TVガイドと宇宙船

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業務連絡。Galleryに明石政十郎さまラクガキぶち込んでおきました。らくがきだけど見てね。

というわけで、今日行った店にテレビガイドがあったので買った☆
明石政十郎さまの写真にインタビューつきだー!
やっぱり京本政樹は娯楽時代劇を担う人だと思った。

って、そういえばTwitterで牙狼ファンの方が「宇宙船」にマサキのインタビューが出てるって書いてた気がしたので、そのままホビーコーナーにいったわけですが、、、予想してたのではもうちっと小さいインタビュー記事かなと思って見たら、、、

1ページフルカラーでバラゴさま!!!!o(;>△<)O

うわーんかっこいい!このバラゴさまポーズの手の形がホント素敵だ!!指相変わらずきれいだな!!(怒)
って一番ツボったのが「スカイライダーはリアルタイムで見てないですよ」って当たり前だよね、だって多分マサキがデビューした年くらいだよスカイライダー(爆)
マサキは普通に幼年期に特撮番組を見て育ち、青春ドラマを見て育ち、普通、、いやどこをどうやったらこうなれたんだろう。。。(謎)
まあそれはおいといて、色々特撮ファンから誤解されてるみたいなこと言ってたね。ここ数年色んなところでそれを言ってて、なんか大変だなあーと。
マサキが誤解されるということ自体が、もう特撮というジャンルが孤立しちゃってる証拠かなーという気がしてしまいます。あんな子供番組に京本は夢中なんだろう??みたいな、そういう意味でしょ?きっと。真面目に考えれば、そういう目で見ていた人が「スカルソルジャー」を見たら普通、ビックリするはずなんです。どこをどう見ても子供向けではないから(笑)
でもあんまりそこに突っ込む人がいない。何故??特撮ファンの方々の間では「ガワ」と呼ばれる外身の鎧というかスーツみたいなのしか見てないということでしょうか。
まあそんなに深く考える人はおらず、単純に「京本ってオタクだよね」って言いたいだけの人が多いんじゃないかっていう簡単な話のような気もしますけどね。
京本さんが求めてるのは、深いことを考えず、子供から大人までが、ゴールデンタイムでやってるドラマとかと同じような感覚で見られるような特撮文化ができることだと言ってるのではないかと思うのですが違うでしょうか。
今の段階では、特撮って確かに子供向けってイメージが強い。大人の特撮の牙狼でさえ、もしかしたら、大人としての目線で見ている人はそう多くないかもしれない。
なんだろう、難しいなここら辺は。。。下手すると特撮批判になっちゃうからな。。
まああれです。バットマンを特撮と呼ばないように、ウルトラマンを特撮と呼ばない文化?なんというか、作品そのものというより、作品の浸透具合のような気もするけど。
たとえば、今日本でバットマンにそっくりな作品を作ったとしても恐らく「特撮」って言われると思う。そういうことかな?
日本独特の文化なのかな。多分一度特撮が特撮という「ジャンル」として流行ってしまったことが、ある意味成功でもあり失敗でもあったというんだろうか。一ジャンルの確立としては成功したけど、その分他のジャンルから孤立してしまったというか。
孤立した理由っていうのは、作品そのものの中で、変身しようがしまいが多分関係ないのかなと。それが子供じみてるとかいう次元の話ではない。バットマンっていうのは本当にいい比較対象であり参考になるのだけど、あれを見て、いい大人がこうもりのかぶりものしてるぜ、ウケルわー!って言う人なかなかいないでしょ?え、いる?そういう人は無視します(え)。
ああ、ちょっとわかった。作品というよりどこか商業色が見えるのが日本の特撮?いや、ごめんなさい。バラゴフィギュアとかバラゴフィギュアとかバラゴフィギュアとかとてもお世話になったので、批判するつもりはありません。
が、やっぱりバットマンとの違いはそこかなあ。一度、玩具を一切出さずに一つの映像作品として楽しめる特撮ドラマを作ってみたらいいかと。あ、、すみません。●ンダイさんへの営業妨害になってしまいそうなのでこの辺でやめときますが、、、色々難しいよね。あ、そうか。玩具は子供向けでそれはありとして、やっぱり大人向けの特撮が必要なんだよ!牙狼は半分は成功していると思う。一つのドラマとしてなかなか楽しめたし。日本の特撮も話が感動的だし、すごくいい線いってるはずだと思うんです。多分、変身とか技とかより、ヒューマニズムというか、心理的なところに重きを置いたものが、よりバットマンに近いのかなって。だから、地味に見えて呀ってすごいいいと思うんですよ。あの、マサキが美しすぎるっていうところはおいといてね。それは今の話とはまったく別問題です。私は今真面目に話してるんだ!!(どうした)
だから、変身や技を楽しむのは子供たちのジャンルに任せて、一見地味に見えるけどヒューマニズムを重視した、それで尚且つ特殊撮影技術を用いたすごい映像作品ができればいいんだ!とド素人が簡単に言ってみました(え)
でも真面目にそういうことかなと思う。つまり、見る側の見方に依存する部分もかなり大きいなあと思うのですよ。
話飛ぶようで飛ばないんですが、洋画って誰も知ってる俳優が出てないとしても、すごく惹きこまれませんか?それだけ話を作りこまれてる映画が多いんじゃないかと思います。日本の作品ってけっこう役者に依存するものとか、キャラ萌えのものが多い気がする。好きな役者が出ていない作品を見たらたまたま面白かったとかそういうパターンはあります。
スカルソルジャーって確かにすごく惜しいところまでいってる気がします。子供のためのものではない特撮を目指したところがよくわかりますし、何より主人公がロボットに変身するわけじゃないところが個人的にはすごく好きなんです。で、時代感があるのはしょうがないんですけど、あのスーツ着てること以外は、特撮とかそういうくくりじゃない、普通の「ドラマ」なところ。
でね、京本さんの頭の中がすごい面白いなって思うんですけど、京本さんって、特撮のほうは、すごいハードで難しいものを求めてるのに、時代劇は勧善懲悪系が専門でしょ?そこがすごい不思議というか面白いと思ったんですよ。子供のための特撮と、勧善懲悪の時代劇ってある意味通じるところがあるんだけど。きっと「演じて魅せるための娯楽時代劇」と、「新しい文化として孤立せず浸透させたい特撮」の両極端に立ってるのね。だって、TVガイドと宇宙船の二つのインタビューがね、一見矛盾のように見えるくらい正反対の世界なんですよ。娯楽時代劇を伝えたい京本政樹と、大人のための特撮を作りたい京本政樹。もしかしたら、京本さん自身が鑑賞する上での好みは、本当は痛快娯楽時代劇じゃなくて、黒澤明とかなのかもしれない。それを考えると、「仕事」してるなあって感心してしまうのね。考えすぎ??
矛盾してるように見えるけど、結局時代劇って、子供が見ても面白いし、勧善懲悪でそんなわけないじゃーんとか、絶対主人公は助かるよね、という世界の作品だけど、寧ろ子供よりも大人に受けている。それって、マサキの言う「子供から大人まで楽しめる特撮」のすごいヒントなんじゃない??と。実はマサキが考えてることってぶれてなかったのね。

けど、大人の特撮をやりたかった京本政樹という一人の俳優を、雨宮監督がずっと気にかけていて、あのときのあれを今の時代にやろうよ!って感じに声をかけてくれたことはすごく嬉しい。「京本さん、ダースベイダーって興味ありますか?」っていう監督の漠然とした最初の問いかけから、バラゴさまが誕生して、スピンオフに発展して、京本政樹の一つの大役として完結したことがすごいよね。バラゴさまの完結と同じように、京本政樹の作りたかったものを、時代を超えて具現化してくれたんじゃないかな。ホント友情だなあと思うし、監督と役者の間の駆け引き的なものが見えて、すごく面白いインタビューでした。
まだまだ100%ではないのだろうけど、お二人が奮闘してきた一つの区切りが牙狼と呀っていう作品なんじゃないかという気がします。色々もっと突き詰めて考えてみたいところもあるけど、、、

えーいめんどくせー!(突然嵐を呼ぶ男化)

近いうちに日本版バットマンが生まれますように(え)

あ、そうそう。呀を完結させてくれたことに、「役者冥利に尽きる」って何度も京本さん雨宮監督に感謝してたよね。きっと京本ファンならみんな納得だと思うけど、あの一番の当たり役と言われる組紐屋の竜があの終わり方じゃないですか。きっとあれはご本人が一番ショックだったんじゃないかと思うんだ。だからこそ、高校教師とか、牙狼とか、思いいれのある自分の役を完結できたってことが本当に嬉しかったんだと思う。なんだか自分のことのように嬉しくなってしまいます。。だからね、京本ファンとして思うことは、組紐屋の竜は一番の有名な役ではあるのだろうけど、京本政樹のベストの役ではないっていうことなんだ。。もっともっといい演技の約、もっともっといいエピソードの役がはいくらでもあるんだってそう言ってみたくなります。まあね、そこがファンとして京本政樹を楽しめる大きなポイントでもあるんだよね。人が知らない京本政樹を楽しめるっていうところと、もっと知ってほしいなーと思う部分と両方あるけど。

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