その歳その歳の生き様ができるんだろうっていう気がする」
京「それって、こういう話を近藤さんとできるってすごく嬉しいんですけど、近藤さんをお呼びしたいお呼びしたいってすごくスタッフに言ってて。こういう話を聞きたかったんですよ!やっぱりある時の境ってあるわけじゃないですか。役者としてもそうだし」
近「そうですね、あるかもしれない。わからずに通り過ぎて、自然体で歳をとっていく人もいるかもしれない」
京「さっき近藤さんがボクに私生活が見え無さ過ぎるって仰ってましたけど、近藤さんもボクからするとすごく私生活が見えにくい方だったんですね」
近「まあそうかもしれないですね(笑)」
京「だって結婚なさってるのか子供さんいらっしゃるのか、おいくつなのか。。。いつ見ても近藤正臣さん!って方だったんですよ。それが、今現在活躍なさってる近藤さんを見ると、それが180度違うっていうか!いろんな顔を見せられてるじゃないですか」
近「うーん、なんでも来い、よ。なんでも来いって言っちゃ偉そうだけど(笑)私にできる範囲ならなんでもやりますよっていう、これひけらかしてるわけでもなんでもなくて、そういう風になっちゃうんだよ。歳取るだろ?腰痛くなってさ、速く走れないだろ?目がもう少し大きかったのに、もう目蓋が重くなってきたりさ。肌にシミができたり、いろんなことが起きてくる。それは全部俺なんだからもう。だからしょうがないっていうか、ほらね、こんな僕で良かったらどうぞっていう」
京「風になっていかれたんですね!」
近「なっていっちゃったんだね。そうなっていこうと意識もしましたよ」
京「それは今日、ボクいただいていっちゃっていいですね?例えば役者としてとか、人間としての切り替えの時期とか。終(つい)に向けてとか」
やー深いなあ。。。近藤さんのファンの方々も最初は当然戸惑ったでしょうね。でもそれが今すごく自然な形で、とてもかっこいい二枚目の青年、私が見てた時は既に中年の年齢だけど気障で素敵でミステリアスで、でも今は180度違うけどやっぱり素敵なお爺ちゃんになられてて。今は本当に、これが今の近藤正臣という人っていう感じで私も自然に受け入れている。大成功の歳の重ね方ですよね。
それをいうと、老いとはまた違うけど、京本さんも、ファンにしてみれば、その時その時で、色々変わって、というか変えてらっしゃったよね。それこそ、二十代のアイドル的な京本政樹と、三十代の癖のある京本政樹と、今は今で、若々しくバラエティで活躍しながらも時代劇の舞台や映画でその年齢ならではの貫禄を見せる俳優、これも京本政樹。
たくさんの、いろんなタイプの二枚目俳優さんがいらっしゃるけど、ずっとミステリアスな二枚目を演じる方って、ある意味で少ないと思うんですよね。私の中では、近藤正臣、田村正和、京本政樹くらいしか思い浮かびません(笑)
でもそれはそれで、すごく立派なジャンルを確立していて、他に追随を許さないジャンルというか。なかなか多くの人に実現できるカテゴリではないと思うんです。それこそ、「その人」にしか出せない色じゃないですか。京本さんが、普通のお父さん役をやりたいって何年も前から結構仰ってたけど、お父さん役はいっぱいいるけど、京本政樹のような役ができる人は他にいないんだ!っていつもファン仲間の人たちと言ってましたね。
近藤さんのお話を聴いて、京本さんは何を考えられたでしょうか。これからどんな京本政樹がいるのか、ずっと変わらない京本政樹か、がらっと変わった京本政樹か、または今までもそうだけど見る度に変わる京本政樹か、どうなるかわかりませんが、いろんな可能性があってとても楽しみです。あ、美剣士はまだ観たいけどね(笑)
京「今は郡上のほうに?」
近「はい、岐阜県の郡上八幡ていうところに小屋があって、ちょっとそこに行って遊んでみたり」
京「行っていいですか?☆」
近「今年からね、ちょっと滞在時間が短いと思うんだけど、来年からはね」
京「じゃ、来年行っていいですか?☆」
近「ああいいよ♪じゃ、それがちょうどよく夏だったら、こんな上手い鮎がいるのかよ!っていうくらい上手い鮎を釣って食わせてあげられるから」
京「ホントですか?☆もうーここに来ていただけて本当によかった><じゃ、ちょっとお知らせさせていただきますね。今、『真田丸』絶賛大ヒット中ですね!それと今年の12月、東宝系の映画『海賊と呼ばれた男』が公開予定と。あの、百田さんの原作ですよね?」
近「百田さんの。そうそうそう」
京「岡田准一くんとか、綾瀬はるかさんとか、吉岡くんとかが出てらっしゃる。近藤さん、長年共演したりお付き合いさせていただいてた割には、あまり話すことのなかったことなどを、ボクのラジオで語らせていただきましたし、近藤さんに先輩としてのお話を聴かせていただくことができました。最後に、近藤さんからボクに一言いただけませんか?京本、こうあるべきだとか」
近「いやーあなたがどうあるべきだとか言わないよー!」
京「お願いします!お願いします!」
近「多分、あなたは持ち続けると思うから言う必要もないと思うけど、その歳々の好奇心は必ず持ってて!!対象はなんでもいいです」
京「ありがとうございます。その言葉、大事にさせていただきます!」
近「(笑)」
京「あはは(笑)」
それ!すごくいい言葉いただきましたね!なんか、近藤さんの一言がここに集約されてる気がします。近藤さんの役者として、人間としてのあり方はこうだし、京本さんのあり方は必ずしも全く同じものではないですよねきっと。だから、こうあるべきというのはないけど、近藤さんが「好奇心を必ず持ってて!」っておっしゃったのが、ホント、十人十色の人たちの生き様の中で、一番共通項になることじゃないでしょうか。
近藤さんと同じく、京本さんもお若い頃からずっと好奇心旺盛な方。いくつになられても好奇心を持ち続けてほしいって、ファンの私から見ても思います。近藤さん、京本さんに素敵なアドバイスありがとうございます!(勝手にお礼)
近「京本さ、なんだかね今日はずっと押されっぱなしで2回のラジオやらせていただいたけどね、今日はここに来て嬉しかったよと一言言っていいか?なんかこんな風に話ができると思わなかったところもあって嬉しかった」
京「そんな風に言っていただいて、ボク今涙出そうなんですけど」
近「嬉しかったよ。ありがとう」
京「ホント感謝しております!ありがとうございます!」
近「ありがとう♪」
京「近藤さん、2週に渡ってありがとうございました。
あーーーなんて素敵なラジオだったんだ゚(゚´Д`゚)゚
私の人生で一番の豪華共演ラジオじゃないだろうか。京本さんも、どんだけ感動したでしょう。子供の頃から見ていた二人の二枚目スターのラジオ共演に、すごくじーんとしてる私がいます。
京本さんも、そして近藤正臣さんも、まだまだ活躍されてるお姿を観たいと思います!
近藤さんが岐阜のお話されてたので思い出したけど、そういえば近藤さんって、長良川を守る会みたいな運動されてたなと。岐阜に別荘?構えられるくらいそこに思い入れがあるんだなあ。そういう好奇心も含めて、近藤さん自身がその人生の集約を現されているんだなと納得できてしまうね。